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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

子実用とうもろこし生産拡大に向けた栽培講習会が行われました。

2022年07月15日 15時57分35秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 涌谷地域農業再生協議会では,国産濃厚飼料として子実用とうもろこしの栽培実証試験の取組みを始めました。子実用とうもろこしは,自給飼料生産による畜産経営の安定化だけでなく,深根性によるほ場の排水性改善や,茎葉のすき込みによる緑肥といった後作への効果も期待されます。

 6月27日に,涌谷地域農業再生協議会主催で,栽培講習会及び現地圃場見学が行われました。

 前半の栽培講習会では,農研機構東北農業研究センター篠遠研究員から子実用とうもろこし栽培に係る他県の情報や排水対策や播種床造成等の播種時の注意事項について講演いただきました。また,畜産試験場から,令和元年度までの試験結果と,それに基づいた令和4年度現地試験の概要について説明しました。後半の現地圃場見学では,4月20日に播種したほ場の生育状況について確認しました。

 普及センターでは,子実用とうもろこしの生産など,省力で高収益な転作作物の導入に向けた支援を行っていきます。

 

 

<問い合わせ先>

涌谷地域農業再生協議会    TEL 0229-43-6910,FAX 0229-42-3042

美里農業改良普及センター TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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JAみやぎ登米花卉部会の菊出荷査定会及び現地検討会が開催されました

2022年07月15日 11時15分24秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 スプレーぎくの出荷最盛期に向けて,令和4年6月16日にJAみやぎ登米花卉部会菊専門部の出荷査定会及び現地検討会が大瀬集出荷場と中田町の栽培施設で開催され,専門部員,市場担当者,関係機関等10名が参加しました。
 出荷査定会はコロナ禍の影響で3年ぶりの開催となり,市場関係者から販売状況や出荷にあたっての留意点について説明を受けるとともに,需要期に向けて計画的な出荷をお願いしたいとの依頼がありました。また,JA担当者からの説明により出荷規格を再確認し,市場が求める採花時の花の開き具合や収穫調製の仕方等について活発に意見交換が行われました。
 現地検討会では近々収穫を迎えるハウスやお盆出荷用のハウスを巡回し,病害虫の発生もなく生育・品質とも良好であることを確認しました。さらに,普及センターから今後の病害虫防除等の栽培管理について情報提供を行いました。
 普及センターでは引き続き産地発展に向けた良品生産への活動支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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南三陸町で「田んぼの生き物観察会」が開催されました。

2022年07月15日 08時40分57秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和4年7月8日,南三陸町入谷地区の新童子下集落において,南三陸町立入谷小学校3・4年生22名を対象とした田んぼの生き物観察会が開催されました。講師には,農業と自然環境が共生できる農村自然環境の復元を目指して活動している「ナマズのがっこう」の三塚事務局長をお迎えしました。三塚氏からは「入谷地区の水田には,環境に大きな影響を与える外来生物であるアメリカザリガニやウシガエルがいません。県内でもとても希少な環境なんですよ。」と入谷地区の自然環境の特徴について説明されました。
 観察会が始まると,子供達は,水田や畦畔・水路にいる昆虫やカエル・イモリ等を採集しました。また,昨年よりタニシが多く見られ,新童子下集落の阿部代表から「みんなが農薬の使い方等も気をつけて,正しく使うようになり,タニシも戻ってきたように思う。」と説明しました。その後の質問・感想の時間には「地元の人達が豊かな環境を作っていることが分かった。」と感想を述べる子供もおり,自分達が住んでいる地域の自然環境の豊かさを再発見したようでした。なお,採集したカエル等は観察会終了後,自然に帰しています。
 観察会終了後,南三陸町産米のおにぎりが児童達に振る舞われました。「お昼に給食も出るから,1人2個までにしなさい!」と言う先生の注意を振り切り,もっと食べようとする子供がいるほど,美味しかったようです。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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志波姫地区環境保全米栽培現地検討会が開催されました

2022年07月15日 08時18分24秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和4年7月7日(木)にJA新みやぎ志波姫有機米栽培協議会が主催する環境保全米栽培現地検討会が開催され,会員約30名が参加しました。最初に,現地ほ場においてJA担当者から耕種概要等の説明を受け,環境保全米ひとめぼれの生育状況を確認しました。続いて,普及センターから,管内の水稲生育状況と今後の栽培管理について説明しました。

 本年は6月上旬の低温により生育がやや遅れていましたが,6月下旬以降の高温により生育は平年並まで回復したこと,また,まもなく幼穂形成期を迎えることから,葉色に応じた追肥の実施,病害虫の適期防除等について指導しました。

 現地検討会に参加した生産者は,環境保全米における食味向上・安定生産に対する決意を新たにしていました。

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9404      FAX:0228-22-6144


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