平成28年2月9日,本吉農業改良普及センター主催による農産加工視察研修を開催し,南三陸町で農産加工に関心のある女性農業者10名が参加しました。
1つめの視察先は,自宅に一室増築して昨年開店し,火・水曜は焼き菓子を,金・土曜は完全予約制でランチを提供している「てから」(栗原市一迫)。訪問時は,開店と同時に焼き菓子を求める客で混み合い,地元の方から愛されている様子がうかがえました。その様子に,豆腐製造業を始めたばかりの参加者から「私たちもこのように地元の方に愛されるお店になりたい」という声が挙がっていました。
2つめは「会席料理丸勝」(栗原市一迫)で,花山御番所とうふを使用した会席料理をいただきました。料理長自らが一品一品説明してくださり,創意工夫に富んだ料理の数々に,熱心な質問が相次ぎました。
3つめは,昼食の会席料理でも使用されていた,花山の湧き水と県内産大豆を原料にした豆腐「花山御番所とうふ」が評判の「山内豆腐店(栗原市花山)」。豆腐の製造について課題を抱えている参加者からの矢継ぎ早の質問に,優しく丁寧にひとつひとつ答えていただき,参加者は「大変参考になった。実際にやってみて,また教えてもらいに来たい」と話していました。
普及センターでは,今後も農山漁村ならではの特性を活かした加工品づくりを支援していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044