平成28年2月4日,南三陸町入谷公民館を会場に,南三陸ねぎ栽培講習会を開催しました。講習会は普及センター職員が講師となり,これまで取り組んできた夏秋どり作型の栽培のポイントや効果的な病害虫防除対策のほか,新たに取り組む越冬初夏どり作型の特徴や注意点について説明しました。併せて,全農みやぎ担当者から,各産地のねぎの出荷状況や,南三陸の産地評価を高めるための戦略について説明がありました。
参加したJA南三陸管内の生産者19名は,説明に熱心に耳を傾け,特に越冬初夏どり作型に関しては,最適な施肥方法や播種時期の質問が出るなど,栽培計画を具体的に検討している様子がうかがえました。この作型は県内ではほとんど例がなく,積雪の少ない三陸沿岸の特徴を活かした栽培方法で,ねぎの流通が少ない時期に出荷することで高単価が期待できます。その分,播種時期や冬期間の管理次第で収量が大きく変動するリスクがあるため,これから取り組む生産者全員が成功できるよう,関係機関と連携しながら支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
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