去る2月8日に平成27年度に取り組んだ普及課題についての報告と仙南地域における今後の普及事業のあり方について検討するために,消費者、関係機関の代表等外部の有識者4名が参加して普及活動の検討会を開催しました。
今回は,今年度完了するプロジェクト課題の中から「①安全な仙南農産物生産による地域農業の再生」「②土地利用型新規設立法人の経営安定化」「③集落営農組織の農業生産法人化」「④地域特産野菜の生産安定化」「⑤繁殖農家の飼養管理技術の向上」の5テーマの課題の活動実績についての説明と,併せて地域普及指導方針(平成28~32年度)及び平成28年度の普及指導計画(案)の概要を説明しました。
参加した委員からは,「集落営農を法人化した場合,収益向上のための作目が適切なのか,専門的な見地から設立時から関わりながらご指導いただきたい」「放射性セシウムの吸収抑制対策について各市町で悩んでいるので,適時ご指導いただきたい。」「イネ中心の法人の所得確保のため機械利用が可能な園芸について指導をお願いしたい」「生産者が農産物の加工で試行錯誤しているので加工のノウハウを普及センターから教えて欲しい」「基本方針に農家の所得向上等の文言がないので記載して欲しい」「水稲直播について農協でも推し進めていきたいので指導・連携をお願いしたい」などの貴重な意見が出されました。
当普及センターでは、地域の現状を踏まえ今回出された意見や要望を参考に、今後も普及活動に取り組んでいきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138