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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成27年度第2回石巻地域普及活動検討会が開催されました。

2016年02月23日 17時13分50秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 普及活動の方法や内容など,今後の普及活動の効率化と効果的な方法を探るため,平成28年1月21日,外部検討委員9名を招き「平成27年度第2回石巻地域普及活動検討会」を開催しました。
 東日本大震災から4年,今回は,本年度で計画期間終了となるNo.2「『がんばろう北上川沿岸地域』津波被災地の地域農業再生」(対象:石巻市大川地区並びに北上地区),並びにNo.4「企業志向農業者の組織経営体育成」(対象:石巻市蛇田・須江地区園芸団地)を中心とした実績検討と,来年度以降の活動計画(案)4課題について検討,忌憚のない御意見をいただきました。
 特に,震災前の沿岸部の農業生産や担い手の状況に詳しい委員からは,

★農地が集まるということは担い手がいないから。
★既存のままで高年齢層が営農再開しているだけでは,あとが大変。
★もともと震災前の平均単収が低い地帯。そこで目標を県平均単収にしても無理があるのでは?
★法人立ち上げ2~3年,新しい取り組みをやればやる程,色々課題が発生してくる。
★経営面積がいきなり大きくなって作業も大変,経営も大変,あとからダメでしたとならないように。
・・・などの御意見の一方で,
☆今後,100ha規模の大農家が出てくる。そういう経営体でのノウハウを確立して水平展開して欲しい。
☆全体的に重いテーマなのに,適切に実施されている。
☆被災地としての経験が全国の皆さんに役立ってもらえるように,HPとかで発信できるような形にまとめて欲しい。
☆沿岸部の組織化は,内陸部と少し違った形の組織化になるのでバックアップ願いたい。
・・・等の力強い激励と期待の言葉もあり,実り多い検討会となりました。
 当普及センターは,今回の検討会の結果を踏まえ,一日も早い震災からの復旧・復興に向けて,今後も活動を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター    地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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石巻市桃生町の西條弘悦氏が緑白綬有功章を受賞しました。

2016年02月23日 17時05分29秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  平成27年11月17日,東京都港区赤坂・石垣記念ホールにて,公益社団法人大日本農会主催の農事功績者表彰式が開催され,石巻市桃生町の西條弘悦氏が緑白綬有功章を受賞されました。同会は,農事改良の奨励または実行上顕著な功績をあげた個人・団体を表彰しており,本年は全国から合計60名が受賞しました。
  西條弘悦氏は,平成5年,大型鉄骨ハウスを建設し,ロックウール栽培による切り花ガーベラを他に先駆けて導入しました。更に仲間とともに「JAいしのまき桃生ガーベラ部会」を立ち上げ,部会長として東日本地区最大のガーベラ産地の育成に尽力されたことが,高く評価されたものです。
 表彰式では,緑白綬有功章の受賞に加え,同会総裁の秋篠宮文仁親王殿下から労いのお言葉を賜り,なお一層のガーベラ産地の拡大に意欲を新たにしていました。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター    地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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蔵王町と丸森町でJA主催のいちじく剪定講習会が開催される

2016年02月23日 16時55分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 2月15日に蔵王町でJAみやぎ仙南蔵王いちじく部会の剪定講習会が開催されました。当日は強風の中でしたが,果実品質を高め,生産量を上げるための剪定方法について活発な議論が交わされました。また,蔵王町は県内一のいちじくの産地ですが,いちじく株枯れ病という定植後5年程度で樹全体が枯れてしまう病害が近年多くなっていることが問題となっています。現在,その効果的な対策の一つに,株枯れ病に強い台木を使用して栽培することが研究報告にあるため,いちじくでは一般に行われない接ぎ木方法についても検討しました。

 2月17日には丸森町大内地区と大張地区の2箇所で剪定講習会が開催されました。丸森町ではJA部会で育成した苗木が新規栽培者等に昨年春に配られているため,この講習会では定植後1・2年の剪定方法がテーマとなりました。毎年安定した収量を得るための生育初期の管理は,定植後数年は樹体づくりのために果実を早期に摘み取ることがポイントになりますが,新規栽培者には果実が実るのに収穫しないことが葛藤のようでした。

 普及センターではいちじくの他,仙南地域特産のりんご,なし,かき,うめなどの果樹栽培の技術向上に向けた支援を引き続き行っていきます。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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大崎地域次世代アグリウーマン研修会を開催しました

2016年02月23日 11時40分38秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成28年2月17日,次世代に活躍する若手女性農業者の育成を目的に,大崎地域次世代アグリウーマン視察研修会を開催しました。
 女性の積極的な経営参画の事例として視察した大崎市岩出山の(有)ジャンボン・メゾンでは,常務取締役のかおり氏より,女性ならではの商品の開発及び売り込み方法についてや,長期的な目標設定の重要性などを学びました。また,農業農村の魅力を活かした起業活動の事例として視察した大崎市岩出山の凜菜・上の家(りんさい・うえのいえ)では,グループ活動を始めた経緯や苦労話等を伺いました。加えて,普及センターからは「農業女子プロジェクト」等について情報提供を行いました。参加者からは,「自分も高い目標を設定して頑張っていきたい」という決意や,普及センターに対しては,「様々な経営体を視察したいので,今後もこのような研修会を開催して欲しい」等の積極的な意見があり,多いに盛り上がりました。普及センターでは若手女性農業者の活動をこれからも支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   
  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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「ねぎ」と「つるむらさき」の生産拡大に向けて!

2016年02月23日 11時14分53秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成28年2月18日にJA仙台宮城支店の蔬菜出荷協議会主催で、「ねぎ」と「つるむらさき」の生産拡大を目的に栽培講習会が開催されました。 
 はじめに、安達会長からは東京の市場から出荷が要望されているとの情報が伝えられ、参加者25名の意欲の盛り上がりが感じられました。
 講習会では普及センターの職員が講師となり、「ねぎ」については生理・生態的特徴をふまえた栽培のポイント並びに普及センターの現地成果等の取組を紹介しました。
 次に、「つるむらさき」については、昨年の反省点を踏まえた栽培の留意事項を主体に説明をしました。
 参加者は、ほ場の輪作体系や有機物施用及びクリーニングクロップの導入など、持続可能な栽培の推進には土壌保全が重要との理解を高めたものと思います。
 普及センターでは今後も野菜栽培への取組の活発化を支援していきます。

 

連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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第2回大崎地域農業改良普及活動検討会を開催

2016年02月23日 09時38分44秒 | その他

  平成28年2月15日,県大崎合同庁舎において,農業者や消費者,市町,農業団体から構成される検討会委員5名の出席のもと,大崎地域の農業者に理解され,効率的で効果の上がる普及指導活動を推進するため,第2回大崎地域農業改良普及活動検討会を開催しました。
 初めに,平成27年度プロジェクト課題活動の実績について,「産地の拡大に向けた加工・業務用野菜の省力化技術の確立」,「優良な水稲種子の安定生産」,「農産加工の販売拡大による所得向上」の3つの課題を中心に全7課題の検討を行い,その後,平成28年度プロジェクト課題活動計画(案)について,新規5課題の検討を行いました。
 委員からは,「野菜栽培の機械化により省力化の成果が出ている。JA等と連携し,定着に向けた取組を望む。」,「TMR(混合飼料)の取組は,WCSや飼料用米等の利用可能性が広がるので大いに期待している。」など多くの御意見をいただきました。
 普及センターでは,今回いただいた御意見を活かしながら,大崎地域の農業・農村の発展に向けて,普及指導活動に取り組んでまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910

 


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