「たまゆら郷蕎麦生産組合」は村田町姥ヶ懐(うばがふところ)地区を中心に廃作の進む葉たばこ跡の畑地を徐々に集積し、そばの栽培を約15haに増やしてきました。新品種「にじゆたか」を導入して3年、更に小麦新品種「あおばの恋」を試作から始めて今8haまで拡大しています。
このような取り組みの進む地場産のそば粉や小麦粉を活用した加工研修会を3月4日に地区公民館で開催しました。
フードコーディネーターの早坂具美子先生から「メニュー・レシピ開発の秘訣」として、「いくらもうけたいのかをはっきり」して「レシピを育てる」ことが大事との指導を受けました。
調理実習では「カリカリチキンのピッツァ」「おやき」「そば粉のガレット」の3品を試作し、地場産小麦粉の自家製うどんを一緒にいただきながら意見交換をしました。
この中で、最も人気の高かったのが「おやき」で美味しさはもちろん、野菜などの煮もの全般を具材に使える自由さや冷凍してストックできる手軽さがうけたようです。
そば組合からも「忘れないうちに作ってみたら?」とか来たるべきイベントの案内とあわせて試作を促すなど乗り気の様子がうかがえました。
普及センターでは今後も地場農産物の生産とあわせ、それを活用した取り組みへの支援を進めてまいります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138
写真1 レシピの説明の様子 , 写真2 そば粉を使用したガレット , 写真3 「地場産小麦粉使用の自家製うどん」と「3品盛り合わせ」