mitumine 夢幻庵日記

夢うつつで過ごしている日々、趣味の絵・旅行・写真・ハイキング・読書などを写真を交えて気ままに記しています。

妻と、森林公園で13.6㎞のウオーキングを楽しんだ

2007-01-25 21:25:20 | 武蔵丘陵森林公園

 

北風が強かったが、寒さはそれ程でもなくまずまず。右写真のetrexの表示のとおり、歩行距離13.6㎞、3時間10分で、休憩を含め4時間35分だった。何時も通り北口から西・中央・南口を経て戻った。

写真左は、etrexのデータをカシミール3Dに読み込み、地図に表示(歩いたコースは紺と赤の線で表示)したもの。

カメラを忘れて写真は撮れなかったが、花の咲き具合は前回(16日)とあまり変わらず、梅・水仙・福寿草の花が少し増えたかなといった感じだった。

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宮台真司 著 「制服少女達の選択」 朝日文庫 を読んだ

2007-01-25 09:59:49 | 読書

社会学者の著者がフィールドワークの調査結果として、’94年に発表したものを文庫化(2006/12)した。

文庫化にあたって、新たな対談と解説を収録していて、これが面白い(勿論表題作も、だが…)。

一編は、「大人になった制服少女達」と題し、著者と当時の援交少女だった3人(中山美里、大泉りか、山崎優子の各氏)のもの。

もう一編は、著者の後に同様のフィールドワークをやった圓田浩二氏と「何が問われ、何が問われなかったのか」と題するもの。

前者の対談で氏は、”何故援交少女を擁護したか”について、次の4点を上げている。第一に、バターナリズム(父性的温情主義)批判。第二に、「まったり革命」として援交少女をとらえられるのではないかということ。第三に、自身が革命を目指し挫折したことから、援交少女の生き方と重なって見えた。第四に、東大助手時代につき合っていた人が援交の経験者だったので、彼女をサポートしてあげたかった。と、云っている。

そして同じ対談で、以上のような理由で、援助交際する女性達の生き方を肯定的にとらえていた。でも、今は間違っていたと思っている。何故かというと援交少女達のその後を観察すると、あまり幸福になっていない例が目立つ(P159)、ということから。

これをとらえて、解説(中森明夫氏)-23頁もある-で宮台真司の転向という題で論じている。これも面白いが、長くなるので省略する。

あの頃は、ダイヤルQ2とかテレクラで援交していたのが、今では、出会い系サイトを通じて業者が参入してきているという。一般にこの業界では規制や取り締まりが厳しくなるほど、売春リスクが高まるので、リスク処理をする非合法の業者が入ってくる(著者と圓田氏との対談-P335-)のだという。

当時通勤途上、電柱に「援助交際希望」という張り紙を見たときのことを思いだした。うん?援助?って何だ?学費が無くて困っている子に、金銭を援助してやるのかな…?と、考えたのだった。女子高生が身体を売るなどとは、考えが及ばなかった。

あの頃、何気なく見過ごしていた現象も、このように学問的にみると、面白い。

 

 

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