映画を観るのは「パラサイト-半地下の家族」(2020年1月)以来2年振り、とても楽しめた。
原作は村上春樹の「女のいない男たち」の中の一編で、5~6年前に読んだが、覚えていない。だが、今日映画を観て筋立ての奥深さに、感心させられた。
脚本家の妻と演出家の夫、とても仲むつまじい夫婦。妻は、「今日お帰りになったらお話したいことがある」と言って夫を送り出したが、夫が帰ってくると、くも膜下出血で事切れていた。妻も夫もお互いに言えない秘密を抱えていたのだ。その秘密が明かされていくのが、この映画の主題となっている、これが面白い。
監督:濱口竜介 出演:西島秀俊、霧島れいか、三浦透子、渡利みさき、岡田将生 他
カンヌ国際映画祭で日本映画としては史上初となる脚本賞を受賞。加えて、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした!(公式ホームページから)。
そして、アカデミー賞の4部門にもノミネートされている。