2013-01-21 20:12:31
ハコモノで権威を誇示しようとすれば政治家は終わり
(※一般論です。)
この一連の経緯を見る限り、三木市は文化振興のために図書館を作りたかったわけではなく、とにかく市役所のまわりに新しいハコモノをどんどん建てて、全く新たなまちの姿を作りたいようにみえますね。
将来的に、金物資料館や美術館も新図書館周辺に配置していけるように、とのことですから、最終的には市役所前に一大拠点が出来上がります。
それこそが市長さんの望む姿なのでしょう。
思い起こせば市長さんは、「ハコモノは作らない」というマニフェストを掲げながら、就任後すぐ、文化会館前に「なんとか資料館?」を建設すると発表して、業界からの強い反対を受け断念せざるをえませんでした。
市役所前に何かハコモノを作る、というのは市長さんの悲願なのだと想像します。
たしかに、ハコモノは政治家の功績の象徴となります。特に業績をあげなくとも「この××は○○市長さんが作った」というのは非常に分かりやすいものです。
もともと、市長さんは2期で三木市長をやめる、と明言しておられましたね。三木市長で終わるつもりではなく、その後は、県政や国政に進出予定だったと伺っています。
しかし、ネームバリューの少ない元・県職員が広域に進出するには大きな実績が必要で、そのために「財政危機宣言」や「分かりやすい一大ハコモノ地帯」が必要なのでしょう。
うがった見方をして申し訳ない。
しかし、なぜ市長さんが市役所前にハコモノを建設することに強い情熱を傾けるのか、こういった理由ぐらいでしか説明できないのです。
三木市は市長さんの踏み台ではありません。
本当に三木市の将来を憂うならば、神戸電鉄の存続は三木市の将来を決定づけると言っていいほどの大きな課題であり、それを全く無視したかのような、新たな三木市の将来像創設には到底承服できません。
今、市場が三木市の将来のにぎわいの場所として選択しているのは、大村地区です。
次々と新しい商業施設が進出を続けています。「市場の選択」を無視したまちづくりなどありえないことです。
大村地区に図書館を建設できれば、現在の公共交通(バス・電車)を最大限に活用できます。
現状のものを活用するだけでは、「現市政の大きな功績」を示すことは難しいかもしれませんが、三木市の将来のために必要な事は何か、真剣に考えていただきたい。
神戸電鉄を失えば、三木市は北播磨唯一の鉄道空白地帯となり、より多くの人口流出を招くでしょう。
三木市のみなさん、まちづくりを全体的な視点でみて、市役所前に図書館を建設する事が本当に正しいのか、今一度考えてみてもらえないでしょうか
コメント有り難うございます。
私も全く同感です。
12月議会では2転3転する政策に危機感を覚え図書館の基本設計は補正予算で議決し、後の実施設計の予算については、再度の議決事項とするため削除を求めた動議を提出し、賛同を求めましたが賛成少数で否決となり補正予算が決定してしまいました。
予算権を持たない教育委員会のありようも考えなければならないと思いますし、強い教育委員会を創らなければ今の状態では、ある意味首長主導にならざるを得ないのではないかと思います。そして、教育委員会の存在を大きく市民に知らしめる事も必要不可欠であると思います。又、私の力不足をお詫び申しあげ、引き続き図書館建設について訴え続けていきたいと考えます。