三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

裁判の結果 勝訴 行政処分の取り消し

2017年09月16日 | 三木市政

昨年から、三木市を相手取り提訴していた裁判の判決が下されました。


主文

1、処分行政庁が平成28年3月8日付で原告に対してなした公文書非公開決定を取り消す

2、被告は原告に対し、金10万円及びこれに対する平成28年7月16日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え

3、原告のその余の請求を棄却する

4、訴訟ひようは、これを3分し、その2を被告の負担とし、その余を原告の負担とする

5、第2項に限り、仮に執行することができる。

 

内容は、三木市長主催の飲み会が発端で理事の逮捕などがありました。

それを受けて、三木市職員倫理審査会が開催され議事録が作成されました。

その後、神戸新聞記者が情報公開請求を行い議事録が公開されましたが、その後、請求した私には公開されませんでした。

三木市役所の公開できない理由は、「公文書の公開を行わない理由そのものが情報公開できない項目に該当するため」でした。


私は、前市政の公権力の乱用に対し、危機感と恐怖を感じていました。

そのような中、情報公開制度をゆがめられたままであり、「市民の知る権利」をないがしろにする市役所の問題を解決しなければ自治の根幹を揺るがしかねないと判断し、最終的な手段である司法の手に委ねました。


結果として、私の主張が認められ三木市が行った行政処分に対し、司法が取り消しを認めた事は非常に価値のあることであり、情報公開制度の在り方が問われた意義のある判決だと考えます。


議員として、そして郷土を愛する者として、諦めることなく愚直に真実と正義を追求し続けることができたのも、多くの皆様のご支援やご協力があっての事だと感謝しています。


この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。

誠にありがとうございました。


最後に、新市長が所信表明で市政の透明性と公平性について表明されていますので、反面教師として今後の組織改革に臨んでいただけることを期待します。



 

 


9月議会 本会議14日 質問と答弁概要(大西秀樹)

2017年09月16日 | 議会

9月14日、私の本会議での質問と答弁概要です。

昨年までは、広報に市全体の借金に対し、

市全体の基金とせず、一般会計だけの基 金を並記し、その他の基金の使われ方が同時に公表されることは無く、市民に誤解 を与えているように感じていました。

この度の広報では、一般会計の市債残高に対し一般会計の基金残高が並記されてお り、なんら違和感無く安心して見ることが出来ましたので、市民にも分かりやすく 説明を求めました。



Q1:市債について、平成17年度から比較した一般会計と企業会計の増減について

A1:一般会計市債残高17年度400億円→28年度市債残高377億円→マイナス23億円
企業会計市債残高17年度319億円→28年度企業会計市債残高225億円→マイナス94億
円(市民病院廃院、下水同整備費の減少により減少)



しかし、残念ながら北播磨医療センター建設に関し三木市分として52億円が上記と
は別に発生していますので、三木市全体としては654億円です。



Q2:基金について、平成17年度から比較した一般会計と企業会計の増減について

A2:一般会計基金残高17年度88億円→28年度基金残高64億円→マイナス24億円
企業会計基金残高17年度22億円→28年度企業会計基金残高18億円→マイナス4億円



Q3:今年度と昨年度までの広報みき9月号掲載の市債残高と基金残高の表記方法 の違いについて


A3:この度の表記方法が内容に統一性があると考えた為




市民病院廃院で水道会計基金から借入をした17億円、土地開発公社基金12億円の廃 止等、会計の流れが不透明で市民に分かりにくい事から市民に分かりやすい財政白 書の検討を要望しました。




三木市には広く情報を伝える、無線式の拡声器つまり同報系無線機の整備がされて いません。


台風などの時は効果が薄れるかもしれませんが、他国からの攻撃や大規模災害時等 には強制的に市民に知らせることが出来ること、日中等は通信機器を持たない子ど も達にも知らせることが出来ます。


Q1:防災対策について、緊急災害時の市民への周知方法と今後の対応について

A1:現在は、携帯やスマホを活用したエリアメール、FM、HP、等で対応して いる。今後、予測困難な緊急且つ重要な情報は同報系防災無線やFMの活用、防災 ラジオを各家庭・学校・事業所に配布する等、三木市の特性に対応した方策を検討する。




緊急防災減災事業債(情報伝達手段の多様化に対応等)が拡充・延長29年~32年度 され、70%の交付税措置が受けられることから優先課題としての検討実現を要望 しました。




Q1:骨髄ドナー助成金について

A:兵庫県の、企業に骨髄ドナーの確保に関する支援制度を円滑に推進し必要とさ れている患者の命を救う為、今後検討していきたいと考えている。


(質問主旨)

全国的な広がりを見せる助成金制度の三木市での創設について
私は、行政が率先してこの制度を創設することによりドナー登録者を増やし、骨髄 を提供しやすい環境をつると共に、尊い命を救う一助にしなければいけないのでは ないかと思います。


この助成金は、骨髄移植を必要とする患者が移植を受けやすくし、提供者となるド ナーを増やす制度です。
骨髄移植を必要としている患者に対して提供者となるドナーは骨髄採取の為に一般 的に3泊4日の入院と数日の通院が必要になるようですが、有給休暇の制度がない方 々は経済的な理由から仕事を休めず実際にドナーとなって移植に至るのは5割から6 割程度になるようです。


他市の制度を拝見しますと一般的には休業した場合、1日2万円を上限として7日間 助成するものが多く、名古屋市ではドナーが勤める事業所にも1日1万円で、上限7 日間が加えられている自治体も見受けられます。


骨髄バンクに問い合わせて頂戴した資料によりますと、

兵庫県でのドナー登録者数は、29年3月31日現在 19240人で、その内、三木市民の 登録者数は約320(318)人でした。

少し古いデーターですが、1992年~2014年(22年間) でドナー登録をしている三 木市民で患者さんに骨髄を提供者した数は16人です。

因みに、この助成金の制度を運用している自治体は兵庫県内はゼロでしたが、お隣 の岡山県は県が一部負担をして全自治体で取り入れられています。

本来であれば、国が主導するべきでありますが、地域が出来る事から始めて、国へ 働きかけることも考えなければならないと思っています。




私もドナー登録をしています。以前、打診がありましたが手術後だったので、協力 することが出来ませんでした。その事が、今でも心残りで仕方ありません。




Q1:市内のヘルパーの現状についてと人材確保に対する取り組みについて


A1:市内事業所等では、現在人員を満たして運営していると聞いているが、 全国平均は全職種の離職率は15%、介護関係の離職率16,7%で全職種の離職率を上 回っており、今後直面する問題に対して積極的に人材確保の手法を検討する。


(質問主旨)

市内の介護士の現状について。
今年度、第3期の三木市地域福祉計画が策定され同時に、社会福祉協議会では第3次 地域福祉活動計画と第1次基盤強化企画が策定されています。
これらは双方が連携・補完・補強する役目を果たしていると書かれています。 その中で、介護員つまりヘルパーの人材不足が懸念されています。


社協職員は261名勤務しており、年齢構成では50歳代が約40%で、その内、入職と 退職は年間30名程度で28年度以降の10年間で37名が定年を迎えられます。
これから、団塊の世代が後期高齢者の75歳以上となる平成37年は2025年問題と呼ば れ、益々介護ニーズが増す中で、担手の人材育成が急務と言われています。
先日、民間事業所の方にもお聞きをしましたが、やはり人材不足で今後益々のヘル パー不足に危機感をいだかれていました。
三木市としても、これらの直面する問題と向き合い、解決していかなければならな いと思います。


本会議

2017年09月11日 | 議会

明日、12日、13日、14日と本会議で質疑及び一般質問が行われます。

12日(10:00~、一人持ち時間90分)➡吉田克典議員〔よつ葉の会〕➡泉雄太議員〔三木新党〕➡中尾司郎〔公政会〕

13日➡内藤博史議員〔公明党〕➡大眉均議員〔日本共産党〕➡板東聖悟議員〔日本共産党〕

14日➡大西秀樹議員〔志公〕➡古田寛明議員〔走政クラブ〕➡岸本和也議員〔みき未来の会〕

各議員の質問事項は➡http://www2.city.miki.lg.jp/miki.nsf/image/1028D978B9C360154925784900034E43/$FILE/H29.09%E8%B3%AA%E5%95%8F.pdf

 

私の質問事項➡

一般質問1 平成 28 年度決算見 込みの概要(市債と 基金について)

(1)市債について(平成 17 年度~)〈一般会計と企業会計の増減〉

(2)基金について(平成 17 年度~)〈一般会計と企業会計の増減〉

(3) 昨年度の「広報みき9月号」市債の残高及び基金の状況の表記方 法の違い

一般質問2 防災対策について、 緊急災害時の市民への周知方法の現状と今後の対策について

一般質問3 骨髄ドナー助成金に ついて、 全国的な広がりを見せる助成金制度の本市での創設について

一般質問4 市内の介護士の現状 (充足率)について 、社協や民間事業所の介護士(ヘルパー)についての現状と人材確保に ついて

 


10月オープン

2017年09月02日 | 三木市事業

予てから議会でも問題点を追及して参りましたが、前市長が議会の多数の賛同を得て可決された、10月にオープン予定の

「総合体育館」建設費15億4千万円(設計費別)と

「多世代交流拠点」設計費500万円・建設費11900万円の現場視察に行ってまいりました。


100条委員会

2017年09月02日 | 議会

昨日、本会議終了後13:30から前三木市長主催の幹部慰労会問題に関する調査特別委員会(100条委員会)が開催されました。


証人喚問はまだです。

事務手続きについての協議が行われました。


①議会から市に対して書類などの提出を求めていましたので、書類の確認が行われました。

 1月3日、「嘘の内容」が記載された「広報みき別冊」発行に関する稟議書(伺書)は存在しませんでした。➡文書不存在の回答有


②喚問する者の追加及び確認

③喚問の順序

④共通の質問事項の修正及び確認

⑤その他

次回の第4回100条委員会は、9月25日議会運営委員会(14:00~)終了後に開催されます。

 


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