「市民の声」さまへ。
何時も建設的なご意見や真実の提供有難う御座います。
私の勉強不足もあり提供頂く真実に追いついていないのが現状で反省することばかりです。
ご案内の「暴走する地方自治」は興味があり最近購入しました。(まだ、読んでいませんが)
最近特に見られる手法で大衆迎合(ポピュリズム)を非常にうまく演出して民意をもてあそんでいるように何時も感じています。
文面でもありました「薮本劇場」については、まったく正反対の素材を時と場合によって姑息に使い分けている点。極端な表現、財政危機宣言・百年に一度・まったなし・等。勝手な言い回しで市民を誤解させる手法を広報やHPを最大限活用し職員を総動員して行っていることに怒りを覚えずにはおれません。
私が何時も皆さんにお話しするのは、今の財政状況がこのまま続くことはなく、必ず近いうちに大きなしっぺ返しがきますと。
それは、もちろん財政的にもですが一番の危機はそれを乗り越えることが出来る職員不足するからです。
市民は職員バッシングと議員バッシングには理解を示される場合が多いと思います。しかし、今のように考えることをせず、言われたことだけを行うような体制では役所の機能が果たせなくなるからです。
適材適所で機能してパブリックを行える真の職員が市民から預かった税金の正しい運営を行うのに指示を出されたことだけしか出来ないようになってしまってからでは取り返しがつきません。
皆さんは、「つぶれかけの銀行」と「安定して勢いがあり配当のいい銀行」があったら貯金をするのは後者ですよね。
「市民の声」さんの仰るように安定せず、勢いの無いところに人は集まりません。
勢いや安定については、長期にわたるビジョンを正確に打ち出しまじめに継続して積み重ねること。
そして適材適所で責任を持って自己完結できる職員とでチーム一丸となって前進すること。
それを三木市のブランドとして継続した発信を行うことだと思います。
(今の政策では、財政危機といいながら片方ではどんどん投資をするような有様ですから辻褄も合いませんし、行き当たりばったりですから継続性もありません。
そんな役所は信用不安を招くばかりです。)
勝ち組、負け組みのお話もまったく同感です。
今の三木市の政策は内向きの政策。つまり選挙で勝ち続けることを前提での政策です。ということは選挙権を持つ市民にとって心地いい響きの政策を行えばいいということです。
ですから、市外の人間を敵に回しても一向に構わないのでしょうね。例えば知事や神戸電鉄などです。
本来、リーダーは人間関係を持って組織を守る為に外部の組織と調和を図り、主張するものだと思っています。始から敵ではありません。
そんな内向きな政治では成長が見込めないばかりか外部からも相手にされなくなって当然だと思います。
世界がそうであるように、今はパイの奪い合いですし時代の流れを見据えて人の動きを観察してマーケティングしなければなりません。
ブログでも以前に書いたと思いますが、今の三木市はガラパゴス携帯と同じ運命をたどるとおもいます。
ガラ携は日本市場の特異性から日本独自の進化を遂げましたが、世界標準とは程遠いものとなり世界との競走から負けてしまいました。
ガラ携の表現は世界の動き、標準からはじかれた日本の状況です。
もう1点、ゆで蛙はじわじわと鍋のなかで水の状態から熱していくと、熱くなっているのに気付く事無く茹で上がってしまいます。
それは、市政の情報を歪曲した表現で広報等を続けることにより、正常な感覚が麻痺して、気付いた時には既に手遅れ。という事態ならないようにしなければいけないと言う思いから危機感を持ってお伝えしています。
世界との競争に参加する前から負ける事無く、独自のブランド力を持って時代の流れを制します。それに勝ち残っていく為には必ず人財が必要です。