水戸梅日記

水戸・いばらき

人は、なぜ約束の時間に遅れるのか

2010-09-22 | 読んだ本
人は、,なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書) 人は、,なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2010-08-17

 

 何気なく読み始めたのですが、

 取り上げるテーマが身近で面白く

 

 日常の様々な思い込みを、「そういえば、そうかも!」

 という感じで、軽~く覆していただきました。

  

 

 約束に遅れるのは、だらしないからではなく

 その前の行動を分析していくことで、対処が可能。

  

  → ある人がとる行動については、原因は一つではなく

   複数あると考えることが、『行動の思考術』。 

   

  

 血液型は、A型はこう、B型はこう、という思い込みが

 それぞれの行動を強化し、それが更に、その思い込みを強める。

  

  → 日常的に自分や他人の行動に名札(レッテル)をつけるのは、

   それによって、納得できたり、他者から同意が得られるから。

 

 

 傘を忘れるのは、忘れるという行動が起こったのではなく

 持って行くという行動が起こらなかったため。

  

  → 傘を忘れるのは、記憶力や注意力の問題ではない。

   持って行くという行動を起こさせる随伴性が必要。

   

      

 著者によると、人が公衆マナーを守れなくなったことも、

 災害から逃げ遅れてしまうことも、「視考」できるとのこと。    

 

 

 政策立案にあたっても、使えそうな本だと思いました。

 例えば、「なぜ、中心市街地に人が集まらなくなったのか」とか。

 

 人々の「行動の視考」し、「行動の随伴性を強化」できるか、

 が、ポイントになります。(←言うのは、簡単。)

 

 

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