佐川文庫
2010-08-24 | 水戸
「佐川文庫」は、1984-93年まで水戸市長をつとめた
故佐川一信さんのメモリアルホール。
3万冊の蔵書と1万枚のCDがあります。
ゆったりした時間が流れる、隠れ家的な場所です。
佐川一信 追悼集
身近な方から
有名な方まで
80名を超える方の
『記憶』を通して
本人の人柄と時代の空気が
伝わってきました。
水戸市民であることを
誇りに思える一冊だと思います。
佐川文庫
ここで勉強したら頭がよくなりそうな気がしました。
確かに車じゃないと行けないのが・・・残念なところです。
どんな生活をするか、を大事にしていた佐川市長時代の建物を回ってみたいと思いました。
仕事に疲れた時に読むと、気持が復活します。
広辞苑のように厚い本。
皆さんの故人への思いがあふれた本であると同時に、
文化行政にかかわる人にとっても
多くの示唆に富んだよきテキストであると思います。
私もこの本の厚さ(熱さ)にびっくりしました。
歴史に、もし、はないと言いますが、なんか、無念な気持ちでいっぱいになりました。
芸術館ができた時に、月明かりの下で、お酒を飲んでいたと言う話を聞いたことがあります。(本当かどうかはわかりませんが。)
芸術館以外の建物にも是非行ってみたいと思いました。
私も地方、中央ともに政治にがっかりすることがあると「もし」「~たら」を何度も考えてしまいます。
月の話はわからないのですが
よくカフェにおひとりでいらっしゃって
カウンターごしに外を眺めているお姿を覚えています。雪の日にコンサートのチケットを皆さんに交じって並んで購入されていたこともありました。
この本を私費を投じて作られた吉田光男さんに
5冊ほど譲っていただき、事あるごとに若い人たちに貸し出しています。
私自身、その理念の何割理解しているか怪しいものですが、こうした高邁な精神を持った方が自分の街にいらしたことを少しでも次の世代に繋げていければと思います。
佐川市長時代にたてられた建築では吉田五十八建築賞を取っている円形ドーム型の西部図書館が好きです。
この本には前の出雲市長の文章もありましたが、確かこの方も木の校舎にこだわるなど、コストより、長い目で見た、そこで学ぶ子ども達への経験の与え方というか、そういったものを大事にする方だったと記憶しています。
自分の現在の実績には直結しなくても、後で「あれって愛だったんだ~」と気がつくような政策を実行できるってすごいですよね。
私も若い人たちに読んでもらいたいと思います。
ただ、実際に自分を振り返ると、この歳で、いまこの状態でいいのだろうかと思ってしまうのですが。
西部図書館、まだ行ったことないのです。
近いうちに行ってみたいと思います。
そしてなんだかしつこくってすみません。
景観を守るために
好文亭の近くに建てられるマンション建設の撤回に動いた話とか…
当たり前に思っている風景も守られていたのだなぁと…
そう、愛を感じますよね。
「人ひとりの力って凄い!」と改めて思います。
その意志の枝葉の中に、日々の仕事や生活があるわけで。
そして…これだけは言いたいこと。
umekoさんの愛と発信力も凄いっ!
皆さんにたくさん言われていると思いますが、
私もいつも(勝手に)たくさんのものをいただいてますよ~。
ありがとうございます。
長々失礼いたしました。
(そういう意味ではやはりすごいと思うのが芸術館です。)
先日読んだ本に、「仕事を通して自分が流れ出る」(だったかな?)といった記述があり、少しでもおろそかにしちゃうと、それはもう取り返しがつかないことにまでなっちゃうんだーと思いました。だから意志は大事です!!
後半の部分、ありがとうございました!!
(恥かしいですが、うれしいです。)
でも、反省することは多い・・・んです。身近な人に必要な言葉とか、届けてないかも。(素直になれないことが情けなかったりします。)