水戸梅日記

水戸・いばらき

「かかわり」のファシリテーション

2010-09-09 | 読んだ本

Fa 「かかわり」の

 ファシリテーション

 

 副題は、

 ~世界をつくり・かえる技術~

 

 コモンズブックレットの

 2冊目です。

 

 

 著者は、徳田太郎さん。

 1冊目(NPOの会議、こうすればうまくいく)と同じ、です。

  

 

 耳にする機会が確実に増えていると

 思われる「ファシリテーション」という言葉。

 

 年間120日以上を、ファシリテーションのセミナー等に

 費やしている徳田さんが、その本質に迫っています。

 

 学識経験者や哲学者の考えをたくさん紹介しつつ、

 丁寧に説明してくれるので、分かりやすいです。

 

 

 紹介されていた言葉のひとつが、

 サティシュ・クマールの言葉。 

  

    「仕事は義務ではなく、責務でもない。

    私たちは自らの仕事を行うものですらない。

 

    私たちが仕事を行うのではなく、

    仕事は私たちを通じて流れ出す。」

 

 

 この“自然”を彷彿とさせる言葉から

 到達した境地が・・・、

 

     「私がファシリテーションするのではなく

     ファシリテーションが私を通じて流れ出す」 

 

 

 また、面白い!と思ったのが、

 オルフェウス室内管弦楽団の『オルフェウス・プロセス』

 

 唯一絶対のリーダーは存在せず、

 自由な意見交換をしながら、作り上げていく方法。 

 

 リーダーが存在した方が、

 はるかに早く完成するのですが(3倍の時間がかかる)

 

 更なる高みを目指すため、

 この方法を30年以上続けているそうです。

 

  

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