水戸梅日記

水戸・いばらき

国東半島芸術祭

2014-11-30 | 県外

国東半島芸術祭(10月4日~11月30日)を巡るツアーに参加。

総合ディレクターの山出淳也さんの案内という贅沢な内容です。

      

会場となったのは、豊後高田市、国東市という

大分県でも過疎・高齢化の最も進む地域。

      

ディレクターを引き受けるにあたり、行政に提案したのは、

来場者数を目標にしないことや作品の数を絞り込むこと。

  

  

半島の歴史や文化を案内してくれるのが、おせっ隊の方々。

信頼関係を築き、現代アートを理解するには3年かかったそう・・・。

   

  

「千燈プロジェクト」は、登山からスタート。

アニミズム、神道、仏教などが集合した独特の文化について学びます。

   

      

国東半島の精神的支柱ともなっている神聖な場所であり

現代アートを持って来ることには、反対も多かったそう。

  

外国人アーティスト(アントニー・ゴームリー)が製作した鉄像。

重さ630キロ。左右は谷という、もの凄く足場の悪い場所にあります。

    

  

設置作業は、最初、自衛隊のヘリコプタ―で始めたものの

あまりにも危険な作業で中止、不可能と言われたそうですが・・

  

地元のシイタケ農家の方が、自分たちならできる!といって

経験やアイディアを持ち寄り、設置していました。

   

  

お寺の方に、護摩を焚いていただき、

この芸術祭についての話も伺うことができました。

   

  

夕方、向かったのは」真玉プロジェクト。

夕日がキレイな海岸沿いにある、旧縫製工場が会場。

  

  

マイクロソフトのCMでも有名なチームラボの作品。

毎月、国東半島に咲く花を、5分ずつ、1時間で紹介。

  

花に近づくと、咲いて、もっと近づくと、散って。

いつまでもそこにいたいと思いました。

  

  

レジデンスプロジェクトも見学。

「希望の原理」は、使われなくなった旧町役場と民家が会場。

  

 

旧町役場には作品と作品ではないものが混在。

(書架には、拾ってきた虫の死骸なども・・・。)

   

  

元民家をリノベーションしたコミュニティハウスが作品。

ここでは、エイジングコーヒーもいただけました。

  

  

全部は回れませんでしたが、現代アートと地域にの関係について

いろいろと考えさせられる芸術祭でした。

  

  

コメント (2)
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