「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

ぶどう畑のお手伝い⑥

2011年08月18日 | 山梨のぶどうの丘で

日曜日は、 山梨県 の韮崎市穂坂地区で醸造用ぶどうづくりのお手伝いに行ってきた。

これは、穂坂甲州ぶどう倶楽部のイベントで、高齢化でワインの原料となる甲州種の生産者が不足しつつある現状を鑑み、都市部の方にぶどうの栽培やワイン醸造の現場を体験し理解を深めてもらうことで、この地のぶどう・ワインづくりを元気にしたいというもの。

地場産業を活かしつつ外部の人に来てもらって地域を元気にしたいという趣旨にも共感できるし、これまで関わってきた 山梨市牧丘地区での生食用ぶどうの栽培との様々な違いについても知り、山梨のぶどう栽培、ワイン造り、地域活性化により関わりたいと思い、参加してみた。

ワインといえば勝沼周辺、ぶどうといえば甲府盆地と思っていたが、このあたりは南アルプスを望む茅ヶ岳の南西側の裾野に日当たりとの良い台地が広がり、ぶどうやリンゴの栽培が盛んなようだ。なだらかな斜面の畑からは、眺めが素晴らしい。

作業は、ぶどう栽培40年という農家の方に教えてもらいながら、ベリーAにカサをつけて行く作業。見た目を重視する生食用の単価が高いので、どうしてもそちらの作業を優先せざるを得ず、結果的に見た目はあまり重要視されない醸造用はなかなか手が回らなくなること、糖度が1度違うと買い取り価格がキロ当たり10円くらい違うこと、醸造メーカーの買い取り希望時期に応じて作業計画を立てていること等、興味深いお話を伺う。

作業をしていて感じたのは、ふだんやっている牧丘での生食用ぶどうは、粒抜き・袋かけなど、ホントに手間が掛けられているんだ、ということと、ぶどうが色づく時は、下から順に・・・とかではなく、一つの房の中でもまだらに粒が色づいていくということ(牧丘では袋がかかっているので分からなかった)。

栽培現場が分かると、ぶどうもワインも、より一層美味しく頂ける気がする。次回も南アルプスを望む畑で作業ができるのが楽しみ。

 

 


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。