「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

アンニャ・ライト SLOHAS トーク&ライブ

2008年06月05日 | Slow Life
アンニャ・ライト SLOHAS トーク&ライブ@沖縄大学
6/3は、沖縄大学で、「環境文化論講座」として、アンニャのトーク&ライブを行いました。

まずは、タスマニアの森の映像から。26年前、ダム開発に反対して森を守った人たちは、当時投獄されたりもしたけれど、今ではその森がエコツアーのメッカとなり、地域に収入と持続的発展をもたらしたとして尊敬されているそうです。私たちも、目先の豊かさにとらわれず、子ども達世代の将来を見据え、持続的に豊かな文化を創っていこうと呼びかけました。

また、エクアドルでは、コンポストトイレや太陽熱による調理器など、自然の恵みを活かしてシンプルでも豊かな暮らしが実現できている例を紹介。LOHASブームの中で消費を煽られている風潮があるけれど、新たなモノを買わなくても、身近な自然や人とのつながりを大切にすることで、持続可能で豊かな暮らしができるという”SLOHAS”の考え方を披露しました。

これはもちろん、経済的豊かさを測るGNPよりも、精神的な満足度を測るGNH(国民総幸福)を大事にしようということにつながります。

そのためには、もう一つの豊かさ、新たなライフスタイルを創造すること。既存のシステムにNOを突きつけるのはエネルギーが要るけど、NOという代わりに、こうすればカネやモノを使わなくても快適、こうやれば自然の恵みが感じられるという新たな喜びをつくっていこう。

その意味で、一人一人が、山火事に一人でも立ち向かって嘴からしずくを垂らすハチドリになろう、というアンニャのメッセージ。多くの来場者の共感を呼んだのではないかと思います。

アンニャ・ライト in おきなわ

2008年06月04日 | Slow Life
マレーシアやタスマニアなどでエコ活動をしてきた、歌手のアンニャ・ライトを沖縄に招いて、イベントを行いました。

6/2(月)は、環境にまつわる幅広いテーマについて、気軽な雰囲気の中で、ゲストも来場者も気軽に「ゆんたく(=おしゃべり)」しましょうという第3回エコCafe。アンニャの他に、世界と日本を旅した末に、沖縄で民間の観光案内所を立ち上げた中村圭一郎さんをゲストに迎えました。

アンニャは、オーストラリアの森の映像を見せながら、ダム開発から森を守った結果、その森がエコツアーのメッカとなり、地域には収入を、来訪者には自然から得るエネルギーを与えることができた例を紹介。

さらには、エクアドルの森で、コンポストトイレや太陽熱による調理器など、自然の恵みを活かしてシンプルでも豊かな暮らしを体験するツアーに触れ、このようなツアーを通じて、モノに囲まれた普段の生活を見直すことにもなると語り掛けました。

中村さんは、オーストラリアのカンガルー島の映像を通じ、エコツアーを通じて地域の自然や文化を守ること、その沖縄での可能性などを話されました。また海人の写真集カレンダーを旧暦で作ったことを紹介、海人の暮らしの中には自然の移ろいをより的確に表す旧暦が今でも生きていて、季節を感じて生きることや自然と結びついた文化を守ることの大切さを語ってくれました。

最後は、山火事で他の動物たちが逃げる中、くちばしで水をポトリと落とし続けたハチドリの話をアンニャが紹介。温暖化という地球全体の火事に際して、一人一人ができることをやっていこうと、ハチドリの唄を17人の参加者みんなで歌いました。

フェアトレード店をやっている方から、環境について何をしていいかわからないという方までいましたが、
<身近な自然や人とのつながりを大切に生きることで心の豊かさが得られる>
<だから、一人一人ができることを少しずつでもやっていこう>
というメッセージは、多くの人の心に響いたようでした。

アンニャや中村さんの話に勇気付けられたという人も多く、Cafeのあとの食事会も盛り上がりました。

水俣で、命を紡いで暮らす ②

2008年06月01日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
命のテーマから少し外れるが、一年ぶりに温泉に入った。
しかも、温泉番付で鹿児島県No.1に選ばれた湯川内温泉

出水の山奥にひっそりとたたずむ温泉宿で、湯治に訪れる人も絶えないようだ。
温泉旅館の建物も歴史を感じさせ、なんとなく情緒がある。

風呂場は、中庭上と下に一つずつ。温度が38度くらいと温く、豊富に湧き出ているため、かけ流しの温い湯にじっくりと使っていく人が多いためか、木造のこじんまりとした浴室は、自然と地元客と会話が弾む。

沖縄にいたこの一年、温泉には縁が無かったが、久々に入り、身も心も温かくなった。