福井に来てからずーっと気になっていたのですが、市街地を車で走っていると、●●餅店と書かれた店が多く目につきます。あまり、これまで訪れた町では、ここまで目にすることはありませんでした。周りの方に聞くと、とくに、あべかわ餅が美味しい、という店が何軒かあるようです。
調べてみると、関西や北陸では、土用の丑の日に餅を食べ、精をつけて夏を乗り切ろうという「土用餅」という習慣があるようで、京都や金沢では、土用餅=あんころ餅、ですが、福井では土用餅=あべかわ餅だそうです。http://www.tenseihonpo.com/gourmet/sweets/201107_abekawamochi.html
先日、市内を車で走りながら、名高い店のあべかわ餅を食べ比べてみました。
上が、足羽山に近い林餅店のあべかわ餅(10個370円)、原材料は福井産のものに拘っています。黒蜜ときな粉は自分で混ぜるようになっていて、昔ながらのお餅、という味がしました。
下は、職場にも近い梅野餅店のあべかわ餅(10個450円)。お餅はとても柔らかかったです。黒蜜ときな粉もよく絡んでいました。
どうやら、お餅屋さんの話によると、桃の節句などの際は餅を近所に配った他、子供の成長の節目や、結婚など、家庭の一大行事の際は餅を食べる風習が福井にはあるようです。
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