「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

安曇野の風景③

2010年07月16日 | 素晴らしき旅の記憶
安曇野に行った時の日記に戻ります。

有名な大王わさび農場に行きました。見渡す限り一面のワサビ田で、ワサビソフトはもちろん、ワサビ入りコロッケやワサビ煎餅など、数々のワサビグッズが売られています。

わさびは、水温13度に保たれてる清水が流れるところで生えるらしく、ワサビ田の水に足を浸せるところがあったので靴下を脱いで水に入ってみたら、冷たくて気持ちいい!と思ったのも束の間、すぐに足がかじかんでしまいました。こういうキンとした冷たさの中で、あのピリッと利くワサビが育つんですね。間近にワサビの生育状況を見ることもあまりないので、砂利の中にこんなに根を何本も伸ばして・・・というのが観察できておもしろい体験でした。

ちなみに、なんで「大王わさび農場」という偉そうな名前が付いているんだろうと思っていましたが、大陸系の大和朝廷に対し、地元民を守るために立ち上がった土着の王様で八面大王という方がいたんだそうな。

最終的には大和朝廷に征服されましたが、あまりにも強力だったので、生き返るのを恐れて八つ裂きにされて葬られたとのこと。なので、耳●、鼻●、首塚、など、体の部位にまつわる地名がこの辺は多いそう。

大王わさび農場周辺にも、体の一部が眠っているらしく、農場の一部に彼を祀った神社等もありました。安曇野一帯に、彼にちなんだ地名が残っていることから、余程慕われ、かつ影響力のあった人だったんでしょうね。そんな歴史に思いをはせて散策するのも楽しいものです

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