「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

なぜ福井ではあべかわ餅をよく食べるのか

2013年03月09日 | 福井の「なるほど」

福井に来てからずーっと気になっていたのですが、市街地を車で走っていると、●●餅店と書かれた店が多く目につきます。あまり、これまで訪れた町では、ここまで目にすることはありませんでした。周りの方に聞くと、とくに、あべかわ餅が美味しい、という店が何軒かあるようです。

調べてみると、関西や北陸では、土用の丑の日に餅を食べ、精をつけて夏を乗り切ろうという「土用餅」という習慣があるようで、京都や金沢では、土用餅=あんころ餅、ですが、福井では土用餅=あべかわ餅だそうです。http://www.tenseihonpo.com/gourmet/sweets/201107_abekawamochi.html

先日、市内を車で走りながら、名高い店のあべかわ餅を食べ比べてみました。

 上が、足羽山に近い林餅店のあべかわ餅(10個370円)、原材料は福井産のものに拘っています。黒蜜ときな粉は自分で混ぜるようになっていて、昔ながらのお餅、という味がしました。

下は、職場にも近い梅野餅店のあべかわ餅(10個450円)。お餅はとても柔らかかったです。黒蜜ときな粉もよく絡んでいました。

どうやら、お餅屋さんの話によると、桃の節句などの際は餅を近所に配った他、子供の成長の節目や、結婚など、家庭の一大行事の際は餅を食べる風習が福井にはあるようです。