7月の3連休、暑い盛りはぶどうの育成も盛んなようで、お手伝いに行ってきました。
2週間前のぶどうより随分と粒が大きくなったぶどうですが、この時期、奥に入り込んでしまった粒や小さい粒を中心に、多すぎる粒を間引く「粒抜き」という作業を行います。その後、病気や農薬から守る袋かけを行うまで、農作業はかなり忙しいようです。
ハサミを手に、かなり大きくなったぶどうの房から、いくつかの粒を間引くのですが、どれを間引くかというのはかなり考え込んでしまいます。明らかに奥に入り込んで、このまま大きくなると周りに押しつぶされて破裂しそうなやつ、明らかに他よりも生育が悪いやつなどは、よいのですが、少し込み合っているようだからもう少し間引いた方がよいかな、でもどれを間引こうかな、と考えているとなかなか進みません。
ハサミを手に、どれを切ろうか、ヘアデザイナーになったように首をかしげている自分に気づいて、思わず苦笑いしてしまいます。
それでも、青い空の下、緑の山々を見ながら自然の中で作業するのは、暑いけど気分がよいです。時々吹く、ぶどうの丘を渡る風や、時々姿を見せる富士山の頂きを見ると、さわやかな気分になれます。
そして、作業の後は、山の上から甲府盆地を一望に見下ろせるほったらかし温泉に行きました。今まで名前はよく聞いていたけど・・・言ってみてその評判のほどが分かりました。広い湯船に雄大な景色、富士山と御坂山塊にかこまれた甲府盆地を見下ろして程よい暑さのお湯につかっていると、疲れを忘れます。
もちろん、そのあとのビールと地元のブドウで作ったワインも美味しく頂きました。