「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

白神山地

2007年06月14日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
去年の秋田県側の白神山地散策に続き、
今年は青森県側の白神山地エコツアーに参加。

まずは、青森から海沿いの町・鯵ヶ沢を経由して
白神自然学校一ツ森校へ。

こちらも、農山村によくありがちな、廃校となった
小学校の校舎を利用して、
地域のNPOがエコツアーの拠点として運営しているもの。

廃校は、去年の秋田側のエコツアーのほか、
岩手の森と風のがっこう、大鹿村のエコツーリズムの宿、「延齢草」など、何度も訪れている。
それだけ、地域の人々の想いが重なっている場所なのだろう。

一服して、近くの山に分け入る。
登山道らしき道も無いブナ林の中の藪をずんずん突き進む。
結構急なアップダウンを片道2時間くらい、結構歩く。

展望が開けるわけでもないし、
特別な名所があるわけでもなく、
人気の無い大自然を満喫、という感じ。

「エコツアーなんだから観光客が簡単にくるようなところではない、
 なかなかこれない大自然の中を歩こう」というのがコンセプトらしいが、
一緒に参加した72歳のおじいさんは、口も利けないくらい参っていた。

先頭がズンズン進むので、迷子にならないよう私が立ち止まって
遅れがちなおじいさんの補助役という感じに自然になった。
こっちも進むばかりでなく、周りの風景をのんびり感じたいしね。

そうしたら、おじいさんに命の恩人のようにえらく感謝された。
これが一番のいい思い出。