「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

おぢかアイランドツーリズム、第9回グリーンツーリズム大賞受賞!

2012年01月30日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

毎日新聞社が主催する、第9回グリーンツーリズム大賞に、長崎県・小値賀島のおぢかアイランドツーリズムが選ばれたようです。

http://otonaojika.exblog.jp/17630885/

小値賀島といえば、半農半漁の島の暮らしを体験する民泊が人気で、数々の賞を取ったり、アメリカの教育旅行の人気目的地になっていたりと、その取り組みは近年目覚ましいものがあります。

私も一昨年に訪れて、体験させていただきましたが、自然と人の魅力があふれ、小さな島に沢山の魅力と興味深い点が詰まっていました。(その時の様子はこちら↓)

http://blog.goo.ne.jp/misho260_1973/e/0df748257af6ab193188fa8966732d2b

今回の受賞は、その小値賀島の新しい、大人向けの、今までよりもゆったりと、高級感あふれる旅として打ち出された、古民家ステイ・古民家レストランなど、題して「小値賀を暮らす大人の旅」です。ホームページからして、今までと雰囲気が変わり、ぐっとシックで、落ち着いた感じになっています。(http://ojika-stay.jp/)

私が訪れた2年前、「新たな客層に訴える新たな魅力として、この夏から始めたい」とおっしゃっていたプロジェクトが軌道に乗り、このような実績を早速納めているのですね。

民泊の成功に浮かれることなく、次々と新たな島旅の魅力を開発し、さらにそれも名誉ある賞を受賞するまでのものに育ててしまう・・・その企画力、スタッフの皆さまの取り組みに脱帽です。

そのようなところで自分が働いていたら・・・とつい想像したくなっちゃいますね^^;

 

 

 

 

 

 

 


里山みかんプロジェクト

2011年12月29日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
週末、たまたま時間が空いたので、小田原の耕作放棄地でみかんを栽培している里山みかんプロジェクト(http://satoyama.kuno-style.com/)の収穫のお手伝いに行ってきました。
 
ここは、もともと、ある有志団体が耕作放棄されたみかん園を支援しようと活動していたようですが、その団体も「放棄」してしまったために、ひょんなことからその活動に関わっていた今の代表者が引き継ぐ形で、5年前から、月に数回通って世話をしているようです。
 
農業の門外漢だったこともあり、どうせやるなら他の人と違うことをやろうということで、農薬や除草剤を使わずに栽培しているとのこと。野菜ほどまめな世話は必要ないが、夏の草刈はタイヘンとのことです。獲れたみかんは、本格的に出荷して稼いでいるわけではなく、ネットで広報して、レジャーがてらみかん狩りして持ち帰ってもらう。、というのがメインのようです。農園の小屋には、使い古された木箱や、大きさを揃えるための道具も。
 

今年は震災の影響もあり、これまで主要顧客だった、健康に関心が高い、無農薬農産物を選ぶお客さまが、かえって放射線の影響を懸念して懸念したからか、お客さんが全然来なくて、みかんを廃棄していたこともあったようです。ただ、年末、どなたかがツイッターでつぶやいたら、みかん狩り希望者が急にどっと増えたらしく、そのおかげで、私たちが行った時は、みかんの木にまばらに実が見えているくらいで、

「すみませんが、収穫に来てもらったのに、みかんががほとんどないんです・・・。あるみかんを採り尽くし、昨日採ったものも持ち帰ってくださいね」と、申し訳なさそうに言われました。
 

しかし、実際に高枝ばさみや脚立を使い、高いところや奥のほう、葉の影などに残されたみかんの採り尽くし作業を始めたところ、思ったよりすぐにかごがいっぱいになります。みかんの木って、ほんとに「たわわ」に実をつけるんですね。もうかなり獲り尽くされているので、簡単に採れるようなところには実は残されていません。なので、探しながら苦労して獲るのが・・・結構「宝探し」のようで夢中になります。一個だけ枝先に残っているのを発見すると、何とかして獲ってやろうという執念も生じて・・・^^;

もちろん、好きなだけ食べながら作業してOK.むかしながらの、酸味と甘みの強いみかんの味がします。無農薬だから、みかんの木が生命力を十全に発揮して実をつけるのでしょうね。この日は、私の他、男性二人組、おばさま3人組、家族連れ1組の9人でした。温州みかんは年内に全部収穫してしまわないと、霜にあたって悪くなってしまうそうで、最後には本当に実が残っていないくらいまで採り尽くしました。結局、3時間ほど作業して、この木箱に7,8箱のみかんが採れました。沢山お土産も頂き、みかんに囲まれた年越しができそうです。
 
場所は、小田原駅からもバスと徒歩で20,30分でアクセスでき、相模湾が眺められる気持ちの良い丘。気軽に農作業を体験するのによい場所です。一方で、以前関わった有志団体が放棄してしまった、という痕跡も残っています。「継続して関わること」の重要性も感じました。

 

富士見にて

2011年11月21日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

知人に誘われて、長野県富士見町に行ってきました。以前も同僚に誘われて森づくりに行ったことがあり、八ヶ岳を望む自然の恵みとアクセスの良さなどから、もっと深く知りたいと思っていました。

お邪魔したのは、御射里の会という地域を元気にする活動をしている方々のグループ。お手伝いの後収穫祭に参加するはずが、雨ふりだったために、お手伝いもせずにいきなり飲み会に参加させていただきました・・・。

印象的だったのは、以下の3つ。

1.皆さんオープンで、積極的に新しいことに取り組む気概があること。我々のような部外者をおおらかに会合に受け入れてくださるのもそうですが、耕作放棄地にブルーベリーを植えたり、羊を飼ったりしてコミュニティガーデンを作ったり、ウォーキングガイドを作成しようとしたり、いろいろなことに取り組んでおられます。

 (羊と赤いルバーブ)

この辺りは、1200年前の古文書に記録の残る歴史ある地域のようですが、その中でもこの集落は、真っ先に水道を引いたり、集落の史書編纂に取り組んだりと、新しいことに積極的に取り組む人々だったようです。

 

でも、いつの頃からか、足を引っ張り合うようになっちゃったんだよなー」、「昔は、生きるために皆で何とかしなきゃというまとまりがあったんだけど・・・」と自戒を込めたように、されどさらっと話をしてくれたのも印象的です。

 

2.言うばかりでなく、自ら情報収集をして、行動に移していること。

皆さん、お忙しいさなかを縫って、様々な地域の活動に積極的に取り組んでおられます。いろいろな助成金や補助金募集情報を見つけ、応募しては徐々に活動を広げ、仲間を広げ・・・。時には、身を切ることもあるでしょうし、意見の対立もあると思うのですが、それでも長く続けていらっるのは、地域への愛着や、その地域を何とか良くしたいという責任感があるからでしょうか。

そんな話を聞きながら、昔NPOに関わっていた時は、積極的にカネも仕事も自分で作り出そうとする姿勢を学んだのに、段々と目の前の忙しさや家庭の事情を言い訳にして、いつしか会社に寄りかかりそうになっている自分に改めて気づきました。

やはり、1.にも通じますが、リスクをとってでも、自らの道は自らなんとかする、そのために行動し続けることが大事なんだと改めて感じました。

3.それから、なんといっても、雄大な八ヶ岳を望む畑の風景や、テーブルに並ぶ自然の恵みを堪能し、元気をもらいました!凍らせたブルーベリーの蜂蜜がけ、シカ肉のカレー、赤いルバーブのジャム、すぐ近くのビオトープから獲ってきて作った鯉こく、山ゴボウやキュウリの古漬けなど、地元の美味しいものがテーブルにたくさん並びます。「こんなうまいもん食えて最高」と地元の方々もおっしゃっていましたが、自然の豊かさを改めて感じ、私も元気をもらいました。

美味しい食べ物と、刺激的なお話と、壮大な景色を堪能し、元気をいただきました。この恵みをいただいた皆さんに感謝します。

 

 


しごと塾さいはら

2011年08月21日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

最近は週末ごとに 山梨に通っていますが、 山梨県のいちばん 東京寄りの上野原でも、最近、マチとムラとの交流、地域活性化の取り組みがなされていると聞いて気になっていました。そんな折、「しごと塾さいはら」のイベントの案内を頂いたので、この週末に行ってみました。

西原地区は、中央線上野原駅から車で40分くらい山奥に入ったところにある、人口750人くらいの山間の集落です。ここでは、近年、地域活性化のNPOも立ち上がり、移住してきた若者や、びりゅう館という、食事やそば打ち体験もできる観光交流館に勤める外部の方などとともに、名産のそばや田舎体験をウリに人に来てもらおうと頑張っているようです。

しごと塾さいはら」は、 都市と農村の交流を学ぶ人たちが、西原の取組みを聞きに訪れた際に、ここに継続的に関わりたいと昨年から自主的に立ち上げた会で、そばづくりや、じゃがいもづくりをしながら、地域の人たちとの交流をしているようです。

山の緑の間に、家と畑がコンパクトに広がる西原では、先週じゃがいもを掘ったという畑に溝を掘り、そばの実を15cm間隔で15粒くらいずつ、捲いていきました。結構山が近くまで迫っているので、イノシシやクマにやられる畑もあるようで、これが無事に育つかドキドキです。

お昼は、びりゅう館自慢の天ざるそば。季節の野菜の天ぷら、特産の刺身コンニャク、漬物もついて、850円はお得感たっぷり!すぐ隣の水車で朝挽いたという蕎麦も食べ甲斐がありました。

あいにくの雨で午後の散策はできなかったけど、その後も、地域の方のお話を伺ったり、地元産の野菜を頂いたりと、山里でのんびりしました。

しごと塾さいはら」は、このような活動を始めて1年ほどとのことですが、キーになる地元の方との関係も築けつつあるようで、今後の発展が楽しみです。

 

 

 

 


ケセンのふゆみず田んぼ復興

2011年07月26日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

ゴールデンウイークに環境文化NGOナマケモノ倶楽部(http://www.sloth.gr.jp/top/top.html)の仲間とガレキの片付けに行った気仙沼のふゆみず田んぼについて、久しぶりに当時の仲間と同窓会をやって、少し前に現地に行った仲間の映像により、その後の様子を知ることができました。

5月初めには、まだ車や流された家のほか、トタンやコンクリ片が至る所に落ちていた田んぼ(当初の様子はこちらhttp://chinomori.exblog.jp/13961086/)ですが、私が帰るころには見違えるようにきれいになっていました(http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/275?YEAR=2011&MONTH=5&DAY=6)。

その後、6月にはいよいよ田植えが行われ、一時は津波でめちゃくちゃにされてダメかと思われた小中学生の田んぼがよみがえり、以前のように裸足で駆け回る子供たちの姿が見られたそうです。(http://chinomori.exblog.jp/13744530/)

そして、田植えから一月以上たった7月半ば過ぎの映像を先週末に見せてもらったけど、田んぼに稲が青々と茂り、まるで津波直後の風景が想像できないほど、復興しています。改めて、自然の回復力の強さ・生命力のたくましさを感じます。

その後、私自身は現地に足を運べていませんが、現在の様子がどうなっているのか、直接自分の目でも確かめたいと思っています。

また、震災をきっかけにご縁を頂いた、気仙沼の冬水田んぼや、一緒に作業をした仲間とのれ「つながり」も得られました。

共に作業した日々が終わりだから終わりではなく、このような仲間ともとつながっていたいと考えています。

 

 

 


しまのがっこう 沖永良部

2011年06月27日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
かごしま・島交流の会が主催する、しまのがっこう・沖永良部に参加しました。

これは、島出身者と島好きが集まり、島について学びながら、島を元気にしようという会合のようです。

私は、地域活性化という点と、琉球文化とヤマト文化を色濃く残す奄美諸島に興味があり、参加しました。

参加したのは、沖永良部出身で東京に暮らす若者や年配者、島好きの人など、30人くらいで、地理や歴史、食べ物や風俗について学びました。

歴史の時間は、島に幽閉されているときに、敬天愛人の思想を残した西郷隆盛について学びました。明治維新期の偉人たちの中でも、坂本龍馬同様人気の高い西郷どんですが、その人気は、徹底した庶民目線や私信のなさに由来するようで、西郷さんの思想こそ今の時代に必要と教えを説くグループ(「敬天愛人フォーラム21」)もあるようです。

何と言っても印象深かったのは、老若男女の島出身者が語る「島への想い」と言えます。東京に出てきて数十年、という方も、このような集まりに出ていらして、島のことを語る時に万感の思いを米らているようですし、30代半ばとみられる若い方は、いつか島に帰って島を元気にしたい、というアツい思いをまっすぐに話してくれます。

黒糖焼酎をいただきながら、自分の生まれた地域への熱い思いを持つことと、そのような同郷人のネットワークがあることを羨ましく思いました。

横浜出身で故郷も近いし、同郷人もたくさん周りにいるはずなのに、自分が帰るべきコミュニティは何とも心もとないです。

むしろ、自分の努力で、そのような地域と人とのコミュニティを創りだしていきたいです。

山梨のおススメスポットを発見

2011年06月06日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
「ぶどうの丘」田畑の楽校に行った際、「また行きたい!」と思えるおススメスポットを発見したのでおすそ分けします。

まずは、援農作業のあとに汗を流しに行った市営の鼓川温泉
果樹園が広がる丘の裾野から、少し坂を上った高台にあり、
周りは白樺の林が、正面にはブドウ畑や山並みの緑が見え、開放感があります。

内湯と外湯一つずつですが、外湯は源泉かけ流し100%。しかも、温度がちょうどよく、ゆったりと長湯してしまいそう。泉質もヌルヌルとしてナトリウムが豊富な感じ。

湯上りには、こんにゃくや果実ジャム、1升瓶のブドウジュースなど、地元のお土産も買えます。

あと、帰り際に行った、塩山駅北口のNPOが営む談話室コロボックル。こじんまりとした住宅街のカフェですが、人が集まる空間の提供を通じたまちづくりや、耕作放棄地を利用した震災被災者への食料支援等、さまざまな活動の拠点となれば、と各種のイベントを行っています。

もちろん、喫茶店自体も居心地の良い空間と美味しいネルドリップのコーヒーを提供してくれます。

私のように、久しぶりにふらっと現れた参加者にも、「みんなの都合もあるだろうから、しょっちゅう来なくてもいいけど、何年かぶりにでもまた来てくれたらうれしいな」と温かく迎えてくれる農園のご主人と同じく、また訪れたいというところがみつかってちょっと嬉しいです。

がんばろう福島!新緑の里で田植え

2011年05月30日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
週末、福島県奥会津の昭和村へ田植えに行ってきました。昭和村は、からむしという植物の繊維でできた織物の里で、その原料となるからむしの本州唯一の産地です。山奥にあるので、東京から約4時間、人口1400人、高齢化率55%という過疎の村です。

以前、ナマケモノ倶楽部のMLへ投稿された記事を見たのと、沖縄のNPOでお手伝いをしている時、「宮古上布の織物体験施設を作るので織物の研修制度がある昭和村のことを調べてくれ」と言われたことがあったので、なんとなく昭和村に行ってみたいと思っていました。さらに、「地震や原発の風評被害に苦しむ今こそ、福島へ行ってみよう」という思いもあり、参加しました。

昭和村では、交流体験活動を通して地域活性化を図るNPO苧麻倶楽部が活動しており、今回参加したのは、同倶楽部による、地域での農や暮らしを支える人=「コミュニティ・ファーマー」を養成しようというプログラムでした。

やはり、過疎化や高齢化で元気をなくしている地域には、集落の農作業や、伝統行事、結いを支える人材が必要だと感じます。そこで、農的暮らしに興味のある都市の人たちに来てもらい、村の人と一緒に、畑作業や伝統行事などを行うことで、地域の基盤を支える人材を育てよう、交流を通して村を元気にさせよう、というのがこのプログラムです。

同じような山梨の山村地域を応援している身としては、理念に共感が持てましたし、どのように他地域は集客し、いかに活動を活性化させていくかも興味深いと思いました。

久しぶりの田植えは、皆で一列に並んで、新緑とカエルの声に挟まれて手植えで行いました。土の感触や鳥のさえずりなど、都会では埋没している五感が働き、リフレッシュすることができました。

夜の交流会や田植え作業には、地元の方もご参加くださいました。地域の人と外部から来た人でNPO組織を作り、その組織(=苧麻倶楽部)を受け皿として様々な事業に取り組んでいること、そうやって村に入った若者だけでなく、織物研修などで地元にいた若い人や地元の前向きな人へと活動が広がっていること・・・等を感じました。

今回昭和村に行って、自然の美しさや、自然と寄り添って生きる人々の暮らしを見て、改めて自然や地域とのつながりの中で暮らす魅力を感じました。その実現のために今何ができるのか、引き続き考えていきます。











新緑の梅ヶ島でお茶と自然の恵みを満喫

2011年05月11日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
連休最後の土日は、隠れ茶を守る会(http://blog.goo.ne.jp/kakurecha)と東京農大による、静岡の梅ヶ島での茶摘み&トレッキングに参加しました。

梅ヶ島は、がんばっている有機の茶農家を守ろうという「隠れ茶を守る会」とのご縁から、これで3,4回目になりますが、毎回のように、豊かな森や温泉の恵みも感じられるし、お茶についての新たな発見や人との出会いというお楽しみをいただいています。

今回は、まず茶摘み。寒さのために例年より新芽の出が遅かったので、比較的伸びているところで摘ませてもらいます。刈り込まれた茶畑の茶より、生垣代わりに片隅に植えられ、手入れもされていない木から摘まれた茶葉は、ワイルドで力強い味するとも聞きます。

その後、お茶農家さんが個人で営む製茶工場を見せてもらいながら、農家さんにお話を伺います。今では、ほとんどが共同組合の工場で製茶されるために、様々な品質のお茶がブレンドされてしまいますが、個人の工場ではその心配がなく、一つのお茶の味そのものが味わえるようで、そこの農家のお茶が飲みたい!という根強いファンや、自分の茶を自家用に、という地元の茶農家にも支持されているようです。茶業の苦労話の今昔や息子さんに後を継いでほしいというざっくばらんな地元農家の話を伺えてよかったです。

次に、山の上の集落で文化的景観とも言えるすり鉢状に茶畑が広がる独特の風景を見たあと、

蒸したお茶の葉をホットプレートで根気強く焙煎する体験。90秒ほどレンジで蒸した茶葉を、ホットプレートで熱しながら手でもんでいくこと30分…ただの葉っぱが「お茶」になるのを見届けるのはなかなか達成感が味わえます。

次の日は、新緑の中をハイキングして、阿部の大滝へ。

美味しい空気とマイナスイオンを満喫、充実した休日でした。

福島県相馬市の友人にご支援をお願いします

2011年03月28日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
「NPOえがおつなげて」でご一緒した福島の友人(大石さん)
が、相馬市で極限の状況で奮闘しています。多くの遺体も腐りかけている悲惨な状況の中で、介護施設の職員もいなくなって残された人たちのお世話を必死にやっています。

ぜひ皆さまのご支援をお願いします。↓

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■相馬市の今の状況について

市内は、比較的、沿岸部に比べてよいが、家は傾き、道路はでこぼこになっている状況。

地震後10日以上経過し、あまりにも多い遺体が腐りかけているような悲惨な状況。

介護施設に暮らす老人は、介護する施設側の人が、施設からかなり逃げてしまったため、マンパワーがなく、体力が弱って死にかけている人もでてきているような状況。

一方で、赤ちゃんを含むこどもたちは、ほぼ遠方に避難した状況。
原発の正確な情報があまりなく(放射線量等について、タイムリーに市役所から伝わってこない)住民が不安を抱えて暮らしている状況。

■生活物資等の状況について。

電気○ 水道○ ガス○ テレビ○
パソコンインターネット×
携帯TEL△(つながったりつながらなかったりの状態、ただし携帯メールはOK)
ガソリン×or△ 灯油×or△
5時間ほどガソリンスタンドに並んで、10Lを買っている状況とのこと。

食糧○、
ただし、放射能汚染かもしれない地元の野菜は食べたくないので、缶詰をほしいとのこと。

水○
ただし、隣村の飯館村は、水が飲めないので、飯館村の水がほしいとのこと。

衣料○、ただし大人の下着類は、×
また、赤ちゃん用グッズは、ほぼ赤ちゃんは、市外に退去したので、今はあまり必要ない。

人的パワー×
米などの食糧物資はあるが、介護、病院等の調理をしてくれる人が全く足りない。

金×
市内に残っている人々に仕事がなく、稼ぎがないので、介護施設を手伝ってもらった人に、なるべくお金を払いたい、とのこと。


■以下に、現在、支援を必要とするものを整理します。

大人用下着をたくさん (男、女、サイズいろいろ)
缶詰の食品
お金
施設で食事を調理してくれるボランテイア
ガソリン、灯油・・・ただし、これは送れないので、お金を送って買ってもらいます。

■また、もし、介護施設の調理等を手伝ってもらえるボランテイアの人がいたら、是非、来てほしいとのことです。ボランテイアの人の宿泊できる場所を、今確保しているとのことです。

次回、支援する際は、上記のものを大石さんに送りたいと思います。
ちなみに、送った支援物資は、市内中心部までは、宅急便が届くようになったので、そこまでは宅急便で送り、そこまで大石さんに取りに来てもらうことにしました。

もちろん、お金は、大石さん指定の銀行口座に振り込みます。
特に、大石さんが支援の中で強調していたのは、ガソリンとお金でした。私も、そうだろうと思います。

大石さん自身、原発の脅威にさらされながら、地域の多数の介護施設等のサポートに走り回っているようでした。その様子に、ほんとうに頭が下がりました。

是非、みなさん、サポートください。
より多くの支援金を送ってあげたいと思います。


■えがおつなげて募金

銀行名: 山梨中央銀行
支店名:武川(ムカワ)支店
口座番号:普通109742
口座名:トクヒ)えがおつなげてえがおコミュニテイ編集委員会
期間:平成23年3月31日

http://www.npo-egao.net/pressrelease/egao_donation.html

もしも、原発に万が一のことがあったら、情報をすぐ送るから、すぐ避難しなさい、と伝えましたが、介護している人がいるから、私は。。。。。と、言っていました。

また、皆さんのサポートがほんとうにうれしい、と涙ながらに話していました。
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