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いつか蘇ることを信じて・・・人体冷凍保存に関する8つのストーリー

2015年05月25日 | 世界びっくりニュース
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 ”死”は絶対に逃れられない唯一のものである。だが、どうしても死を受け入れられずに、新たなる技術にその身を託す人は後を絶たない。人体冷凍保存もその1つである。現在の医療技術で蘇生が不可能とされた人体を冷凍保存し、未来に技術が発展することを期待して、蘇生が可能になったころに解凍して治療しようという考え方である。

 ここでは実際に冷凍保存された8つのケースをサイドストーリーと共にみていこう。

1. 最年少の冷凍保存ケースとなった2歳の少女


 脳に出来た腫瘍が原因で亡くなった2歳の女の子が、いつの日か進歩した科学の力で蘇生させられる時が来ることを願って、冷凍保存された。

 タイ人のマセリン・ナオバラトポンちゃんは、冷凍保存された人類の中でも、最年少であろう。ある朝突然、マセリンちゃんは自分で目を覚ます事が出来なくなった。活発な動きを見せる癌細胞が原因だったようだ。彼女は、とても若い世代に多い、特殊な脳癌である上衣腫と診断された。

 集中治療を始めてから一月が経ち、脳外科手術を12回、化学療法を20回、放射線治療を20回など、現代医学を駆使したあらゆる治療が行われたが、どうにもならなかった。

 2015年1月8日、彼女の両親が延命装置を切ると、彼女は息を引き取った。亡くなるまでに左脳の80パーセントを失っていた彼女は、実質右半身がマヒした状態だった。どうしても諦められない家族はマセリンちゃんの体を冷凍保存してもらおうと、その業界で一番知られている会社にお願いした。

 マセリンちゃんの遺体は現在、アリゾナに本拠地を置くアルコーという冷凍保存施設で管理されている。凍らされた脳と体は、マイナス196度で別々に保管してある。

 いつか科学が進歩し、彼女の命を取り戻せる日が来て欲しい、と言うのが彼女の家族の希望である。また、彼女の両親は、彼女の脳細胞や体の他の部分を保管することによって、いつか彼女の命を奪ったこの病気についての研究が進む事も望んでいる。

 ちなみに、冷凍保存施設、アルコーの会員になるためには毎年770ドル(約9万円)支払う必要がある。その他、マセリンちゃんが行った「神経」の処理には8万ドル(約950万円)の費用が掛かっている。また、全身を保存するには20万ドル(約2400万円)かかるそうだ。

2. 詐欺を行ってまで、自分の妻を冷凍保存させたかった夫


 出資金詐欺師として訴えられた人物が、出資者のお金を個人的かつ奇妙な目的で使用していた事を、検察官が明らかにした。自分の妻の体を冷凍保存する為だったのだ。

 ワイルオン・チェイは、出資者たちに金融商品、外国為替・貴金属への投資を持ち掛け、15万ドル(約1800万円)を集めると、2009年に死亡した彼の妻の冷凍保存の為に利用した。

 チェイがやり取りに使っていた銀行口座はまだ見つかっていない。検察官によると、2011年に取り調べが行われている最中に、当時38歳の彼はニューヨークからペルーへ飛び立ち、それ以来行方不明となっている。昨年、州の商品先物取引委員会が彼に対して提出したこの件に関する民事訴訟への回答は、彼からも、彼の弁護士からも得られていないと言う。

 チェイは、毎年約24パーセントの利益を還元することを約束し、「この取引にはリスクが無い」と言い500万ドル(約6億円)以上の出資金を募った。集めたうちの200万ドルの一部を妻の冷凍保存を含む個人的な目的の為に使用していたとそうだ。投資家の一人が、チェイと会う度に彼が運転している車種が違うのに気づいた事で、ようやく発覚したそうだ。

 検察は、チェイが偽の口座情報を提示することによって出資者たちを欺き、新株の投資者たちの出資金を使いまわして、古株の投資者達に偽の配当金を工面していたと見ている。

3. 掲示板への投稿がきっかけで、冷凍保存された末期がん女性


 SF映画でしばしば見かける人体冷凍保存。この方法に望みを託す人は増え始めている。23歳の脳神経科学を専攻している学生は、末期の脳癌と診断された。そこで治療法が見つかる日がくるまで自分を冷凍保存しておくため、インターネット上で資金を募った。その努力が実り、キム・スオッジは現在、冷凍保存されている。

 あと数か月の命だと悟ったスオッジは、海外投稿掲示板 ”Reddit” 上に残りの日々をどう過ごすべきかという質問を投げかけたところ、冷凍保存に関する話題が持ち上がった。そこでスオッジはネット上で助けを求める発言を発信してみたところ、”ベントゥーリズム・ソサエティ” の有志含む未来信者たちが、慈善活動を立ち上げ、この冷凍保存というアイディアを実現するために必要な大金を集めるのに協力してくれたようだ。

 このグループは、非営利的なボランティアで構成された集団であり、このような案件は扱い慣れている。というのも、以前にも2件の冷凍保存の資金調達を成功させており、現在ももう一つの緊急の案件について取り組んでいるのだという。スオッジは2013年1月17日にその生涯を閉じたが、今現在、臨床的に亡くなった状態で保存されている。彼女の病は、反回性膠芽腫と診断されている。

4. 冷凍保存された夫との再会を夢見て、自身の冷凍保存を希望する未亡人


 ブリッジタウンに住むマルタとヘルマーのサンドバーグ夫婦は、二人仲睦まじく暮らしていたが、1994年に脳腫瘍でヘルマーが先立った。元アメリカ海軍隊員のヘルマーの希望で、彼の遺体は20万ドル(約2400万円)をかけ、冷凍保存され、デトロイトを本拠地とする低温保存協会で人間が蘇生可能になる日を待ち望んでいる。

 サンドバーグ夫人の方も、自分が死んだ場合は冷凍保存してもらう事に決めている。「まだヘルマーが恋しいのです。」と彼女は言う。「今も彼を愛しています。20年以上も一緒に過ごしましたが、毎日が楽しくて幸せでした。生き返ってまた2人で暮らしたいの」。サンドバーグ夫人は、いつの日か二人揃って蘇れる事を望んでいる。こんな約束はしていなかったのだけれども。

5. 高名な研究者3名が ”死” を否定するために冷凍保存化プランをたてる


人生において確かな物は”死”だけである。オックスフォード大学の学会上級研究者達はこの事実に抗いたかった。そこで彼らは、冷凍保存技術に投資し、将来自らが生き返る事によって、それを証明しようと考えている。

 ニック・ボストロムは、FHI(フューチャー・オブ・ヒューマニティ学会)の心理学の教授であるが、助手であるアンダーズ・サンドバーグと共にアメリカの冷凍保存会社との契約にサインし、自分たちに死が訪れた際、彼らの頭部を切り離し冷凍保存する為の費用を支払う事にした。同僚のスチュアート・アームストロングもまた、冷凍保存される事を望んでいるが、彼の場合は全身保存を希望しているそうだ。

 ボストロム、アームストロング、サンドバーグの3人は、地球温暖化などの世界的な問題についての研究を行っている、かの有名なオックスフォード・マーティン・スクールに属している学会、FHIの指導研究員である。

 しかしながら、今のところ大学レベルで人間の低温保存法についての研究を行っている学者はいない。そこで彼らのグループは、月々45ポンド(約8000円)の保険料を収めなければならない生命保険を組み、将来自分たちが亡くなった際、保存するのに必要なだけの費用を賄えるように備えている。

 もしも彼らが不治の病と診断された場合、低温保存を担当するチームが彼の死に備えて医師の近くで待機することになっている。そして、遺体が冷たくなっていく中、特殊な装置を使って血液の循環を促すそうだ。その血液の流れに乗せて、体の組織を保護するための保存料や凍結防止剤が注入されるらしい。

 仮に頭部だけが冷凍保存される場合、窒素ガスを使って温度をマイナス124度まで下げる前に、まず胴体から切り離される。そして患者の遺体は、最終的にマイナス196度まで温度を下げられ、専用の施設の倉庫で、窒素液で満たされた容器の中で保管される。

6. 遺族により冷凍保存された大リーグプレーヤー


 2002年7月、ボストン・レッドソックスの英雄テッド・ウィリアムズが83歳にして亡くなった。彼の遺体は家族の希望により、フロリダ州インヴァネスから、アリゾナ州の真ん中へと運ばれ、いつかの未来にまた蘇生させられるようにと、冷凍保存されることになった。

 彼は生前に、火葬してフロリダ・キーズに散骨して欲しいと意思表明していたが、ウィリアムズの息子であるジョン・ヘンリ(とそれより年の若い娘のクラウディア)は彼を冷凍保存する道を選んだ。

 テッドの年上の娘であるボビー・ジョー・フェレルは、亡き父の意志を尊重する為に裁判を起こした。ジョン・ヘンリの弁護士は、テッド、クラウディア、ジョン・ヘンリのサインのついた非公式の「家族間協定」を持ち出し、彼ら三人は死後「仮死状態」になり、「見込みがほとんどなかったとしても、将来また一緒に暮らす」事に賛成していると説明した。

 ボビー・ジョーと彼女の弁護士であるスパイク・フィッツパトリック(テッド・ウィリアムズの元弁護士)は、彼らの示すインクが滲む布になぐり書きされたような協定が捏造であると主張した。しかしながら、分析の結果でそのサインが本物だという事が証明された。ジョン・ヘンリは、彼の父が科学の力を信仰するタイプの人物だった事、そして、家族を取り戻せる可能性があるならば低温保存法も試したがっていた事、などを語った。

 なお、ジョン・ヘンリは2004年3月6日に白血病で亡くなった。彼は、あの布に書かれた協定の通り、アリゾナ州のスコッツデールの施設で冷凍保存がなされ、父の遺体と合流したそうだ。

7.人類初の蘇生目的の冷凍保存となった人物


 それ以前に少なくとも一件は未完に終わったケースがあったようだが、一般的に、人類で初めて将来的な蘇生を目的に冷凍保存された人物とされているのは、73歳で亡くなった心理学の教授、ジェームス・ベッドフォードである。彼は1967年1月12日に、CSC(カリフォルニア低温保存会)によってなかなか粗雑な状態で保存された。

 低温保存のコミュニティの中では、彼の冷凍保存の記念日を「ベッドフォードの日」としてお祝いしている。この話は、アポロ1号の火事で3人の宇宙飛行士の死を報道するまで、ライフ誌の限定版の表紙も飾っていた。

 ベッドフォードの遺体は、家族によって液体窒素につけられ、1982年までカリフォルニア南部で保管されていたが、その後アルコー延命財団へと移動され、今現在も大事に保管されている。

8.冷凍保存を望んだ、ビット・コイン(暗号通貨)の先駆者


 2014年、ビット・コインの先駆者であるハル・フィニーは、世界で最も価値の高い暗号通貨の生みの親、ナカモト・サトシの片腕となり、第二の開発者として広く知られている。彼は、58歳に筋萎縮性側索硬化症(ALS)に侵され、5年の闘病生活ののち、この世を去った。

 2008年、ALSと診断される1年前、オンライン掲示板上の暗号化技術はどんどん展開を進め、ついにフィニーが世界で初めて、ビット・コイン取引の受領者となった。

 彼は亡くなる前、自分の遺体をアルコーで冷凍保存して欲しいと希望していた。彼の遺体は、現在450リットルもの液体窒素で満たされた304センチはあるタンクの中で保管されており、体内の血液やその他の体液を抜かれた状態になっている。

via:oddee

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