アルゼンチン北西部のラリオハ州、アンデス山脈東部の山間盆地にひろがるイスチグアラスト・タランパジャ自然公園群を埋め尽くす岩石砂漠は、三畳紀時代の地層がむき出しの状態で広がっている。まるで月面世界のようで現地の人からは、月の谷(バジェ・デ・ラ・ルナ)と呼ばれているんだ。
この地で、三畳紀(2億4500年前~2億8000万年前)から現代までの、完璧な化石が数々発見されてきた。哺乳類の祖先や恐竜、植物などなど。1991年には世界最古の恐竜の化石が発見されたという。
考古学者のみならず訪れるものすべてを魅了するという、古代の岩石には、太古の時代から地球を見守り、絶滅した生命体を飲みこんでいったつよい意思すら感じられるんだ。石だけにね。
sourse:Kuriositas: Ischigualasto – The Valley of the Moon
この 岩石砂漠の広さは東京都の1.3倍もあるそうで、まだまだ発見されていない未知なる恐竜たちの化石が眠っているとされている。ここから発掘される化石は、脊椎動物の進化過程や、三畳紀の自然環境の謎を解き明かす鍵を握っているんだそうだ。
化石がむき出しになった岩
1000年以上風化、浸食され、ビー玉のように丸くなった石
かつての火山活動と豪雨によって築き上げられた岩石の造形はどれひとつ同じ形のものはなく、いろんなものに見えてくる。
San Juan - Ischigualasto
☆カナリア諸島のテイデ山にも似たような岩あったぞ!そこに行こうとして観光案内のねーちゃんに怒られたの思い出した!