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つい最近、世界中を巻き込んでのドレスの色の見え方についての議論が繰り広げられていたことは記憶に新しいかと思う。だが、ここにあげる12の事実を見ていくと、「本当の色ってなんだよ?」、そもそも本当の色とか真実の色なんか存在しないんじゃないかと思ってしまうかもしれない。だって生物はみんな違ってそれぞれの色を見ているのだから。
1. ほとんどの人間は虹の7色と呼ばれる、可視スペクトルの範囲でものを見ている
これは大抵の人は3色型色覚であるからだ。つまり、目に3種類の錐体細胞があり、これによって緑、青、赤を見ているということだ。
上の画像は2秒おきに一般の見え方と、色弱の人のビジョンに切り替わる。世界的に見ると男性の8パーセント、女性の1パーセントが色盲だと言われている。代表的な色盲である赤色覚異常の人は、赤色錐体が欠けており、上記画像のように何もかもがオリーブ色に見える。
2秒おきに犬ビジョンに切り替わるが、これをみてもわかるように犬は完全なるモノクロの世界を見ているわけではない。犬は大抵の哺乳類(人間などの霊長類を除く)と同様に2色型色覚を持っている。赤色錐体がないため、色弱の人間と同じように見えているようだ。
こちらも2秒おきに猫ビジョンと人間ビジョンが切り替わる画像だ。猫は3色型色覚を持つという説もあるが、それでも猫は犬と同じような世界を見ている。
哺乳類は進化の初期においては夜行性だった。これが、ほとんどの哺乳類が2色型色覚である理由だ。
赤が牛を興奮させるというのは根も葉もない嘘だ。おそらくは大勢の観衆がいる中、目の前で布をひらひらされるものだから、頭にきているのだろう。
赤は果実が熟したことを知らせるサインであるため、非常に重要だ。だから、初期の霊長類は緑の森林の中で明るく色づいた果実を見つけることができた。
これは花の種類を識別するうえで役立つ。しかし、牛と同様、ミツバチにも赤は見えない。どうやら、動物界では一般的なことのようだ。
こうした動物たちは4色型色覚の持ち主で、4つめの錐体がある。残念なことに、それがどのような世界なのか我々には想像もできない。これにはオシッコ(真面目な話だ)が見えたりと様々な利点がある。例えば鷹は、尿の跡を辿ってげっ歯類を発見できる。また、繁殖でも役立ち、メスのキンカチョウは紫外線を反射する羽の色から交配相手を選ぶ。
おそらく、これがティラノサウルスが飛べもしないのに羽毛を進化させた理由だろう。鳥のように、恐竜もまた羽毛の色とパターンでコミュニケーションを図り、交配相手を選ぶことができたのだ。
シャコ目の連中は目の中に12種類の錐体を持つ。理論的には、彼らは地球の生物の誰よりも色鮮やかな世界に住んでいるはずなのだが、色彩の解読が非常に苦手なようだ。だが、基本的に我々には彼らの見ている世界を窺い知ることができない。なお、その優しげでキュートな虹色の姿とは裏腹に、爪で水槽のガラスすら割ってしまえる程の危険な捕食者である。
コンセッタ・アンティコさんは、鳥のような4色型色覚の持ち主であると言われるビジュアル・アーティストだ。3色型色覚が増大しただけの可能性もまだあるが、遺伝子の検査では陽性であった。アンティコさんの話では、彼女には色の中に色が見えるという。黒色の中にエメラルド、青、スミレ色が見える。雪はパステルカラーの集まりだ。さらに、他人の肌の色から病気かどうかを判断することもできるそうだ。そうした人たちの皮膚はグレー、黄、緑に変わってしまうらしい。だが、困ったこともある。ニキビがカラフルなベスビオ火山のように見えて、非常に気になるのだとか。
via:buzzfeed
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つい最近、世界中を巻き込んでのドレスの色の見え方についての議論が繰り広げられていたことは記憶に新しいかと思う。だが、ここにあげる12の事実を見ていくと、「本当の色ってなんだよ?」、そもそも本当の色とか真実の色なんか存在しないんじゃないかと思ってしまうかもしれない。だって生物はみんな違ってそれぞれの色を見ているのだから。
1. ほとんどの人間は虹の7色と呼ばれる、可視スペクトルの範囲でものを見ている
これは大抵の人は3色型色覚であるからだ。つまり、目に3種類の錐体細胞があり、これによって緑、青、赤を見ているということだ。
2. だが中には色弱の人もいて、こんな世界で暮らしている
上の画像は2秒おきに一般の見え方と、色弱の人のビジョンに切り替わる。世界的に見ると男性の8パーセント、女性の1パーセントが色盲だと言われている。代表的な色盲である赤色覚異常の人は、赤色錐体が欠けており、上記画像のように何もかもがオリーブ色に見える。
3. 犬も色を認識している。
2秒おきに犬ビジョンに切り替わるが、これをみてもわかるように犬は完全なるモノクロの世界を見ているわけではない。犬は大抵の哺乳類(人間などの霊長類を除く)と同様に2色型色覚を持っている。赤色錐体がないため、色弱の人間と同じように見えているようだ。
4. ちなみに猫は不明瞭で、色に乏しい世界を見ると言われている。
こちらも2秒おきに猫ビジョンと人間ビジョンが切り替わる画像だ。猫は3色型色覚を持つという説もあるが、それでも猫は犬と同じような世界を見ている。
5.赤が見えないとはいえ、猫は人間よりも夜目が利く
哺乳類は進化の初期においては夜行性だった。これが、ほとんどの哺乳類が2色型色覚である理由だ。
6. 牛も2色型色覚なので赤が見えない
赤が牛を興奮させるというのは根も葉もない嘘だ。おそらくは大勢の観衆がいる中、目の前で布をひらひらされるものだから、頭にきているのだろう。
7. 人間が赤を見られるようになったのは、狩猟採集生活が原因かもしれない
赤は果実が熟したことを知らせるサインであるため、非常に重要だ。だから、初期の霊長類は緑の森林の中で明るく色づいた果実を見つけることができた。
8. ミツバチは紫外線が見える
これは花の種類を識別するうえで役立つ。しかし、牛と同様、ミツバチにも赤は見えない。どうやら、動物界では一般的なことのようだ。
9. 鳥類、爬虫類、魚類にも紫外線が見えている
こうした動物たちは4色型色覚の持ち主で、4つめの錐体がある。残念なことに、それがどのような世界なのか我々には想像もできない。これにはオシッコ(真面目な話だ)が見えたりと様々な利点がある。例えば鷹は、尿の跡を辿ってげっ歯類を発見できる。また、繁殖でも役立ち、メスのキンカチョウは紫外線を反射する羽の色から交配相手を選ぶ。
10. 恐竜にも紫外線が見えた
おそらく、これがティラノサウルスが飛べもしないのに羽毛を進化させた理由だろう。鳥のように、恐竜もまた羽毛の色とパターンでコミュニケーションを図り、交配相手を選ぶことができたのだ。
11. だが、シャコ目の生物はまったく違う見方で色を見ている
シャコ目の連中は目の中に12種類の錐体を持つ。理論的には、彼らは地球の生物の誰よりも色鮮やかな世界に住んでいるはずなのだが、色彩の解読が非常に苦手なようだ。だが、基本的に我々には彼らの見ている世界を窺い知ることができない。なお、その優しげでキュートな虹色の姿とは裏腹に、爪で水槽のガラスすら割ってしまえる程の危険な捕食者である。
12. 1億色が見えるという人間の記録もある
コンセッタ・アンティコさんは、鳥のような4色型色覚の持ち主であると言われるビジュアル・アーティストだ。3色型色覚が増大しただけの可能性もまだあるが、遺伝子の検査では陽性であった。アンティコさんの話では、彼女には色の中に色が見えるという。黒色の中にエメラルド、青、スミレ色が見える。雪はパステルカラーの集まりだ。さらに、他人の肌の色から病気かどうかを判断することもできるそうだ。そうした人たちの皮膚はグレー、黄、緑に変わってしまうらしい。だが、困ったこともある。ニキビがカラフルなベスビオ火山のように見えて、非常に気になるのだとか。
via:buzzfeed
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