パイロットやアテンダント(客室乗務員)らが、航空会社の知られざる裏側を暴露してくれたそうだ。その信憑性は定かではないし、航空会社によって異なっているのかもしれないが、とりあえずそのシークレットやらをみていこうじゃないか。
1.ヘッドホンは新品ではなく、使いまわし
航空会社の備品を供給する倉庫に勤めていたある人の話。機内で音楽を聴いたりするヘッドフォンは、きれいなビニールがかかっていても新品ではなく、一応“きれいに”して袋詰めし直されたものだという。
2.パイロットたちはほとんど寝ている
パイロットの半分はフライト中ずっと寝ている。起きている時間の3分の1はほかのパイロットが寝ているという。
3.酸素マスクからの酸素供給は15分
酸素マスクが下りてきても、酸素が供給されるのは15分間だけ。しかし、これだけの時間があれば、機長は普通に呼吸ができる高度まで機体を下げることができる。さらに重要なのは、意識を失うまで15秒から20秒あるため、まずは大人のあなたが先にマスクをつけ、次に子供につける。数秒気を失っていても、子供の脳ならダメージがほとんどない。
4.着陸時に機内がうす暗くなるのは万が一の避難の為
夜間に飛行機が着陸するとき、機内が薄暗くなるのは、避難が必要になったときのために、あらかじめ暗さに目を慣れさせておくためである。こうしておくと、外に出たときに視界がよくきく。
5.パイロットは異なったメニューの食事をとる
ふたりのパイロットは違う種類の食事をとり、シェアしたりしない。これは、同時に中毒になるのを避けるため。
6.ペットを乗せる時気をつけなければならないのは駐機場の騒音
航空会社は乗客のペットの扱いについて、できるだけのことはしているが、駐機場の騒音だけは避けられない。給油係によれば、耳栓がなければ耐えられないほどだという。飛行機に積み込まれるのを駐機場で待っているペットも同じ思いをしているため、ペットを飛行機に乗せる場合はよく考えたほうがいい。
7.乗客が電子機器の電源を切った後・・・
機内で乗客に対し電子機器の電源を切るようアナウンスしてから、客室乗務員は裏で、携帯を取り出してメールを打っている人もいるらしい。
8.落雷とパイロットの権限について
20年のフライト経験のあるパイロットによると、はっきり言って航空機はしょっちゅう落雷に直撃されているという。もし、搭乗ブリッジで乗客が騒ぎを起こしたら、パイロットはその乗客の搭乗を拒否してそのまま離陸できる。飛行機のドアが閉められた後は、機長の権限は無制限で、逮捕したり、罰金を科したり、死にかけている乗客の遺言をあずかることができる。
9.機内でペットボトル以外の水を飲んではいけないし、触ってもいけない
トイレの汚水を捨てる排出口と、機内に飲料水を補給する取り込み口は、30センチも離れていない。ときにこの排出と取り込みを同時に、同じ人間がやることもある。いつもではないが、駐機場にいる人間でないと決してわからないことだ。
10.コーヒーやお茶に使われる飲料タンクは汚れている
60年も使っている古い飛行機の飲料水タンクは、掃除されたことがない。内部の壁には緑色の汚れがべっとりと分厚く堆積している。航空会社の社員にはよく知られた話だ。
11.飛行機のトイレは外からカギを開けられる
ドアに禁煙のマークのある機内のトイレは、たいてい外からカギが開けられる仕組みになっている。フラップを上げて、ボルトを滑らせるとロックが解除される。
12.トイレの水がものすごく汚い
飛行機のトイレの水は手を洗うのもはばかられるくらい汚い。ましてや、なにをおいても、口にしたりしてはいけない。航空機の水のタンクは定期的に無菌化されているが、寄生虫はこうした洗剤に対して次第に耐性ができてくるものだ。さらに飛行機に乗るときは、外側をチェックしよう。塗装がおかしな状態だったら、その飛行機は要注意だ。
たいていの航空機にはスカイドロールという油圧作動油が使われているが、機体の塗装がはげていたら、この作動油が漏れ出して塗料が溶けているせいだ。高度3万5000フィートで、油漏れがあっても、飛行機を止めて給油するわけにいかない。
13.荷物に鍵をかける重要性
機内持ち込み用荷物も含めて、自分のスーツケースにはカギをかけること。とはいえ、アメリカではセキュリティチェックのときにカギを無理やり破壊されてしまう可能性があるため、かけない人が多いが、どこでも手に入る米運輸保安局に認可されたTSAロックというものがある。これは、いざ調べが必要なときには、TSA側がカギを解除できるようになっている。一度、荷物をあずけたら、ゲートや滑走路の係員などあらゆる人があなたの荷物に近づくことができるため、願わくはなにも盗まれないことを望むだけだ。
14.預けた手荷物の扱いは悲惨
“われもの注意”となっていても、乱暴に投げられるし、“この面が上”となっていても、下にされる。それはたくさんの荷物を迅速に扱わなくてはならないのだから、それなりの扱いになる。荷物係をねぎらう優しいひと言のタグでもついていれば、特別扱いをしてくれるかも。
15.パイロットの着陸態勢のとり方
悪天候の中で、ひやひやものの着陸を経験したとき、それは必ずしもパイロットの技量不足のせいではなく、実はわざとやっていることがある。滑走路が雨で濡れていたりすると、水の層にわざと勢いよく突っ込んで、スリップするのを避けるのだ。あるパイロット曰く、着陸はコントロールされた衝突のようなものとのこと。
16.チップは大いに役にたつ
一般的に客室乗務員にはチップを渡さないものだが、最初に飲み物を頼むときに5ドル札でも握らせてみよう。あとは全部タダになるだろう。ただしこれは海外の航空会社の場合で、日本の航空会社に有効なのかどうかはわからない。
17.(大人の)おもちゃの電池は抜いておこう
これは大人がおもちゃを手荷物に入れる場合だが、バッテリーは取りはずしておく方が身のためだ。なぜなら振動音が聞こえたら、飛行機から下ろされて、みんなが見ている前でそのおもちゃを確認され、赤っ恥をかきながら電源を切らなくてはならないからだ。
18.大手航空会社だからといって、パイロットが経験豊富とは限らない
デルタやユナイテッド、アメリカンの飛行機に乗っても、操縦しているのは下請け会社。つまり、パイロットはそれほど訓練されておらず経験も浅く、大手よりも給料が安いということ。乗客の乗継のことまで構ってくれないし、たいていはもっと給料を稼ぐためにわざと飛行機を遅らせたりする。急ぐときは管制塔から催促されたときか、家に帰る途中の場合だけだ。
19.電子機器の電源を切る規則の裏にある真実
実は、飛行機で電子機器の電源を切るのはあまり意味がない。携帯電話の電波が実際に飛行機をダウンさせることはないが、パイロットを悩ます可能性はある。コックピットで、目的地に向かって高度を下げているときに、おびただしい数の携帯電話のシグナルが入ってきたら、管制塔からの指示を聞き落とすかもしれないからだ。
20.機内のものはすべて汚いと思っていい
サウスウェスト航空のこの枕と毛布は、使用済のものをもう一度整え直したもの。新しいのは朝の第一便のときに供給されたものだけで、あとの便はそれを使いまわしている。あなたがピーナッツを広げて食べるテーブルもとても汚い。この上で赤ちゃんのおむつを広げたりしている人がいたのに、拭いたり、消毒しているのを見たことがないという。
21.手荷物料金を払わなくていい抜け穴
ゲートチェックのとき、比較的大きな手荷物をふたつ持って、ひとつ分だけだと言うと、ほとんどの場合、手荷物料金は払わなくていい。
22.空港はまだすべてのセキュリティの基本をカバーできているわけではない。
一般市民が、飛行機や滑走路や誘導路にすぐに近づくことができるという具合に、実際には合法的なセキュリティの抜け穴がある。どんなシステムでもその仕組みを知れば、どこかにほころびが見つかるものだ。
23.ほとんどの飛行機は人間の臓器を運んでいる
国内線のほとんどは、たいてい人間の遺体や臓器を運んでいる。尾翼の下で働く荷物係などは、“頭部”と書かれた細長い箱を目撃したりする。
24.エンジンがきかなくなっても、飛行機は結構長いこと飛行できる
あるパイロットによると、エンジンがふたつとも故障しても、高度5000フィートで6海里(約11キロ)飛行できるという。高度3万5000フィートなら、42海里(77キロ)。だから、ほとんどの航空機事故は離着陸時に起こる。
25.熱い日は飛行機も大変
フェニックスの滑走路で働く人の話によると、あまりに熱い日は貨物航空機に積む荷物を減らさなくてはならないという。飛行機だって、薄い空気の中で離陸するのは大変なのだ。
26.いまだにトイレの中に灰皿がある本当の理由
数年前から航空法で禁煙が義務づけられているにもかかわらず、トイレに必ず灰皿が設置されているのは、万が一、どうしても吸いたくなった人に、吸殻をごみ箱に捨てられないようにするため。
27.ハイジャックされたら、どうやって地上に知らせるか
着陸のときに尾翼のフラップを上げたままにして、スピードダウンする。これは飛行機の中でなにかが起こっていることを空港に知らせるシグナル。
via:distractify
☆17番の「松本伊代の成田バイブ事件」は有名だったなぁ!