世界最古の木造建築物である法隆寺を筆頭に、日本は木造の建物の多い国ですが、世界最大のものがスペインのセビリアで完成したそうです。
2005年に着工し、2011年の春についに完成したそうです。
伝統ある古い街並みに、どーんと建てられた巨大な木造建築物。
2003年に行なわれた広場再開発計画のコンペで勝利したドイツ人のユルゲン・マイヤー・Hによる設計。
敷地面積:18000平方メートル
建築面積:5000平方メートル
延床面積:12670平方メートル
階数 :4
建物の高さ:28.50メートル
総工費: 9000万ユーロ(約105億円)
上空から撮影。木の有機的な美しさが表現されています。
もともとは駐車場にする予定でしたが、ローマ時代の遺跡が発見されたことから地下には考古学博物館、地上階はショッピングセンターや多目的の広場となっています。
2階部分にはレストランやバーなどが設けられているそうです。
地下から見上げた眺め。
屋上に向かう通路。
屋上には展望台があり、美しい街並みを眺望できるようになっています。
その名が示すとおり、下から見ると巨大なパラソルのような外観。
巨大でも圧迫感を感じさせない、自然と調和したデザイン。
晴れた日の眺め。
夕暮れ時。
新しい建物でも古い街の景観を損ねるどころか、見事に調和しているのが素晴らしいですね。ぜひ訪れてみたいと思わせる、木造建築の良さを存分に引き出した建物ではないでしょうか。
Metropol Parasol - The World's Largest Wooden Structure
☆セビリアかぁ~、行き忘れたところじゃ~、今度いこ!