ラクマも宜しくお願い致しますm(__)m
映画やドラマで我々にもなじみの深いFBI(連邦捜査局 )は、司法省に属するアメリカ合衆国の警察機関である。テロ・スパイ、政府の汚職、複数の州に渡る広域事件、強盗事件などの捜査を一手に担い、誘拐事件では通報から24時間を経過すると地方警察からFBIに捜査主体が移される。
1950年3月14日、FBIの生みの親であるエドガー・フーバーFBI長官らによって初めてFBI最重要指名手配リストが作成されてから、現在までに523人がここに掲示されてきた。
そのおたずね者リストの面々は極悪非道な容疑者ばかりだが、彼らが放つ圧倒的闇ゆえに魅了される大衆もいるのである。
ここではFBIが今、もっとも尽力を注いで捜査活動を行っている10人の最重要指名手配者を見ていくことにしよう。彼らは現在も逃亡中である。
まず全米56か所に存在するFBIの地方支局より指名手配犯の候補者リストが本部の犯罪捜査部に提出される。候補者リストの提出を受けた犯罪捜査部の特別捜査官及び広報局が審査を行い、幹部会議の了承を経て決定される。
指名手配犯が逮捕、もしくは死亡した場合、告訴が取り下げられた場合はその人物はリストから削除される。それ以外に、危険性が薄れた、時間が経過しすぎた等、リストに掲載する意味がなくなった場合にも削除される。そして新たにFBIによって選別された新しい人物が追加される
10大最重要指名手配リストはポスター化され、アメリカ国内の公共機関などに掲示され、容疑者には10万ドル以上の多額の報奨金が掛けられる。
2000年に5歳の少女を誘拐し、性的暴行を行った後で絞殺したことで指名手配された。当時、ホームレス同然の暮らしをしていたため、フローレスが失踪しても特に騒ぎにならなかった。
2004年、カルロスという偽名で暮らしていた彼のもとに騒音の苦情を受けた警察が訪れる。フローレスは警官に対して偽造した書類を提出するも、これがバレて公文書偽造の容疑で逮捕された。しかし60日間収容されただけで、ホンジュラスに送還された。
2007年、DNA鑑定によってフローレスとカルロスと称する男が同一人物であることが発覚したが、時すでに遅し。現在に至るまで、その行方はようとして知れていない。逮捕につながる情報提供者には1100万円相当の懸賞金が与えられる。
義理の娘を射殺した容疑で最も新しくリスト入りした逃亡者である。パルマーの息子ジョンと妻タミーは夫婦仲が悪く、大喧嘩の末にタミーはジョンに対する接近禁止命令を申請した。
これに苛立ったのがパルマーだ。タミーとその子供たちは相変わらずパルマーの土地で暮らしていたため、両者のいさかいは絶えなくなる。
ある9月の朝、子供をスクールバスに乗せて帰宅しようとしたタミーに向かって、パルマーが発砲。彼はそのまま逃走し、以来行方知れずとなっている。
州立公園で乗り捨てられた車が発見されたが、本人は見つかっていない。パルマーの家族は彼が公園内で死んだものと考えているが、警察の見解では、パルマーがキャンプの技術に長けていることから、現在も公園内で暮らしているか、別の場所に逃げた可能性があるという。
ギャングのメンバーで、2名を殺害した容疑で2017年に最重要指名手配された。犠牲者のどちらもギャングとはまったく関係のない人物で、メデロスの勘違いで殺されてしまった。
犠牲者となった女性は、赤いジャケットを着て、赤い車を運転している兄弟と一緒に歩いているところをメデロスに襲われた。じつは赤はメデロスが所属するギャングと対立するギャングの色で、そのために巻き添えを食ってしまったのだ。
もう1人の犠牲者の男性は、メデロスがギャングに借金をしていると勘違いしたことから殺された。
メデロスはメキシコに逃亡したと考えられている。左肩にS、右肩にEというタトゥーをしており、1100万円相当の懸賞金がかけられている。
2001年4月、放火されたフィッシャーの家に駆けつけた警察官は、殺人の証拠を発見した。妻は喉をかき切られ、後頭部を撃たれていた。2人の子供もまた首を切られていた。しかし、夫であるフィッシャーはどこにも姿が見えなかった。
証言によれば、フィッシャーは攻撃的かつ支配的な人物で、妻は離婚しようとしていたという。また殺人のあった晩、近所の人たちはフィッシャー夫妻の口論を耳にしている。
郊外の松林でフィッシャーの車が発見されているが、本人は見つかっていない。キャンプが得意だったことから、現在もまだ森の中で生きている可能性もある。生きていれば50代半ばである
2015年4月にダンキンドーナツで妻を殺害した容疑で最重要指名手配。インド出身で、警察によれば、夫婦は口論をしていたらしい。アメリカに残りたがっていたパテルに妻が反対していたことが口論の原因と考えられている。
夫妻は仕事のためにダンキンドーナツに入店したが、監視カメラには1人だけで店を出るパテルの姿が映っていた。ナイフで刺殺された妻の遺体が発見されたのは、それから数時間後のことだ。
パテルが最後に目撃されたのはニュージャージーの電車の中であるが、すでにインドに帰国したか、親族に匿われていると考えられている。
第一級殺人と武装強盗の容疑で2007年12月から最重要指名手配中。2004年11月、現金輸送車を待ち伏せて襲撃。警備員に6発の銃弾を喰らわせ、5万6000ドル(約600万円)入りのバッグを盗み、自転車で逃走した。
容疑者として指名手配されてすぐ、ブラウンはアリゾナ州からネバダ州まで移動。そこで車に乗り、家族のいるカリフォルニア州にまで逃走した。逮捕状を持ったFBI捜査官が駆けつけるも、2時間の差で取り逃がしてしまった。
ブラウンの犯行を指し示す証拠はいくつもあるが、逮捕にはまだ至っておらず、2200万円の懸賞金がかけられている。
巨大麻薬カルテルの中心人物で、1985年に起きた麻薬捜査官誘拐殺人事件の容疑者でもある。他にも麻薬捜査官のパイロット、ジャーナリストのジョン・クレイ・ウォーカー、歯学部の学生の殺人事件にも関与しているとされる。ウォーカーと学生は麻薬捜査官と勘違いされて殺された可能性が高い。
キンテロはメキシコで逮捕され、40年の懲役刑を言い渡されるが、2013年にわずか28年服役しただけで釈放されてしまった。これが麻薬取締局の逆鱗に触れ、最重要指名手配リストに加えられることになった。
懸賞金は2200万円。これまでの情報によれば、現在もメキシコで生きているようだ。
サイードには2人の娘がいたが、ずっと虐待しており、彼女らは父親に怯えて暮らしていたという。
ある日、サイードは娘のアミナにかなり年上の男との縁談を持ちかけるが、これを拒否され激怒。アミナは恋人との駆け落ちを計画し始めた。
2008年の元旦、サイードはお昼を食べに行こうと娘2人を誘い、車の後部座席に乗せると、彼女たちに発砲。アミナは即死だったが、妹のサラはまだ生きており、警察に通報してから息絶えた。その電話では、「助けて、助けて! お父さんに撃たれた。お姉ちゃんも。殺される!」という叫び声が聞こえたという。
サイードは2014年12月に最重要指名手配リスト入り。懸賞金は1100万円だ。サイードは左まゆに傷が、首の両脇には母斑がある。
2012年、結婚からわずか数時間後に新妻を殺害した容疑で、2019年5月に最重要指名手配される。
式場から自宅へ帰宅する途中で口論となり、ヒメネスは花嫁を複数回刺して殺害。遺体を引きずってバスタブに放り込むと、そのまま逃走した。
子供を迎えにこない娘を心配した妻の家族が警察に連絡し、ヒメネスのアパートに向かった警官によって遺体が発見された。ヒメネスの兄弟の家ではシートが血塗れになった車が発見された。ヒメネス本人は兄弟の手を借りてメキシコに逃走したと見られている。
ヒメネスは身長180センチ、体重90~100キロの大男だ。
恋人に借金をしたことで仲がこじれ、殺害した後に逃亡。
カスティージョは金を返すフリをして元恋人リーのもとに現れるが、どうやら金を返す代わりに銃を突きつけ、彼女の金を奪い取ったらしい。その後、リーを車で森まで連れて行くと、後頭部めがけて発砲。渓谷に遺体を遺棄した。
カスティージョはリーの車で新しい恋人と一緒にメキシコへ逃亡。その恋人はアメリカに戻り自首したが、カスティージョは現在もまだ逃亡中だ。
メキシコにいる可能性が高いが、エルサルバドルに逃げたとも考えられる。2017年10月に最重要指名手配リスト入りした。
ということで、もしかしたら日本に潜伏している可能性もあったりなかったりするので、これらの顔にピーンときたら110番だ。日本の警察が対応してくれるかどうかはちょっとよくわからないが。
☆電車で隣に座っていても気が付かんわい!
South_agency/iStock
映画やドラマで我々にもなじみの深いFBI(連邦捜査局 )は、司法省に属するアメリカ合衆国の警察機関である。テロ・スパイ、政府の汚職、複数の州に渡る広域事件、強盗事件などの捜査を一手に担い、誘拐事件では通報から24時間を経過すると地方警察からFBIに捜査主体が移される。
1950年3月14日、FBIの生みの親であるエドガー・フーバーFBI長官らによって初めてFBI最重要指名手配リストが作成されてから、現在までに523人がここに掲示されてきた。
そのおたずね者リストの面々は極悪非道な容疑者ばかりだが、彼らが放つ圧倒的闇ゆえに魅了される大衆もいるのである。
ここではFBIが今、もっとも尽力を注いで捜査活動を行っている10人の最重要指名手配者を見ていくことにしよう。彼らは現在も逃亡中である。
FBI10大最重要指名手配リストの作り方
まず全米56か所に存在するFBIの地方支局より指名手配犯の候補者リストが本部の犯罪捜査部に提出される。候補者リストの提出を受けた犯罪捜査部の特別捜査官及び広報局が審査を行い、幹部会議の了承を経て決定される。
指名手配犯が逮捕、もしくは死亡した場合、告訴が取り下げられた場合はその人物はリストから削除される。それ以外に、危険性が薄れた、時間が経過しすぎた等、リストに掲載する意味がなくなった場合にも削除される。そして新たにFBIによって選別された新しい人物が追加される
10大最重要指名手配リストはポスター化され、アメリカ国内の公共機関などに掲示され、容疑者には10万ドル以上の多額の報奨金が掛けられる。
アレクシス・フローレス
リスト掲載日:2007年6月2日 手配ナンバー:487
2000年に5歳の少女を誘拐し、性的暴行を行った後で絞殺したことで指名手配された。当時、ホームレス同然の暮らしをしていたため、フローレスが失踪しても特に騒ぎにならなかった。
2004年、カルロスという偽名で暮らしていた彼のもとに騒音の苦情を受けた警察が訪れる。フローレスは警官に対して偽造した書類を提出するも、これがバレて公文書偽造の容疑で逮捕された。しかし60日間収容されただけで、ホンジュラスに送還された。
2007年、DNA鑑定によってフローレスとカルロスと称する男が同一人物であることが発覚したが、時すでに遅し。現在に至るまで、その行方はようとして知れていない。逮捕につながる情報提供者には1100万円相当の懸賞金が与えられる。
ユージン・パルマー
リスト掲載日:2019年5月29日 手配ナンバー:523
義理の娘を射殺した容疑で最も新しくリスト入りした逃亡者である。パルマーの息子ジョンと妻タミーは夫婦仲が悪く、大喧嘩の末にタミーはジョンに対する接近禁止命令を申請した。
これに苛立ったのがパルマーだ。タミーとその子供たちは相変わらずパルマーの土地で暮らしていたため、両者のいさかいは絶えなくなる。
ある9月の朝、子供をスクールバスに乗せて帰宅しようとしたタミーに向かって、パルマーが発砲。彼はそのまま逃走し、以来行方知れずとなっている。
州立公園で乗り捨てられた車が発見されたが、本人は見つかっていない。パルマーの家族は彼が公園内で死んだものと考えているが、警察の見解では、パルマーがキャンプの技術に長けていることから、現在も公園内で暮らしているか、別の場所に逃げた可能性があるという。
サンティアゴ・ヴィジャルバ・メデロス
リスト掲載日:2017年9月25日 手配ナンバー:515
ギャングのメンバーで、2名を殺害した容疑で2017年に最重要指名手配された。犠牲者のどちらもギャングとはまったく関係のない人物で、メデロスの勘違いで殺されてしまった。
犠牲者となった女性は、赤いジャケットを着て、赤い車を運転している兄弟と一緒に歩いているところをメデロスに襲われた。じつは赤はメデロスが所属するギャングと対立するギャングの色で、そのために巻き添えを食ってしまったのだ。
もう1人の犠牲者の男性は、メデロスがギャングに借金をしていると勘違いしたことから殺された。
メデロスはメキシコに逃亡したと考えられている。左肩にS、右肩にEというタトゥーをしており、1100万円相当の懸賞金がかけられている。
ロバート・ウィリアム・フィッシャー
リスト掲載日:2002年6月29日 手配ナンバー:475
2001年4月、放火されたフィッシャーの家に駆けつけた警察官は、殺人の証拠を発見した。妻は喉をかき切られ、後頭部を撃たれていた。2人の子供もまた首を切られていた。しかし、夫であるフィッシャーはどこにも姿が見えなかった。
証言によれば、フィッシャーは攻撃的かつ支配的な人物で、妻は離婚しようとしていたという。また殺人のあった晩、近所の人たちはフィッシャー夫妻の口論を耳にしている。
郊外の松林でフィッシャーの車が発見されているが、本人は見つかっていない。キャンプが得意だったことから、現在もまだ森の中で生きている可能性もある。生きていれば50代半ばである
バドレシュクマール・チェタンバイ・パテル
リスト掲載日:2017年4月18日 手配ナンバー:514
2015年4月にダンキンドーナツで妻を殺害した容疑で最重要指名手配。インド出身で、警察によれば、夫婦は口論をしていたらしい。アメリカに残りたがっていたパテルに妻が反対していたことが口論の原因と考えられている。
夫妻は仕事のためにダンキンドーナツに入店したが、監視カメラには1人だけで店を出るパテルの姿が映っていた。ナイフで刺殺された妻の遺体が発見されたのは、それから数時間後のことだ。
パテルが最後に目撃されたのはニュージャージーの電車の中であるが、すでにインドに帰国したか、親族に匿われていると考えられている。
ジェイソン・デレク・ブラウン
リスト掲載日:2007年12月8日 手配ナンバー:489
第一級殺人と武装強盗の容疑で2007年12月から最重要指名手配中。2004年11月、現金輸送車を待ち伏せて襲撃。警備員に6発の銃弾を喰らわせ、5万6000ドル(約600万円)入りのバッグを盗み、自転車で逃走した。
容疑者として指名手配されてすぐ、ブラウンはアリゾナ州からネバダ州まで移動。そこで車に乗り、家族のいるカリフォルニア州にまで逃走した。逮捕状を持ったFBI捜査官が駆けつけるも、2時間の差で取り逃がしてしまった。
ブラウンの犯行を指し示す証拠はいくつもあるが、逮捕にはまだ至っておらず、2200万円の懸賞金がかけられている。
ラファエル・カーロ=キンテロ
リスト掲載日:2018年4月12日 手配ナンバー:518
巨大麻薬カルテルの中心人物で、1985年に起きた麻薬捜査官誘拐殺人事件の容疑者でもある。他にも麻薬捜査官のパイロット、ジャーナリストのジョン・クレイ・ウォーカー、歯学部の学生の殺人事件にも関与しているとされる。ウォーカーと学生は麻薬捜査官と勘違いされて殺された可能性が高い。
キンテロはメキシコで逮捕され、40年の懲役刑を言い渡されるが、2013年にわずか28年服役しただけで釈放されてしまった。これが麻薬取締局の逆鱗に触れ、最重要指名手配リストに加えられることになった。
懸賞金は2200万円。これまでの情報によれば、現在もメキシコで生きているようだ。
ヤセル・アブドゥル・サイード
リスト掲載日:2014年12月4日 手配ナンバー:504
サイードには2人の娘がいたが、ずっと虐待しており、彼女らは父親に怯えて暮らしていたという。
ある日、サイードは娘のアミナにかなり年上の男との縁談を持ちかけるが、これを拒否され激怒。アミナは恋人との駆け落ちを計画し始めた。
2008年の元旦、サイードはお昼を食べに行こうと娘2人を誘い、車の後部座席に乗せると、彼女たちに発砲。アミナは即死だったが、妹のサラはまだ生きており、警察に通報してから息絶えた。その電話では、「助けて、助けて! お父さんに撃たれた。お姉ちゃんも。殺される!」という叫び声が聞こえたという。
サイードは2014年12月に最重要指名手配リスト入り。懸賞金は1100万円だ。サイードは左まゆに傷が、首の両脇には母斑がある。
アーノルド・ヒメネス
リスト掲載日:2019年5月8日 手配ナンバー:#522
2012年、結婚からわずか数時間後に新妻を殺害した容疑で、2019年5月に最重要指名手配される。
式場から自宅へ帰宅する途中で口論となり、ヒメネスは花嫁を複数回刺して殺害。遺体を引きずってバスタブに放り込むと、そのまま逃走した。
子供を迎えにこない娘を心配した妻の家族が警察に連絡し、ヒメネスのアパートに向かった警官によって遺体が発見された。ヒメネスの兄弟の家ではシートが血塗れになった車が発見された。ヒメネス本人は兄弟の手を借りてメキシコに逃走したと見られている。
ヒメネスは身長180センチ、体重90~100キロの大男だ。
アレハンドロ・ロサレス・カスティージョ
リスト掲載日:2017年10月24日 手配ナンバー:516
恋人に借金をしたことで仲がこじれ、殺害した後に逃亡。
カスティージョは金を返すフリをして元恋人リーのもとに現れるが、どうやら金を返す代わりに銃を突きつけ、彼女の金を奪い取ったらしい。その後、リーを車で森まで連れて行くと、後頭部めがけて発砲。渓谷に遺体を遺棄した。
カスティージョはリーの車で新しい恋人と一緒にメキシコへ逃亡。その恋人はアメリカに戻り自首したが、カスティージョは現在もまだ逃亡中だ。
メキシコにいる可能性が高いが、エルサルバドルに逃げたとも考えられる。2017年10月に最重要指名手配リスト入りした。
DedMityay/iStock
ということで、もしかしたら日本に潜伏している可能性もあったりなかったりするので、これらの顔にピーンときたら110番だ。日本の警察が対応してくれるかどうかはちょっとよくわからないが。
☆電車で隣に座っていても気が付かんわい!