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アメリカで交通取り締まり役としてのポリスロボットが開発される。ドライバーと警官の間の暴力事件防止の為

2019年05月17日 | 世界びっくりニュース

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 車が行き交う路上での取り締まりにはいくつかの危険が伴うが、アメリカで深刻になっているのはその場で生じる暴力だ。

 現地では、取り締まりで警官と違反者の暴力が頻繁に起きている。年間数千件ともいわれる事件の中には、双方に重傷者や死者が出るケースも少なくない。

 そんな昨今、こうした事件を未然に防止するために開発された「ポリスロボット」が話題になっている。

 警官の手続きを代わりに行うこのロボットに、取り締まりの安全性向上が期待できるという。


GoBetween Robotics: A traffic stop robot to keep everyone safe

警官とドライバーの間に発生する暴力を防ぐポリスロボット


 アメリカの非営利研究機関SRI Internationalが公開した「ポリスロボット」は警察によるドライバーの取り締まりで発生しがちな事件を防ぐために作られた。

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 開発に携わったのはSRIのロボット研究エンジニアのルーベン・ブリュワーだ。 彼はこのプロトタイプを自宅ガレージで作ったという。

 「人間同士でやりとりをする場合、お互いに感情的になり、そこから暴力事件に発展することもあります。ですがロボットなら常に淡々としています。エキサイトして誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることもありません」

 このロボットはすべてを安全に保つために人の間を行き来するのだ。

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レッカー移動や会話の監視、交通事故も防ぐ


 ロボットはパトカーの側面にある伸縮性のアームで、前にある違反車の窓まで移動する。

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ロボットのカメラが警官とドライバーの会話を仲介
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警官は後ろのパトカー内でロボットを操作しドライバーに指示を出す
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 そのやり取りが済むと、後の手続きはロボットがすべて行う。この機体は免許証をスキャンし、違反チケットまで発行するのだ。

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 これならワンクッション置いて警官と話すことになるので、顔を見合わせながらの激高した口論を防ぐことができるだろう。

 車が激しく行き交う路上でもコンパクトなロボットが動くだけで、手続き中の交通事故も起きにくいという。


逃走車をタイヤをパンクさせる機能も搭載


 けど簡単に逃げられそう…と思いきや、実は巧妙な逃走対策が取られている。

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 このロボットは前方に移動する際に、下部にある棒状のスパイクストリップを動かして違反車の下にそっと入れる。

 スパイクストリップは鋭い鋲でタイヤをパンクさせる逃走防止用具だ。それを仕掛けられたまま発進した車はタイヤがズタズタにされる。

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 これならアメリカ名物のカーチェイスに発展することはないだろう。逃げるのも一苦労だからだ。


人間の仲介役となり安全を保つロボット


 アメリカでは、年間およそ1700万件もの違反者のうち、20万件近くが暴力に発展し、警官と違反者の間で死傷者が出るケースも少なくない。

 開発者のブリュワーはこうした事故を未然に防ぐため、間にロボットを置くことを思いついた。

 違反者の怒りから生じる事件の防止はできない。だが、たとえ怒った違反者がロボットを殴ったりしても、壊れた部品を交換すれば良いだけだ。

 その一方で、両者の直接対面が無ければ感情的な衝突も軽減し、物理的な殴り合いや銃の使用といった人命にかかわる暴力事件は減るかもしれない。

 人間の仲介役となり安全を保つポリスロボット。これである程度の効果が認められれば、実際に導入される日は近いかも?
 
References:futurism / youtubeなど

☆これは実現する可能性「大」やな!