保健福祉の現場から

感じるままに

コロナワクチン大量廃棄

2024年04月16日 | Weblog
R6.4.15読売「コロナワクチン廃棄額6653億円…厚労省「必要な量購入した」「無駄とは考えていない」」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240415-OYT1T50201/)。
R6.4.16中日「市川團十郎、厚労省の主張に「え?」 コロナワクチン廃棄額6653億円に疑問 「無駄とは考えていない…え?」」(https://www.chunichi.co.jp/article/885112)。
R6.4.19朝日「コロナワクチン用冷凍庫、どこへ 全国約2万台 処分に動く自治体」(https://www.asahi.com/articles/ASS4L51YWS4LUTNB00WM.html?iref=pc_apital_top)。

「新型コロナワクチン」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html) に関して、R5.12.25「新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001182926.pdf)p11では「特例臨時接種 (〜R5年度)」のワクチン価格は非公表となっていたが、 R6.4.15朝日「コロナワクチン廃棄2億4千万回分 厚労省「無駄とは考えていない」」(https://www.asahi.com/articles/ASS4H2Q2SS4HUTFL009M.html?iref=pc_apital_top)では「廃棄される新型コロナウイルスワクチンが約2億4千万回分になると明らかにした。廃棄分は概算で約6653億円に上る。」とある。R5.1.31マネーポスト「国の負担となる大量購入したワクチンの廃棄問題 日本でも「7000万回分」廃棄する可能性」(https://www.moneypost.jp/989799)の「現実に廃棄するワクチンは公式の統計より多くなる」(https://www.moneypost.jp/989799/2/)は認識したい。 しかし、コロナ関連の薬剤廃棄はワクチンだけではないであろう。例えば、R5.8.21「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第10.0版(https://www.mhlw.go.jp/content/001136720.pdf)p23に示すように、発症予防の適用は中和抗体薬だけであるが、「オミクロンに対して有効性が減弱している」とあり、使いにくい。R4.11.29財政制度等審議会「令和5年度予算の編成等に関する建議」(https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html)(https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/01.pdf)p21「これまでは新しい治療薬が薬事承認される度に感染拡大に備えて大量に購入してきているが、足もとでは治療薬の8割程度が残っており、これらは順次使用期限が到来する。」とあり、R4.11.29財政制度等審議会資料(https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/04.pdf)p16「新型コロナの治療薬の状況」では、「カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)」の契約数量、納入済数量、使用済数量、残数量は「非公表」とのことである。R3.10.13毎日新聞「抗体カクテル療法「1回31万円で50万回分調達」 菅前首相が発言」(https://mainichi.jp/articles/20211013/k00/00m/010/213000c)・R3.10.14朝日新聞「抗体カクテル「1回31万円で50万回分調達」 菅前首相明かす」(https://www.asahi.com/articles/ASPBG4VZVPBGULBJ00C.html?iref=com_apitop)が報じられ、R4.6.7マネーポスト「中外製薬と塩野義製薬の明暗を分けるコロナ治療薬 新薬で来期逆転はあるか」(https://www.moneypost.jp/913012)では「好調の理由は、やはりロナプリーブ。開発元の米リジェネロン社は、「オミクロン株には効果が低い」としているにもかかわらず、政府が調達したおかげで、ロナプリーブの売上高(2022年1~3月期)として608億円が計上されている。」とあった。どうも我が国は効果が薄れた海外産の薬を高額で大量に購入されているようにみえるが、何か特別な理由でも存在するのであろうか。
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