友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

2・26事件から76年

2012年02月26日 19時28分42秒 | Weblog

 暖かな日が続いていたのに、今日は北風が強く吹いて冷たい。昨日に続いて、2歳7ヶ月の孫のお守りをする。近くに屋外公園と航空機の展示館のある施設がある。そこで遊べば、体力を使うことになり、夜は早めに眠るだろう。そんなことを思って孫娘を連れて、ジジ・ババで出かけた。出かける時に、警戒して嫌がるかなと思ったけれど、意外にすんなりと承知し、「飛行機を見に行く」と母親とのしばしの離別も苦にしない様子だ。

 

 公園に着くと早速、建物の南に造られた小高い丘に向かって歩き出す。風は強くとても冷たいが、そんなことよりも遊べることの方が楽しいらしく、小さな身体をいっぱいに動かして登っていく。公園の一角にあるコンビネーション遊具の周りには、若いお父さん・お母さんが寒さに震えながら子どもたちを見ている。子どもたちの方は寒さなど感じないのか、遊具を上ったり降りたり滑ったり、あれをやる、これをやる、と動き回っている。

 

 長女の時もそうだったけれど、初めて行う遊具でも全く恐がらない。何でも出来るつもりで向かっていくので、しばし、反対側から滑ってくる子や上ってくる子の邪魔をすることになる。でも、子どもはそれなりのルールがあるようで、年上と思われる子は年下の子を優先させてくれる。見守っている大人の方が寒さに耐え切れなくなり、展示館に行こうと誘うけれど、どの子もなかなか遊具から離れようとしない。

 

 広場ではお父さんが子どもを相手にボール遊びをしていたり、家族でドッヂボール遊びをしている。砂場では裸足で砂遊びをしている子がいた。お父さんとふたりで来たのか、バケツに砂を詰めて山を築いていた。お父さんはトイレに行きたくなったのか、「ここに居るんだよ」と言っていってしまった。「寒いね」と声をかけると、「うん、でも平気だよ」と言う。お父さんが帰ってくると、「おじさんとお話してた」と報告する。よく見ると、お父さんも素足のサンダル履きだ。寒さ知らずの親子である。

 

 散々遊んだ後、展示館に行った。孫娘は保育園で、靴も靴下も脱ぐ癖なのか、建物の中に入るとすぐに脱いでしまう。その方が滑らなくてすむからだろう。素足で館内を走り回っていると、展示館の職員がやってきて、「靴を履かせてください」と言う。私が、えっという顔をすると、「怪我でもしたら困りますから」と言う。さらに「床で滑ったりしますし」と言う。「大丈夫です。私が見ていますので、放っておいてください」と私は職員の注意を押しのけた。

 

 ジジイが孫と一緒に来ているのだから、何かあれば監督者であるジジイの責任である。他人に迷惑な行為をしているならば、あるいは危険な行為をしているならば、それは職員から注意を受けて当然だけど、裸足で走り回っていることの危険性が私には理解できない。私があまり強い口調で言い放ったので、その職員は呆れ顔で管理室に引き返していった。この会館で遊ぶ子どもを見ていると、幼児が圧倒的に多く、小学1年か2年までの子どもばかりだ。外の遊具での時もそうだったけれど、子ども同士でもなんとなくルールがあるようだ。

 

 今日は、2・26事件の日。写真で見ると寒い日のようだが、決起した将校や兵士は寒くなかっただろうか。わずか、76年前のことでしかない。公園でタンポポを見つけた。もうすぐ春なのかな。

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