友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

人間が作り上げて来た社会

2024年02月11日 17時10分34秒 | Weblog

 元気になったカミさんは、久しぶりの仲間とのゴルフレッスンに、朝からいそいそと出かけて行った。お昼、私も久しぶりに、玉子たっぷりのフレンチトーストを作り、NHKの「のど自慢」を見ながら食事をした。

 12時36分頃、出演者が歌っている最中に、突然に画面が地震警報に切り替わった。そのうち「のど自慢」に戻るだろうと思っていたが、午後1時に次の番組が放映された。能登地方はNHKテレビしか受信できないので、放映に努力して欲しいと言う声を受けてのことだろうが、処理の仕方がマズイなと思った。

 日曜日に私が楽しみにしているのは、NHKの「のど自慢」と中日新聞と朝日新聞が掲載する「俳壇・歌壇」だ。この街の歌人(?)で、月城龍二さんの作品が載っているかと真っ先に見てしまう。今朝は朝日新聞に掲載されていた。

  「平和という言葉はいつも悲惨な現実を隠す白雪のごと」

 作品から意外に若い人のような気がした。きっとあの雪景色から、この歌を思いついたのだろう。真っ白な雪景色は、その下にあるどんな醜いものも覆い隠してしまう。パレスチナとイスラエル、ウクライナとロシア、この戦争はいつ終わるのだろう。

 よく報道で、民間人の死者が何人と言う。兵器を持たない人が殺されていると伝えることで、戦争の悲惨さを伝えようとしているのだろうが、言外に兵器を持った兵士の死は仕方ないというフシがあるようで、いたたまれない気がする。

 民間人であろうと兵士であろうと、戦争の犠牲者であることに変わりは無い。戦争が無ければ死なずにすんだ大勢の人々がいる。「祖国のために戦え」とか、「国民を守るために敵を殲滅せよ」と、指導者は檄を飛ばすが死者の責任は負わない。

 こんな無責任な指導者がなぜ、放置されているのだろう。国民に知恵が無いのか、勇気が無いのか、それとも独りで声を上げることが怖いのだろうか。人間が作り上げて来た社会なのに、人間が変えられないのは悲劇でしかない。


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