友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

巣ごもり生活が拍車をかける

2021年08月26日 17時46分38秒 | Weblog

 猛暑が再びやって来た。甲子園で高校野球は私が望むチームが勝ち進んでいるからいいけど、そうでなければ、誰にも会わない巣ごもり生活のストレスに負けそうだ。こんな時は妄想の世界へも辿り着けない。

 「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、猫を救って欲しい。自分にとって必要のない命は、僕にはどうでもいい」と発言したユーチューバーが批判を受けて、「無知でした。勉強します」と謝罪していた。

 どういう人物か私は知らないが、大学を卒業して「知らなかった」という弁明よりも、「自分にとって必要のない命はどうでもいい」という発想が怖い。必要でない命があるはずがない。彼はどのようにして収入を得ているのか知らないが、他人がいなければ私たちの生活は成り立たない。

 でも、こういう発想の人が増えているのかも知れない。私が愛読している中日新聞の『スットン経』の著者、諏訪哲史さんが「『滅菌族』の台頭」と題して書いていた。「10年前からじわり台頭し始め、僕の感覚では今の20歳の人の3割まで増えた一群の潔癖者たち、それを僕は滅菌族と呼んでいます」と。

 「不純な雑菌の生き方を許せない滅菌族」は、「欲情を抱く」者や「公序良俗を逸脱する」者を「不潔」とか「気持ち悪い」と非難し、排除する傾向にあると指摘する。「猥談さえ罰せられる狭量で超潔癖な粛清社会、正義の厳罰社会を慮る今日この頃です」と結ぶ。巣ごもり生活が拍車をかけているかも。


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