小3の孫娘の通知表を見せてもらった。1学期よりも確実に成績はよくなっている。「3学期はもう少し頑張る」と自分でも、成績が上がるのが楽しいようだ。「視力もね、0.2が0.6に上がったの」と言うが、「でも、何にも見えない」と零す。「眼科の先生に診てもらった?」と聞くと、「まだメガネはかけなくてもいいと言ってた」と答える。
姿勢は悪いし、ユーチューブばかり見ているから、目を酷使しているのが原因だと思うけど、今は成長期だ。もう少し経てば自分で気を付けるようになるだろう。孫娘の朗読は小学校の教師であったカミさんよりもうまい。「学校では手を挙げて、本読みするの?」とカミさんが問えば、「別に」と答える。
私が小学校に入学した時、国語の教科書をスラスラ読める子がいて驚いた。事前に読む練習をすれば出来るようになるのに、小5のある事件まで、予習をすることはなかった。教科書は見なかったが、学習百科事典を見るのが好きで、大陸移動説とか進化論とか歴史上の人物とか、いわゆる「物知り」だった。
自分が「成績が悪い。頑張らなくちゃー」と思うようになったのは高校に入ってからだ。「英語はよその国の言葉なのにどうして学ばなくてはいけないのか」とサボっていたから、勉強の方法が分からなかった。いつも英語の成績が良い友人に「テスト勉強はどうやったらいい?」と聞いた。「教科書を暗記すればいい」と教えられ、そのようにしたが、その場限りだった。
成績順を発表した中学では、実力試験は英語以外はまあまあだったから、「実力でやればいい」とヘンな理屈が身に付いてしまった。思えば私は、ズーと自己弁護に生きて来た。これが実力だったのだ。孫娘たちはどうやら私よりは頑張り屋のようなので安心だ。
明日は三田佳子さんの朗読劇『九十歳。何がめでたい』を観に行くのでブログは休みます。
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