友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

トラブルは続いたけれど

2011年06月15日 21時37分20秒 | Weblog
 香港・マカオのツアーに参加したメンバーを眺めていて、気付いたことがる。男性ばかり6人で参加しているグループは、中学校からの同級生のようだ。その次が私たちの4人で、3人姉妹とその婿養子の私と思っていた人がいたようだ。中には姉のことを母親だと思い、親孝行の息子夫婦と勘違いしていた人もいたと聞いた。女ばかり3人で参加していたのは2組で、50代のグループと60代のグループではつながりが違うようだった。50代のグループの方はご近所仲間か趣味仲間というところだろう。60代のグループは元先生の雰囲気があり、「信号は赤、渡ってはダメ」とか「カバンは前で抱えて」と、みんなに指図していた。

 残りはカップルで、ほとんどが定年退職した夫とその妻だった。そのなかで、1組だけ若い男女がいたが、「あのふたりは夫婦じゃないよ」と姉はささやく。どうしてそう思ったかというと、ふたりの姓が違っていたからだ。不倫?いや、夫婦別姓だってあるわけだから、そんな目で見ることはないのにと思うけれど、旅行の初めの頃はみんなが興味深げに見ていた。女性の方は明るく華やかで、誰にでも話しかける開放的な人だった。男性の方は少し歳若で、出来るだけ目立たないように振舞っていた。それからひとりで参加している女性がいた。なかなかキレイな人だったが、「夫婦じゃないよ」と見られている女性と同じ歳くらいだけれど、性格的には真反対で人々の輪の外に居ることが多かった。

 女性だけで参加しているグループは、「旅行の時まで夫の面倒をみさせられるのは嫌。絶対に一緒に旅行はしたくない」という意見が圧倒的だった。そこで、夫婦で参加しているカップルを観察してみると2つのタイプに分かれるように思った。女性リード型と男性主導型である。女性の方が活発で男性は後から付いて行くタイプと、男性が全て決めてしまうけれど女性は不満に思わないタイプである。それで食事の時を見て、なるほどと思った。それは、食卓にいろいろと食べ物が並ぶと、女性リード型は女性が男性の皿におかずを取り、男性主導型はその反対だった。要するに相手を気遣っているからカップルとしてうまくいっているのだろう。

 そんな仲の良さそうな夫婦でもトラブルがあった。朝、ホテルから電車に乗って移動するというので、駅に向かって歩いていたところ、突然男性が「旅行カバンがない」と言い出した。ホテルのロビーに旅行カバンを置いたまま歩いて来てしまったのだ。そこで、夫婦のどちらがカバンを見ていなくてはならないかでちょっとした夫婦喧嘩になってしまった。互いに相手を頼りにしているとそんな行き違いも起こるものだ。6人の男性グループもこの電車での移動の際に、4人が行方不明になった。6人もいるので、誰かが見ていてくれるだろうという思い込みがこうした事故になったのだと思う。

 ホテルへ入るのが午後11時過ぎとか、旅行カバンを持っての移動距離が長いとか、年寄りには無理なほどの起伏の大きな道のりであったりとか、いろんなことがあったけれど、最後には仲間意識も生まれ、気持ちよく旅を終えることが出来た。
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