友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

最後の恋に意気込む

2020年01月05日 19時30分45秒 | Weblog

 新年早々なのに、どういう訳か無気力に陥っていた。それが昨日は、もう花の世話はしないと思っていたのに、昨年のチューリップの球根をこのままにしておくのは可哀そうに思えて、ルーフバルコニーに出て植えた。いつもなら、鉢の土を全部取り出し、たい肥を入れて新しい土作りをするのに、それを省略して植えてしまった。

 今朝は、マンションの新年会。この機会に私たちが掘った井戸から水を汲み上げ、皆さんに見てもらうために準備をした。皆さんが来ても水が出なかったらいけないからと、早めに取り掛かったのは正解だった。長い間水を汲み上げていなかったから、なかなか水が上がって来ない。慌てずに待つが、水が出なかったらという不安はあった。

 「空気を吸っていないか?」と先輩の声が上がる。ここは慌てずに待つことが肝心だ。しばらくすると水が上がって来た。私たちが掘った全ての井戸で試してみたが、4本とも水を汲み出すことが出来た。水量も申し分ない。周りで遊んでいた子どもたちに、「この水は地下から汲み上げているの。水に触ってみて」と言うと、興味深そうに手を差し出し、「あったかい」と言う。

 新年会で水を出すことが出来たので、「お祝いをしよう」と言うことになり、我が家で酒盛りとなった。話の盛り上がりから、会社の金で遊んできた来た先輩たちがどんな風に女性を口説いてきたかを得意気に語る。そして酒の勢いから、「最後の恋を咲かせるぞ」と約束することになった。年寄りには幾つになっても、「恋は生きる原動力」なのだ。

 金で恋を買うなんてと思いつつ、「そうか、最後の恋を競い合うのか。まだまだみんな若いんだ」と痛感する。無気力なんて言ってられない。けれど、本当に最後の恋を成就することが出来るのだろうか。「老いらくの恋こそわれの終着点 夢見るように思い巡らす」。


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