NHKに受信料を払っているのだからと思って、朝のドラマ『おちょやん』と大河ドラマ『青天を衝け』を観ている。しかし、毎年面白くなくなっている。最近のNHKドラマはリアルさに欠け、笑わせようとし過ぎだ。
面白くないと感じるのはきっと私が年取ったせいなのかも知れない。やたらと大きな声を上げたり、ふざけてみたり、どうしてどれも同じような演出になっているのかとさえ思う。もっと、登場人物の心のひだに触れるようなドラマ作りをして欲しい。
でも、衛星放送の受信料まで払っているのだから、テレビを観ないのではぼったくられているようで気分が悪い。番組表を見て、Eテレで興味深い放送を探したり、コマーシャルがないので衛星放送でスポーツを観たりしている。
私はNHKの存在価値は無くなったと思っている。ドラマも歌番組もニュースも民間放送に任せればいい。もう、NHKでなければ出来ない番組作りはホンの一握りしかない。Eテレだけ残して、衛星放送も含め一切の放送業務から撤退すべきだ。
国営放送が必要だった時代は終わった。NHKの器材やノウハウを民間に譲り渡し、Eテレだけの放送局になれば、受信料の徴収は止め、Eテレを維持する費用は国が負担する、そんな切り変わりの時だと思う。