友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

久しぶりに遇った彼は妙に痩せていた

2018年07月08日 18時02分29秒 | Weblog

  エレベーターで一緒になることが多い、若い夫婦がいる。羨ましいくらい仲良しで、先日もふたりが手をつないで歩いていたところに出会った。若いと言っても長男が高校生だから40歳前後だろう。カミさんは人形のように小さくて可愛い女性で、ダンナもイケメンでイクメンンでもある。ダンナの両親と私はほぼ同じ歳で、昔からよく知っている。

 今日もエレベータの前でダンナに遇った。いつもの溌溂とした表情ではなかったから、初めは気が付かなかった。「おや、久しぶりだね。散歩?」と声をかけると、汗を拭きながら「天気が良くなったので歩いて来ました」と言う。「退院して、まだ3日目で、少し歩こうと思って」と付け加える。山が好きで、よくどこどこの山に行って来たという話は聞いていたし、身体もがっちりとした健康体そのものだったのに、今日の彼は妙に細くなって目の下にくまが出来ていた。

 「糖尿病で入院してたんです。血糖値が急に高くなって、即入院だったんです。6キロ痩せました」と話す。原因は毎日の食事で、お昼に食べるブルガリアヨーグルトと寝る前に飲む梅酒でしたと、数値をあげて説明してくれた。70歳過ぎれば子どもたちも一人前だから心配は要らないが、彼はまだ働き盛りで一番下の子は小学生だから、まだ元気でいなくてはいけない年齢だ。「とにかく気を付けて、頑張ってね」とだけ言って別れた。

 身体には自信があっても、どこかで無理をしていればそのひずみは必ず現れる。今日は地域の納涼祭の打ち合わせ会に出席した後、市の夏祭りに参加しない代わりにみんなでバーベキューをしようということになり、その候補地を下見してきた。若い学生風の男女がたくさん来ていたし、噴水の下では子どもたちが裸になって水遊びをしていた。久しぶりに太陽を見て、すっかり真夏の気分になった。

 今晩はカミさんがいない。ひとりでお酒を飲んでおいしいもの食べよう。

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