みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

横山岳            2019.11.3(日)

2019-11-06 | クラブ山行

クラブ報告

2019年11月3日(日)  天候 曇り時々晴れ  参加者 18名

 

CL 足立Yさん

 湖北を代表する双耳峰の横山岳。白谷出合の登山口から左岸の林道を上流へ向かう。杉林に入るとすぐに河原に下りて流れを渡る。右岸に渡ると谷が狭くなったように感じる。その後は、渓流を何度も徒渉する。石が滑りそうで慎重に渡る。流れは結構速く清流である。細い橋は、もっと気持ちを集中させて渡る。ここで落ちたらずぶ濡れだ。参加者の平均年齢は68才だけれど、全員無事に徒渉を乗り切った。
 突然「イノシシ!」と先頭の方から聞こえてきた。「黒いのもいたけど、あれ、熊?」「うり坊かな?」「3匹はいた。」対岸の木々が揺れイノシシが移動している。「水を飲みに来たのかな?」徒渉の緊張が解け周りを見る余裕も出てきた。しばらく行くと次は「あ、ニホンカモシカかな?」「よく肥えているからこの森が豊かななんだ。」そのカモシカは高いところ に移動し、安全を確保してから人間を観察していた。
 紅葉も美しく秋の華やかさがある。黄色や赤に緑も混じり目を楽しませてくれる。今年の夏は暑かったため茶色もまじっている。
 しばらく進むと経ノ滝、その後には五銚子ノ滝と続く。上段20m、中段15m、下段3mぐらいで幾筋も糸を引くように落ちる。その後、直登尾根に取り付く。ジグザグに登り、露岩をザイルを頼りに登っていく。滝の落下音が遠ざかると、ブナ等の見事な落葉樹の急な山腹を直登する。木の幹につかまりながらの急登は延々と続く。ササが現れ傾斜がようやく緩くなり、やっと切り開かれた頂上に出た。
 山頂からは、左手に伊吹山、手前は己高山、広々とした琵琶湖もよく見える。
 東峰への尾根道は快適である。よく整備され歩きやすい。花の山として人気の高い横山岳。イワウチワノ群生地がずっと続く。見事である。秋なのにピンク色のフリルの着いた花まで所々に咲いていた。「また、春に来たいね。」「でも、あの急登は、もういいわ。」
 春にくる価値は十分にある。春の下見時には、イワナシの花の群落が美しかった。
 登山口からここまでに出会った花は、ゲンノショウコウ、フジグロセンノウ、ツルリンドウ、ミカエリ草、ミヤマシキミ(実と蕾)リュウノウ菊、ラショウモンカズラ、ヨメナ、アキノタムラソウ、アキノキリンソウ・・・。花の先生のA美さんの後ろを歩き、教えてもらったが、残念なことに短期記憶しかなく、すぐに忘れる。
 下山道の金居原分岐のあたりで「ナメコかな?」という声に反応して、大勢が集まった。興奮気味である。ブナの群生林をぬけ、その後は一気に急坂を下山。
 徒渉あり、急登あり、紅葉あり、生き物や花との出会いあり・・水の音を聞き・・色々と発見する喜びが疲れを忘れさせてくれた。更に道の駅にて、大文字草・柿・唐辛子などのお土産も買い楽しみの締めくくりができた。
 
お世話をしてくださったリーダーの皆さんに感謝。
                                                
 (記録担当 後藤Kさんの報告より

コースタイム  
関5:55==道の駅(織部の里もとす)6:40==道の駅(坂内)7:20~7:30==横山岳登山口7:50~8:05・・・林道出合(太鼓橋)8:45・・・経ノ滝9:00・・・五銚子ノ滝9:40・・・横山岳西峰(昼食)11:30~12:05・・・東峰12:30・・・金居原分岐13:10・・・林道出合14:00・・・横山岳登山口駐車場14:30~14:45==道の駅坂内15:05~15:20==道の駅(織部の里もとす)16:00==関16:50

 


                              (写真提供 古谷さん)

 

                                   (地図提供 古谷さん)

 


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