ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

プリプリ肌になる、コラーゲンたっぷりの「西陣 鳥岩楼」の水炊き。大人気の親子丼に舌鼓

2012-04-20 | グルメ

桜の時期、京都に住むミモロの元には、東京のお友達が次々にやってきました。
「いろんなお友達が来てくれて、嬉しい!」と、京都案内に張り切ります。

この日も、お友達が、親戚の方々との女だけの「女子旅」に。
「ミモロちゃんと夕食を一緒にしたいので、どこか知らない?」と。
「ウーみんなでお話できるテーブル席がいいよね。女子旅だから…そうだ、お肌がプリプリになるコラーゲンたっぷりの水炊きなんてどう?」「うん、いいかも…」そこでミモロは、以前から行ってみたいと思っていた西陣にある水炊きの専門店「鳥岩楼」を予約しました。



西陣の一角に位置するお店は、情緒ある佇まい。もともと祇園で創業した鳥料理の専門店で、昭和20年に、ここ西陣に移転。民家を改装し、京都らしい風情たっぷりのお店に。

お店に到着したミモロたち。「ワー京都らしい!」と、お店の構えを見たお友達。
(ここで感激していたら…中に入ったら大変かも…と、ひそかに思うミモロです)

お店の方の案内で、奥のお部屋へと入ります。
「こっちだってー」とミモロは、先頭に立って、お友達を案内。
(京都暮らしをしているんだから、ちょっと慣れた感じでいなくっちゃー)

途中には、燈籠が置かれた中庭が。ミモロの後ろからは、「キャー、京都らしい…ステキー」とのお友達の歓声が。
いつもなら、ミモロが声をあげるところですが、この日のミモロは違います。

庭を囲むように続く廊下を経て、一番奥のお部屋へ。ここには、2~25名で利用できるお座敷が8つあります。ミモロたちのお部屋は、4人にふさわしく、4畳半ほどのこじんまりとしたサイズで、床の間や柱、天井にも古い趣が漂い、落ち着いた雰囲気。庭の緑も中から眺めることができます
「ここだねー」

お部屋に着くなり、「ワー、ステキなお部屋。京都らしい!こういうの東京にはないわねー。4人には、広すぎず、狭すぎず、こういう大きさのお部屋っていいわねー。歴史を感じる…京都に来たって実感するわねー」と、嬉しそう。

席に着くと、まずは、御干菓子とお茶が。
小さなアラレのブブが入った梅昆布茶です。
「キャー可愛い!こういうのって、やっぱり京都よねー」とお友達。
(まぁね。こういうおもてなしって、京都では、よくあるよねーと、いかにも馴れた感じで、お茶を飲み干すミモロです)

やがてミモロたちの前には、季節の付き出しが。
鴨のロース、筍の煮物、菜の花の和え物などが並んでいます。
「キャ!筍と菜の花だって、春らしい…鴨のロースも美味しいわよー」と、お友達。
(うーミモロが思っていること、全部言われちゃったー。でもやっぱり春らしいね)
「京都では、今から筍が美味しくなるんだよ」と、ちょっと自慢そうにいうミモロです。

いよいよ鍋が運ばれ、水炊きの準備が始まります。

「アラ、このお鍋ステキ!シンプルだし、深さもいい感じ。こういうの東京にないわよねー。それにピカピカよ。磨くの大変そうー」と、主婦目線のお友達。確かに、金色にピカピカ輝く鍋は、まさに機能美という感じ。

さて、その鍋の中には、すでに井戸水を使い、新鮮な鳥のアラを 数時間かけて、じっくりと煮込んだ白濁したスープと、ぶつ切りの鶏肉が入っています。その中に、シイタケ、エノキ、水菜、三つ葉、白菜、豆腐、生麩、湯葉、餅などを入れていただきます。


コトコトと煮込んで、いよいよ食べごろに。

鳥スープのいい香りが、部屋中に立ち上り、ミモロの鼻をくすぐります。
「もう食べてもいいかな?」と、我慢できなくなったミモロです。
(あ、今日はお客様がいらっしゃるんだった…と、ふと我に帰ったミモロ)
「どうぞ、お先に…」と、まずはお友達に勧めます。「あら、ミモロちゃんからどうぞ…」と言われ、
「ウーでも…」と言いながら、しっかり箸を手に取っているミモロでした。

「ワー生姜の味がするー。体が温まるねぇ」とミモロ。
「ホント、いいお味ねぇ。美味しいスープ…山椒を入れると、いっそう味が締まって、美味しいわよ」と。
「鶏肉も味が濃いって感じね」「この生麩も京都らしいわねぇ」「あら、湯葉もあるわよ」
食べたり、しゃべったり…こういうのが、女子旅の楽しさ。

最後に、もちろん雑炊をいただき、すべてのスープを飲み干します。

「コラーゲンがたっぷりだから、きっと明日の朝は、プリプリ肌になってるかも…」とミモロ。
「そうねー。嬉しい。きっとミモロちゃんも毛並もツヤツヤになるかもよー」
そういわれて、思わず顔に手をやるミモロです。(このところ毎日お出かけで、ちょっとお手入れ不足で、パサパサになってるんだったーマズイ!でも、このスープで少しは良くなるかな?)と密かに期待します。

「あ、ここね。親子丼も有名なの…まだ食べれる?」とミモロが、お友達に尋ねると、
全員「まだ、入りまーす。親子丼は、別腹で…」と。

夜は、水炊き専門のお店ですが、昼のみ「名代親子丼」がいただけます。(夜の親子丼単独注文は不可)。そのため、昼時には、修学旅行生をはじめ、多くの観光客が、その味を楽しみに、訪れるそう。

さすが、ひとり1つは食べられそうもないので、1つのお丼をみんなで分けていただくことに。

お丼には、鶏肉がゴロゴロ。そしてそれをふんわりと卵が包み込んでいる親子丼です。

「ホントにいいお店ねぇー。京都らしさも満点よ。お料理も美味しかったし。ミモロちゃん、素敵なお店に連れて来てくれて、ありがとう…。さすが京都暮らしをしてることだけあるわねぇ。それに1年、京都にいるから、どことなく、しっとりとした感じになったわねぇ…」と、お友達に言われ、「いえ、そんなぁーホホホ」と言いながらも、うれしそうなミモロです。(あんまり変わってないと思うけど…)

「水炊きで体も温まったから、さぁ夜桜見物に出かけましょう!」と、お友達。東京からやってきたお友達は、みんなすごくアクティブで、次々に京都を見て回ります。

「こんなに楽しい旅ができて、ダンナに申し訳ないみたいねー。でもたまには、こういう旅をしなくちゃ!」「そう、リフレッシュよねー」「奥さんが幸せだと、ダンナも幸せ…」「そうそう…」「でも、あまり、すごく楽しかったって、しゃべれないかも…お前ばかりいいなぁーっていうでしょ」「まぁね…でも、ホントに楽しいわねー(笑)」「夫婦旅も、それはそれで楽しいけど、やっぱり女子旅の楽しさは別よね」「そうそう…」「また、来年も来ちゃおうかしら…」「そうね、いいかも…次は何食べる?」女子の楽しいおしゃべりは、尽きません。

*「西陣 鳥岩楼」の詳しい情報は、ホームページで、どうぞ!
ちなみに水炊きひとり6000円。親子丼800円です。


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嵐山を借景に、広大な景色を望む「天龍寺」。枝垂れ桜や花々で春爛漫の美しさを湛えるお庭。

2012-04-19 | 自然
大覚寺では、舟に乗り、大沢池の桜を眺めたミモロは、次に、向かったのは、嵐山にある天龍寺です。

天龍寺は、臨済宗天龍寺派の大本山。正式名称は、「霊亀山天龍資聖禅寺」と言います。

玄関を入ると正面に、そして方丈にも、禅を象徴する達磨大師の絵が、訪れる人をジッと見つめます。
この絵は、天龍寺の前官長である平田精耕老師の筆によるもの。厳しい眼差しの中にも、温かさを感じさせるお顔です。
「この絵の前で、坐禅すると心が落ち着くかなぁ…」方丈のお座敷で、ミモロは、しばし座ってみることに。
でも、ミモロは、やはりじっとしていられません。だって、お庭には、今を盛りに桜の花が、それは艶やかに咲いているから…。「今日は、桜が気になるので、坐禅はまた今度…」そういうと、トコトコと奥へと進みます。

「ワースゴイ!大きな枝垂れ桜があるー」とミモロが身を乗り出して眺めるのは、多宝殿前の桜です。

約3万坪といわれる広大な敷地の中でも、特に桜が見事な場所。ミモロは、しばし座って桜を鑑賞。


そもそも「天龍寺」がある場所は、かつて後嵯峨上皇の仙洞御所である亀山殿があったところ。ここで幼少期を過ごしたのが、後に、天皇の政治的パワー復活を目指した後醍醐天皇です。

政権奪還をねらい鎌倉幕府倒幕を目論んだ「正中の変」(1324)と「元弘の変」(1331)。計画の露見で、ついに天皇は、隠岐へと流されます。後醍醐天皇が隠岐を脱出した1333年。鎌倉幕府は滅亡。京都に戻り、時の光厳天皇を廃位させ、院政もしかず、摂政・関白も置かない天皇中心の政治の実現を目指した「建武の新政(中興)」を行います。

その政治に、反発した足利尊氏は、1336年、京都で、別に光明天皇を擁立。後醍醐天皇は、吉野へと遷幸。
ここから約60年におよぶ不安定で複雑な南北朝時代が始まることに。

1339年、後醍醐天皇は、吉野でご逝去、享年52歳。
その年、その菩提を弔うために、足利尊氏が、夢窓国師を開山に創建したのが、この「天龍寺」です。


「ウー長い説明だし、ホント、南北朝時代って複雑すぎてよくわかんない…」とミモロ。

確かに、すごく複雑な時代ですね。勝者が敗者の御霊を弔うって、よく見られるもの。これってとても日本的かも…。

さて、話を桜へと戻しましょう。建物の拝観とは別に、お庭の参拝料を納めて、庭園へ。

庭は、夢窓国師が作庭したという、曹源池を中心にした回遊式庭園です。嵐山など周囲の山々を望む借景庭園でもあり、日本最初の史跡、特別名勝指定を受けた見事なお庭です。


山をめぐる散策路からの眺めは、桜を眼下に望む雄大な景色。
「わーすごくキレイ…」

散策路には、今、薄い紫色のツツジが、点在し、緑の苔のアクセントになっています。


「あ、この梅、不思議!」とミモロが足を止めたのは、紅梅と白梅が1本の梅から咲いている「源平咲き」の梅。ここでは、赤と白がはっきりと。なかなか見事な梅です。

春の陽射しを浴びながら、トコトコと歩くミモロ。
仄かな花の香りが、風に運ばれ、ミモロの鼻をくすぐります。
クシュン…「あれ?花粉症かなぁ?」。花の香りに刺激されたからじゃない?なんとも風情のないミモロです。

「また坐禅しに来ようね…」と、昨年夏の蓮の咲くころ、坐禅会に参加したことがありました。
「ここでの坐禅って、気持ちいいんだよねぇ」と。

毎月第2日曜日に、9:00から始まる無料の坐禅会。初心者でも参加可能。ぜひ京都五山の坐禅を体験してみてはいかがでしょう。

*「天龍寺」の詳しい情報は、ホームページから、どうぞ。



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大沢池で舟遊び。船から眺める大覚寺や池の周りの桜の美しさ。京都ってステキ!

2012-04-18 | 京都
京都の町中の桜は、すでに盛りを過ぎていますが、この春、ミモロは、京都に住んでから、初めての桜の見ごろの時期を迎え、たくさんの桜を見て回りました。そんな桜のリポートです。

4月の中旬。ミモロは、お友達と一緒に、大覚寺へと向かいました。

真言宗大覚寺派の総本山である「大覚寺」は、嵯峨天皇の離宮をその前身にする皇室と縁の深い格式ある寺院です。寺院の東側に広がる大沢池は、中国の洞庭湖を模して造られた池で、日本最古の池泉舟遊式庭園と言われています。平安時代、宮中の公家や公達が、満月を愛で、舟を浮かべ遊んだ池です。

大沢池は、周囲約1キロメーター。春ともなれば、艶やかな桜が、池を縁取り、華やぎもいっそう。桜の時期、大覚寺では、舟を仕立て、そこでお茶がいただける舟席が設けられます。



広々とした大沢池。水面を渡る春風も心地よく、まさにこの日は、絶好のお花見日和。
ミモロたち一行も、さっそく舟に乗ることに。まずは、大覚寺で、舟席のチケットを購入し、乗り場へと急ぎます。

「わーこのお舟に乗るんだねー」龍を象った姿の舟が、ゆっくりと船着き場へと入ってきます。
 ちなみに、この舟は「龍頭鷁首舟」(りゅうとうげきしゅせん)といい、舟頭の部分が、龍と鷁(鳳凰のような鳥)の形になっているものと、2隻あります。ミモロがのったのは、龍の方でした。

船頭さんが、舟を桟橋に横付けして、いよいよミモロも、舟に乗り込むことに。

舟には、1回に20人ほどが乗船できます。「岡崎の疎水で乗った『十石舟』は、外に向かって座ったけど、ここでは、内側に向いて正座するんだー」。舟には、一面に緋毛氈が敷かれ、赤い袴をつけた女性たちが、お客様を迎え、観光船とは違う、雅な雰囲気。
「さすが昔、宮中の貴族の人たちが遊んだ趣を漂わせているねぇー」とミモロもちょっとすまし顔に。

でも、じっとしていられないミモロは、舟の外の景色が気になるよう。「もうすぐ出発…」ワクワクするミモロです。
舟は、静かに岸を離れ、鏡のように周囲の景色を映す池をゆっくりと進んでゆきます。
「桜が、本当にキレイ…なんともいい景色…」と、目の前に現れる景色に見惚れます。
朱塗りの「心経宝塔」も、池越しに眺めると、近くで見るより、なんとも風情漂う姿です。


舟が動き出して、しばらくすると、赤い袴姿の方が、和菓子と抹茶を乗客の前に運びます。

「そうだ、これはお茶席だったんだー」そう普通の観光船とは違い、舟の中で、お抹茶と和菓子をいただきます。ミモロも、ペコリと頭を下げて、「頂戴致します」というと、和菓子をパクリ。次いで抹茶をグーっと飲み干しました。
桜を眺めながら、ゆったりと和菓子とお茶をいただく、趣向のはず…。でも、和菓子を前に、のんびりと桜を眺めるゆとりはミモロにはなかったよう。まずは食べることに専念したミモロでした。

「フー美味しかった!やっと落ち着いたーさぁ、桜を眺めよう…」


約20分ほどの舟遊び。気づくと、舟は、もう船着き場の近くに。
「あれ?もうお仕舞?もう一回お茶をお代わりしたいくらい…もっと乗っていたいなぁー」
そう思いながら、舟から降りるミモロです。


春の陽光が、温かに降り注ぐ中、乗船した、大沢池の舟席は、ステキな思い出になりました。


*「大覚寺」の詳しい情報は、ホームページから。

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見納めの「平安神宮」の紅しだれ。散り桜に、春の名残りをいとおしむミモロです。

2012-04-17 | 京都

「早く行かなくちゃ、平安神宮の枝垂れ桜、終わっちゃうよー」と、朝からソワソワしているミモロです。
岡崎の疎水沿いのソメイヨシノは、すでに葉桜になりつつあります。

京都の町中での、今春の桜シーズンも終わりを迎えました。
その最後の姿を見ようと、ミモロは、枝垂れ桜が多い神苑がオープンする8:30に、平安神宮に到着。

「うーまだなんとか間に合ったみたい…」とホッとするミモロです。
でも、すでについ先日満開だった「左近の桜」は、茶色の枝になっていました。

「よかったー見といて…さぁ、枝垂れ桜も見とかなくちゃ…」と、トコトコと神苑へと向かいます。

「ウワー、やっぱりすごくキレイー」と、入口脇の大きな桜に感激の声を。

「紅しだれコンサート」の時は、まだ蕾だった桜は、すでに大きく花を開いています。
あまりの美しさに立ち尽くすミモロです。

紅しだれ桜は、蕾の時ほど、色が濃く、7分咲き頃が、最も艶やかな紅色に。花を開くほどに、その色は淡くなってゆきます。今は、淡いピンク色。夕方になると、赤みを帯びた西日があたり、花の色は、朝よりも濃く感じられるよう。


池の周りの桜も、以前より淡い感じ。ミモロは、泰平閣の上から、お庭を眺めます。

「なんかよく見えない…」そこで、ミモロは欄干にしがみついて、眺めることに。

空の青さを映した池に、桜のピンク色が映り込んで、その美しさは、2倍に。

「あーこの景色とも、しばらくお別れだねー…」と春の景色を目に焼き付けるミモロです。


帰り際に、ミモロは、花びらの吹き溜まりを見つけます。
「なんかピンクの絨毯の上に寝てるみたい…わー桜の天井…」と、青空を背景に桜が降り注ぐようにミモロの上に。「いい気持ち、まるで別世界…フー」と、ミモロだけが楽しめる世界です。

あ、起きて!ミモロ!庭掃除が始まって、そこにいると花びらと一緒にお掃除されちゃうわよ!


「ワー大変…」と慌てて起き上がるミモロでした。

*京都では、町中や伏見など南の桜は、見ごろを過ぎましたが、まだ大原や貴船、八瀬などでは、桜が見られます。ぜひ、そちらにも足をのばしてはいかがでしょう。



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龍安寺のすぐ近く、衣笠にある「CAFE 山猫軒」。手づくりのスイーツをはじめ、ランチが味わえるカフェ

2012-04-16 | グルメ
「龍安寺」の石庭の枝垂れ桜を堪能したミモロ。広い庭園をお散歩し、「なんかお腹空いちゃった…」とお友達にいうと、「それなら、いいところがあるのよ」と。

龍安寺の入口のほぼ向かい側に、ある「CAFE 山猫軒」です。

「えー山猫軒?」ネコと聞くと急に親近感を覚えるミモロです。

薄いベージュ色の建物の西側に入口があります。「なんか素敵な雰囲気…ランチが食べられるんだぁー」

お店の前のメニューを書いたボードで、しっかりチェックするミモロ。

お店は、道から階段を下って行きます。
どんな感じのお店か、入口で中を覗きます。「すごーくいい感じ…」そういうと、
ミモロは、トコトコと中へ。

この「CAFE山猫軒」は、立命館大学の敷地に隣接しており、そのため、学生さんや先生たちが利用するそう。立命館大学に通った人なら、必ず訪れたことがあるお店です。

お店の名は、誰もが想像する通り、児童文学者の宮沢賢治の「注文の多い料理店」に登場するお店の名に由来するそう。店内にも宮沢賢治の童話集などが置かれ、自由に読むことができます。

さて、「山猫軒」が登場する「注文の多い料理店」は、短編集として1924年に自費出版されたもの。発売したものの、あまり売れなかったという話も。賢治の生前に出版された唯一の短編集です。その後、「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」などとともに、賢治を代表する童話として、多くの人に読まれることに。


立命館大学の敷地に隣接するお店は、明るい陽光があふれた気持ち良いスペース。
ガラス越しの陽射しが、窓際の席に注ぎます。
「あれ?なんか人影が通過したみたい…」敷地が大学に隣接しているため、窓の外は、小道になっているようで、ときどき学生さんが通過していました。

「なに食べようかな?」
ミモロは、メニューをチェック。このお店のランチタイムには、パスタやサンドウィッチなどいろいろ。
「うー何にしようかなぁー」といつものように悩むミモロです。

この日のパスタは、海老と菜の花を使ったもの。ミモロは、さっそくそれを注文することに。
「美味しそう…サラダと飲み物がセットされてるんだぁー」

お友達の膝に座って、パスタをいただくミモロです。

コーヒーは、窓際の席でのんびりと。

しばらくして、ミモロは、店内をトコトコ見て回ります。
「何を作ってるのかなぁー」とキッチンを覗きます。

ガラスケースの中には、大きなシフォンケーキが。
「わーこれも食べたかったなぁーでも、もうお腹いっぱいだしー」。評判のシフォンケーキを前に、ちょっと残念そう。

そんなミモロの様子を見て「また食べにきてくださいね」とやさしい笑顔のスタッフの方。

「絶対、また来なくっちゃ…」とシフォンケーキに後ろ髪をひかれつつ、お店を後にしたミモロです。


*「CAFE 山猫軒」京都市北区等持院北町39-6 電話』075-462-6004 営業時間:10:00~19:00 第2・4木曜休み。市バス立命館前下車徒歩5分。龍安寺の入口のすぐそば。ランチは1000円~。ワッフル、ケーキなど手づくりのスイーツの種類も豊富。


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