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伏見稲荷大社の祝祭へと訪れたミモロ。参拝の後、そのまま桃山方向に行くのかと思いきや、
実は、ちょっと立ち寄ったお店があります。
「やっぱり桃山に行く前に、腹ごしらえをしなくちゃ、エネルギーが出ない」と駅に向かう道すがら、ミモロは、食事の場所を探します。
「前に来たときは、キツネうどんを食べたから、今日は別のものを・・・」と、トコトコ歩いていると、ミモロの鼻をいい匂いがくすぐります。

「わー美味しそうな匂い・・・クンクン」。ミモロは、その匂いに引き付けられるように、お店へ向かいます。お店の前では、大きな鰻が、次々に焼かれています。

いい匂いがするもとは、「祢ざめ家」というも古い構えのお店。

豊臣秀吉も、伏見稲荷大社の参拝に訪れた時、食べたといわれる創業450年の老舗です。このお店の名も、秀吉が付けたとか。
そして、もうひとつの名物が、鰻丼です。
代々受け継がれてた秘伝のタレに、たっぷり浸した鰻は、食欲をそそる、たまらぬいい匂い。

腹びらきで、丁寧にさばかれた鰻は、1匹そのまま串刺しに。関東では、背開きで、10~15センチほどに切られ、一度むされた鰻を焼くのが一般的。でも関西は、腹開きで、長いまま、生の鰻を素焼します。

鰻は、浜名湖産。身のたっぷりした大振りの鰻。手際よく焼かれる鰻を、ミモロは、じっと見つめます。
「この鰻が食べたい・・」と、ミモロは、お店に入ると、さっそく店自慢の鰻丼を注文。

ちょっと待つと、ミモロの前に、丼いっぱいに鰻が並べられた鰻丼が登場です。
「ワーホントに美味しそう・・・いい匂い・・つやつやした照りもたまらないねぇ」
じっと鰻丼を見つめ、今にもよだれが出そうなミモロです。
脂がのった鰻は、口の中でとろけるよう。福々しい身は、食べごたえも十分。
タレのしみた御飯といっしょに、鰻を口に。
「とろけるような鰻だね。身の柔らかさも、タレの味もたまらない・・」
もちろんミモロは、ペロリに平らげました。
ミモロが注文したのは、「うなぎ上セット」で、鰻丼のほか、きも吸いがついて1600円。
「このうなぎの美味しさで、1600円はリーズナブル」と大満足のミモロです。
ここでは、鰻丼のほか、キツネそば、ニシンそば、いなり寿司、さば寿司なども、味わえます。
いなり寿司やさば寿司は、おみやげに包んでもらえます。
「今度は、すずめ焼きも食べてみたいなぁ・・・秀吉公も食べたんでしょ。お友達とまた来ようっと」
京都には、鰻丼のお店もいろいろ。関東風の蒸した鰻を焼く店やここのように関西風の素焼きの店の両方が楽しめます。ぜひ、京都の旅で、味わってほしい味です。
*「祢ざめ家」京都市伏見区深草稲荷御前町82 電話075-641-0802 営業時間:9:00~18:00 不定休 JR稲荷駅のすぐそば、伏見稲荷から参道を下り、本町通りとの角にあります。(鰻のいい匂いがするので、すぐわかるはず)
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