「まだ紅葉が楽しめるんだ~」と、兵庫県御影の「白鶴美術館」のお庭を散策するミモロ。
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寛保3年(1743)創業の「白鶴酒造」の七代目当主嘉納治兵衛氏が、昭和9年に開館した私立美術館「白鶴美術館」。
立派な建物と所蔵する美術品を鑑賞した後、お庭を拝見します。
本館の周囲には、寛げるテラスのような回廊が続きます。
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そこをグルリと回って裏庭を拝見。
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よく手入れされた景色がそこに…。
「わ~神戸の方が、やっぱり京都より暖かいのかな?紅葉がまだ楽しめるもの…」
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再び正面に戻り、中庭へ。
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そこから庭に降りてみます。
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池もある回遊式庭園のように、庭には散策路が…
大きな石…そして大きな鯉も…。
「こんなにりっぱな美術館だって思わなかった…」と何も知らずに訪れたミモロは感激のし通し。
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青銅葺の屋根…城郭風の本館は、美術品の展示、保管のために、耐震耐火構造の堅牢なコンクリート造りです。
この美術館でミモロが感激したのは、建物や展示品、お庭のほかに、そこのスタッフの方々の丁寧な対応です。
「みんな白鶴酒造の社員さんなんだね~」
さて、同じ入館券で行けるのが、向かい側にある「別館」です。
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平成7年に開館60周年記念事業で開館。ここには、十代当主嘉納秀郎氏が蒐集した19~20世紀初期の中東の絨毯が展示されています。
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モダンな建物は、絨毯の劣化を防ぐための温度湿度および光の管理が施された設計。
優れた技により生み出された絨毯…「こちらも見事だね~」
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「え~と、ここまで来たら、「白鶴酒造」の資料館にも行こうよ~ここから歩いて行けば、なんとか閉館まで間に合うから…」とミモロ。ここからは坂道を下り、JR、阪急、阪神の線路を超して、さらに南へ。
「この辺りの雰囲気いいね~」そう、御影は高級住宅地として知られた場所。
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ミモロが歩く道は、住吉川に並行する「有馬道」と言われ、昔、有馬温泉に向かう主要道路だったそう。
途中には、「なんでここに水車があるの?」
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この水車は「灘目の水車」と言われ、江戸時代から、住吉川流域には、多数の水車小屋が建ち並び、油絞り、製粉、酒づくりのためお精米などが行われていたのです。この水車は、当時の様子を復元したもので「山田太郎車・次郎車」との愛称で親しまれているそう。
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トコトコとさらに住宅地を進み、商店街を抜けて、ひたすら南へと向かいます。
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国道43号線を越えれば、目的地「白鶴酒造」の建物が見えてきます。
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「あともう少しだ~」
山の上の「白鶴美術館」から、ここまで約2.8キロ、徒歩30分ほど。
さぁ、閉館時間も迫っています。急いで「白鶴酒造資料館」に入りましょう。
*「白鶴美術館」の詳しい情報はホームページで
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