五月晴れの5月5日…京都各所では、神輿が氏子町をめぐる「神輿渡御」が、コロナ前のように復活しました。
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「わ~い、お神輿、やっぱりいいよね~」と、立派な神輿の前でうれしそうなミモロ。
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いろいろな神社で行われた祭り…ミモロは、午後14時頃、一乗寺にある「八大神社」の氏子祭を見物に自転車で白川通と曼殊院道の交差点にやってきました。
さて「八大神社」は、洛北一乗寺エリアの産土神で、永仁2年(1294)に八大天王が勧請されたことからと伝えられます。
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ご祭神は、素戔嗚尊、稲田姫命、八王子命で、「祇園社」の信仰とも通じているとか…。
比叡山の麓、都の北東、北鬼門に位置することから、皇居守護神十二社の一つとも言われています。
この辺りは、農業の盛んな地域であることから、農耕の神として、地域の崇敬を集めているのです。
「八大神社」の名を有名にしたのは、剣豪、宮本武蔵の吉岡一門との決闘。慶長9年(1604)に神社の境内地だった「一乗寺下がり松」が、その決闘の場となり、決闘前に武蔵が参拝した神社です。
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「ここで決闘したの?」と、今は、石碑がある場所を見たミモロ。
その当時は、この辺りには、住宅はなく、広々とした野原だったのです。
戦いに勝利した武蔵…以来「八大神社」は、勝運の御利益から、多くの人の崇敬を集めています。
自転車で白川通に到着したミモロ。「あ、剣鉾だ~」
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神輿の前を進み、町を清める役割を担う剣鉾。
五月の爽やかな空に向かい金色に輝く剣鉾が、高く差し上げられます。
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続いて、子供神輿がやってきました。
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愛らしい稚児行列が、コロナ以前のように復活。
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子供にとって、3年間は、とても長かったと思われます。
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地域の祭りを通じ、さまざまな体験の機会が失われていたのですから…
神社の参道でもある曼殊院通に移動したとき、神輿が近づいてきました。
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「わ~差し上げ…」
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大きな神輿は、担ぎ手によって、高く揚げられ、大きく揺らされ、パワーをチャージしてゆきます。
「やっぱり、京都の神輿って、どこも立派だよね~」と思うミモロ。
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錺金具が神輿を覆う金色の姿は、関東の神輿とは異なるもの。
「たぶん、京都って、一番、全国でたくさん神輿があるんじゃないかな?」とミモロ。神社の数の多さと共に、火災や戦いで焼失しても、復興・修復がされるケースの多さも、そう思わせる要因です。
「わ~すごい、2基の神輿が交差点でいっしょになった~」
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「八大神社」の氏子祭は、現在、上一乗寺、下一乗寺、一乗寺住宅自治会の3つの地域で、同時期に行われ、子供神輿を含め全体で8基の神輿が担がれます。
交差点の真ん中で、上一乗寺と下一乗寺の神輿が、それぞれ勢いよく差し上げられました。
「いいもの見られてよかったね~」と感激するミモロ。祭りの時期、京都の道路は、神輿が最優先。車は、神輿が過ぎるまで、じっと待たなくてはなりません。
久しぶりに近くで神輿を拝見したミモロ。
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「やっぱり、祭りっていいね~」と…。
次々、氏子町の渡御を終えた神輿は、神社に戻り、祭りが納められます。
*「八大神社」の詳しい情報はホームページで
「なんかお腹空いちゃった~」と言い出したミモロ。参道の途中にある和菓子店をチェックしていたよう。
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昔ながらの味を受け継ぐ「でっち羊羹」などで有名な和菓子店「一乗寺 中谷」です。
店内に入ると、「やっぱり今日は柏餅かな?」と…
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「あの~ひとつ下さい~!」と、お小遣いから好きなお菓子を1個だけ求めました。
家に戻ると、着替えもせずに、しっかり抹茶を点てて…「お菓子頂戴しま~す」と。
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あれ?柏餅じゃない…「うん、花見ダンゴにしちゃった!」
5月は、まだまだ祭りが続きます。「忙しいね~」と言いながら、うれしそうなミモロです。
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