ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

モネの睡蓮の絵と本物の睡蓮の両方が見られる6月。アサヒビール大山崎山荘美術館へ

2011-06-14 | 旅行
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「この時期は、素適なものが楽しめるのよ。一緒に出かけましょ!」と、
6月のある日、ミモロは、伏見に住むお友達に誘われてJR山崎駅で待ち合わせ。


「どこに行くの?」ミモロは、駅で会ったお友達の後に続いて歩きます。


フーフーフー、山に向う坂道を登りながら、息も弾むミモロです。

到着したのは、山の上にある山荘のような大きな建物。
「りっぱなお家だね。誰かの別荘?」


そうここは、ニッカウイスキーの設立にも参加した関西の実業家、加賀正太郎氏が、
大正初期から昭和の初期にかけて建設した山荘です。
若き日に、ヨーロッパ諸国に遊学した彼は、帰国後、かつてイギリスで目にしたチューダー様式の建物を基に、
自らこの山荘を設計。彼の嗜好が集結した、まさに加賀氏の珠玉の作品と言えるのではないでしょうか。


その後、彼の手を離れた山荘は、荒廃。平成になり、周囲の住民や京都府から修復、保存の要望が高まり、
アサヒビール株式会社により、絵画を展示する新館を併設し、
「アサヒビール大山崎山荘美術館」として1996年に開館しました。

現在、加賀氏の山荘を修復した本館には、アサヒビール初代社長の山本為三郎氏の収集品である、民芸運動に参画した
濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチなどの工芸家の作品をはじめ、中国、李朝、西欧の陶磁器などが、展示されています。




「ここは、美術館なんだね」アート好き?のミモロは、嬉しそうに中に。

*内部の撮影は禁止なので、詳しくは、アサヒビール大山崎山荘美術館のホームページで。



本館で、展示物を鑑賞したミモロは、池に面したテラスに。


ちょうど、今は、睡蓮の花が、梅雨空を水面に映した池を、可憐に彩っていました。



「クロード・モネの睡蓮の絵を思い出すね」
池を眺めながら、ミモロは、ポツリ。

「じゃ、モネの睡蓮を見に行きましょ!」とお友達は、ミモロを新館へと誘います。


新館は、建築家、安藤忠雄の設計で、環境と山荘との調和を考慮し、地下に作られ、地上からは、ちょっとしか見えません。


*内部は、ホームページで。


「すごい、本物の睡蓮とモネの絵が一緒に楽しめるんだ。この季節だけのお楽しみだね」
ミモロは、思いがけない美の鑑賞に、感激です。

お庭には、四季折々に花が咲き、山荘を眺めながらの散策は、なんともリッチな気分です。


「痩せっぽちのウサギさんだね」庭のオブジェを見て一言。


展示物、モネの絵画、お庭の鑑賞で、ちょっとミモロは疲れ気味。
「お茶がしたい!」とお友達にせがみます。

向ったのは、2階のテラスにある喫茶室。
「ここのケーキ、美味しいのよ。食べる?」
聞くまでもない質問です。ミモロは、大きく頷きます。

やがて、ミモロの鼻先には、大きなカップケーキが。


この山荘が立つ大山崎は、木津、宇治、桂の3つの川が合流する景色を望む場所。
テラスからも、眼下に広々した景色が広がります。

ケーキを食べ終わったミモロは、やっと景色を眺める心の余裕が生まれたよう。

「なかなかいい眺めだねー」。ちょっと気が付くのが遅いのでは?

旅のポイント:アサヒビール大山崎山荘美術館 京都府乙訓郡大山崎町銭原5の3 電話075-957-3123
開館時間:10時から17時(16時30分までに入館を)休館日:月曜、年末年始、展示替えの休館日あり。
入館料:700円 高・大学生500円、小・中学生無料。交通:JR京都線山崎駅徒歩10分、阪急京都線大山崎駅より15分。
駐車場は、駅そばの町営駐車場を利用。



山崎は、京都府と大阪府の府境にあります。「ここから先は大阪なんだよ」。
府境を行ったり来たりして、はしゃぐミモロでした。


*みなさまからのコメントをお待ちしています。よろしく!ミモロ













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2 コメント

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睡蓮の次は何かな? (mimoro)
2011-06-17 16:15:46
こんなに睡蓮の花をじっくり見たのは、初めてかも。東京では、あんまり見る機会がなかったもの。京都は、コンパクトシティなので、美術館など見どころが集まっていて、見て回るのに便利。これ絶対、京都の魅力・・・・。ぜひ京都に来れますように・・・・。
返信する
睡蓮(^-^) (ハーブティー)
2011-06-16 07:41:20
わぁー睡蓮が綺麗ですね。私も、のんびり美術館巡りしたいです。あぁ、京都行きたいです。
返信する

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