![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/m07/br_banner_kingyo.gif)
ブログを見たらクリックしてね
「この時期は、素適なものが楽しめるのよ。一緒に出かけましょ!」と、
6月のある日、ミモロは、伏見に住むお友達に誘われてJR山崎駅で待ち合わせ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8a/927ee8add77a98e61599ce9d992e11dc.jpg)
「どこに行くの?」ミモロは、駅で会ったお友達の後に続いて歩きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/d1/0098f853380d72e43c2b7ec0deaf0451.jpg)
フーフーフー、山に向う坂道を登りながら、息も弾むミモロです。
到着したのは、山の上にある山荘のような大きな建物。
「りっぱなお家だね。誰かの別荘?」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/63/39245390050a19b155fa44491a0ac5e2.jpg)
そうここは、ニッカウイスキーの設立にも参加した関西の実業家、加賀正太郎氏が、
大正初期から昭和の初期にかけて建設した山荘です。
若き日に、ヨーロッパ諸国に遊学した彼は、帰国後、かつてイギリスで目にしたチューダー様式の建物を基に、
自らこの山荘を設計。彼の嗜好が集結した、まさに加賀氏の珠玉の作品と言えるのではないでしょうか。
その後、彼の手を離れた山荘は、荒廃。平成になり、周囲の住民や京都府から修復、保存の要望が高まり、
アサヒビール株式会社により、絵画を展示する新館を併設し、
「アサヒビール大山崎山荘美術館」として1996年に開館しました。
現在、加賀氏の山荘を修復した本館には、アサヒビール初代社長の山本為三郎氏の収集品である、民芸運動に参画した
濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチなどの工芸家の作品をはじめ、中国、李朝、西欧の陶磁器などが、展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/8a/140cb5daf44554521726c3a1ae7fe5a3.jpg)
「ここは、美術館なんだね」アート好き?のミモロは、嬉しそうに中に。
*内部の撮影は禁止なので、詳しくは、アサヒビール大山崎山荘美術館のホームページで。
本館で、展示物を鑑賞したミモロは、池に面したテラスに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d6/c0c37a6b1786ddf6267bf3866a37a0f3.jpg)
ちょうど、今は、睡蓮の花が、梅雨空を水面に映した池を、可憐に彩っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/8d/efeadf0cc6c42f3ab5da09b72ba85042.jpg)
「クロード・モネの睡蓮の絵を思い出すね」
池を眺めながら、ミモロは、ポツリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/c9/53d90a75532d50406b1735e7645f1125.jpg)
「じゃ、モネの睡蓮を見に行きましょ!」とお友達は、ミモロを新館へと誘います。
新館は、建築家、安藤忠雄の設計で、環境と山荘との調和を考慮し、地下に作られ、地上からは、ちょっとしか見えません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/01/16229f7cbce6461d97b5545b05bd0ac6.jpg)
*内部は、ホームページで。
「すごい、本物の睡蓮とモネの絵が一緒に楽しめるんだ。この季節だけのお楽しみだね」
ミモロは、思いがけない美の鑑賞に、感激です。
お庭には、四季折々に花が咲き、山荘を眺めながらの散策は、なんともリッチな気分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ad/9631e0af6a7f07851464212bb92cf663.jpg)
「痩せっぽちのウサギさんだね」庭のオブジェを見て一言。
展示物、モネの絵画、お庭の鑑賞で、ちょっとミモロは疲れ気味。
「お茶がしたい!」とお友達にせがみます。
向ったのは、2階のテラスにある喫茶室。
「ここのケーキ、美味しいのよ。食べる?」
聞くまでもない質問です。ミモロは、大きく頷きます。
やがて、ミモロの鼻先には、大きなカップケーキが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d5/e82c750e6a2190cca2d0b768237634ca.jpg)
この山荘が立つ大山崎は、木津、宇治、桂の3つの川が合流する景色を望む場所。
テラスからも、眼下に広々した景色が広がります。
ケーキを食べ終わったミモロは、やっと景色を眺める心の余裕が生まれたよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/00/b8a6eff6cc08f5d0eb95d1e7cee25e25.jpg)
「なかなかいい眺めだねー」。ちょっと気が付くのが遅いのでは?
旅のポイント:アサヒビール大山崎山荘美術館 京都府乙訓郡大山崎町銭原5の3 電話075-957-3123
開館時間:10時から17時(16時30分までに入館を)休館日:月曜、年末年始、展示替えの休館日あり。
入館料:700円 高・大学生500円、小・中学生無料。交通:JR京都線山崎駅徒歩10分、阪急京都線大山崎駅より15分。
駐車場は、駅そばの町営駐車場を利用。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/68/d34a5a3ec0c1d905c56b62ebd8bf406a.jpg)
山崎は、京都府と大阪府の府境にあります。「ここから先は大阪なんだよ」。
府境を行ったり来たりして、はしゃぐミモロでした。
*みなさまからのコメントをお待ちしています。よろしく!ミモロ