京都の北区、等持院の東側に位置する「眞如寺」。
日ごろは、非公開のお寺です。でも秋のある日、ミモロは、そこにあるお茶室でのお茶会に出かけました。
「ここから入っていいのかな?」と木戸を押して中へ。
「わ~紅葉の道だ~」
「キレイ~」
色づいた楓が、ミモロを迎えてくれました。
参道を歩き、茶室のある建物へと門をくぐります。
さて、ここ「眞如寺」は、弘安9年(1286)に、臨済宗の京都尼五山のひとつ「景愛寺」の住職、無外如大尼が、師である無学祖元の遺髪などを祀る庵を建てたのに始まります。
その後、夢窓疎石が足利家の支援をうけ、寺院として整備。足利尊氏、足利義詮と2代に渡り、足利家の葬儀を行ったと伝えられる寺院です。
応仁の乱で焼失。一時は廃寺状態に。その後、復興され、明暦2年(1656)に、後水尾天皇によって本格的に再建。尼門跡の宝鏡寺の歴代住職の墓所があるお寺です。
現在は、臨済宗相国寺の山外塔頭の一つです。
「金閣寺や銀閣寺と一緒だね~。両方とも相国寺の塔頭だもんね~」とミモロ。
ちなみに「等持院」の東庭は、かつて「眞如寺」の庭園だったそう。かつてのこのお寺の規模が伺えます。
建物には、菊と桐の紋があり、寺格の高さを伺わせます。
門をくぐり、振り返ると、そこには秋の絵のような景色。
「え~とお茶室こっちかな~」と境内を歩きます。
「こんにちは~」とミモロは、中に声を…。実はこの日、寝坊したミモロ、「わ~お茶席12時からだ~。どうしよう遅れちゃう…」と、予定していた和服を着る時間もなく、慌てて駆けつけたのでした。
到着したときは、12時ギリギリ。ご挨拶もそこそこに、「まずは、ここでお菓子をどうぞ~」と言われ、
お座敷でお菓子を頂戴します。
ミモロらしい懐紙にお菓子をいただき、まずひと息。お菓子は、「月の光」という銘で「老松」さんにお願いしたものだそう。
さて、ミモロがお菓子を食べ終わるのを待って、ほかのお客様とご一緒にお茶室へ。
絵画のような景色もそこに
いよいよお点前が始まります。
裏千家のお点前で
「ミモロちゃんもお点前しますか~」あまりに熱心に見つめるミモロに。「え~見るだけにします」と、そばで
「では、お茶を頂戴いたします」と自分の席に戻り、お茶をいただきます。
「いい香り~」
そして茶器などのお道具を拝見。
茶杓は、お茶室を改造した折の木材で作られたものだそう。
「本日はようこそ~」
お茶席のご主人がミモロをかわいがってくださいました。感謝
「なんか似てる感じ~」と、ミモロは、とても親しみを覚えたよう。
お茶をいただき、再び紅葉の境内を散策。
「いいね~こういう時間・・・」
*「眞如寺」京都市北区等持院北町61 075-461-1973 通常非公開。事前予約で拝観も可能です。
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます