雪もちらつく寒い京都…観光客の数もめっきり少なくなっています。でも京都に住むミモロは、「この時期結構好きなんだ~」と。そう、静かな京都…観光名所もこの時期は、ゆっくり見学ができるのです。
さて、そんな冬の京都は、展覧会や特別公開などが楽しみな時期でもあります。

ミモロがまず向かったのは、東山の「京都国立近代美術館」で1月20日~3月4日まで行われる「ゴッホ展~巡りゆく日本の夢~」です。
浮世絵など日本の芸術に大きな影響を受けたといわれる画家フィンセント・ファン・ゴッホの作品を、影響を与えたと思われる浮世絵などと共に展示しています。
日本に憧れを抱いたゴッホ。「ゴーガンがタヒチまで来たんだから、一緒に来て、北上して日本に来たらよかったのにね~」と思うミモロです。
日本の浮世絵が、いかに素晴らしい構図や表現方法を有していたかを、改めて感じる展覧会でした。

また、今年は、明治維新150年記念と大河ドラマの「西郷どん」によって、明治維新に注目が集まっています。
「第52回京の冬の旅」も「明治維新150年記念」「西郷隆盛」がテーマ。縁の寺院などの特別公開が行われます。
そのひとつが、「泉涌寺 舎利殿」の公開で、冬の旅としては、初公開。

真言宗泉涌寺派の総本山で、皇室の菩提所である「泉涌寺」は、「御寺」と呼ばれ、毎年、皇室の方が参拝なさるお寺です。

「ここすごく広いんだよね~」山門からつづく参道の広さからもこの寺院の格の高さが伺えます。
実は、ミモロが訪れたとき、「京都仏教会」主催の「皇室と泉涌寺」という文化講座が行われていました。

泉涌寺の長老 上村貞郎さんと宗教学者の山折哲雄さんの講演と対談が行われ、その後、僧侶の方に案内され、特別拝観が…。
ミモロたちは、特別公開の舎利殿や妙王殿などを拝観。

冷たい雨が降る中ながら、その景色に浸りました。

「大きな手水鉢~」「これもなかなか凝った造り...」


「この踏み石 きっと柱を立てた土台だったんだね~」

お庭でも細かい部分が気になるミモロ。
お庭全体も眺めましょう。

「もう行くの?」

境内の歴史的建造物を次々に拝見。狩野派の天井画などにも感激します。
皇女和宮さまゆかりの持仏なども拝見。「かわいい~」と思うミモロでした。
最後に「楊貴妃観音」さまに参拝。「すごく縁結びにご利益あるんだって~」真剣に祈るミモロです。
さて、りっぱなお庭や建造物の維持には、多額の費用がかかります。

「京都では、清水寺や金閣寺などが有名で、どうも泉涌寺の知名度は今ひとつ。多くの方に参拝していただけたらと思います」と長老のお言葉が思い出されます。
お寺や神社などは、それぞれの時代の人々が求めるものに大きく影響されます。現代で人気なのは、縁結びや金運アップなどのご利益があると言われるところ、またインスタ映えする建造物などがある場所が人気のように思われます。
お守りもご利益ごとに細分化されて、その数は年々増加傾向に。そして御朱印ブームもいまだ健在。
現代の人が求めるのは、手にできるもの。また目に見えるもののよう。そんな気がしてなりません。
「京都の楽しみ方っていろいろあっていいんじゃないの~」と思うミモロ。
寒さ厳しい冬であっても、京都には、いろいろな楽しみが待っています。

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