6月のある日、ミモロは、お友達と一緒に京都左京区最北端の山里、久多に自然観察と山の保全活動に参加したことをお話します。
京都の市街地から、車で1時間。南北縦に長い左京区の一番来たに位置する久多は、自然豊かな山里です。そこにある自性寺谷で、この日も「ビーバーの会」の自然観察と保全活動が行われました。
夏の山は、気軽な服装で入ることは人間にとって危険。というのは、ヤマヒルが多く、刺されないように肌を出さない服装が必須。
そのため、虫よけだけではなく、足や首などに隙間がないような服装を用意します。
ミモロの場合は、その心配がないので、いつもと同じスタイルで山に入ります。あしからず…。
「さぁ、出発しましょう~」ビーバーの会の栗原さんの先導で、山へ入ります。
渓流沿いに続く谷…その両岸には、さまざまな植物が…「前来た時より、どの木の葉っぱも大きくなってる~」
「あれ?なんか鳴いたよ~」とミモロは足を止めて、耳を澄ませます。
かすかに動く低木の葉…その蔭に、ヤマドリの親子の姿…まだ子供のトリを親鳥が呼んでいるようです。
「迷子にならないようにね~」と気に掛けるミモロです。
陽光が透けるように、鮮やかな緑いろの木々…「気持ちいいね~」とミモロは目を細めて、その景色を楽しみます。
「あ、また何か動いた…」小さく、地面に近いミモロは、いろいろなものを見つけるのが得意。
今度は、小さなカエルを見つけました。
山に登ることが目的ではなく、自然を観察することが目的…「ゆっくり歩くといろんな発見があるんだよね~」とミモロ。
可憐な花をつけるコアジサイ。
園芸種として改良されたアジサイと異なり、関東以西の山野に自生する日本固有のアジサイです。
「日本の固有種の植物って、なんか可憐で素敵だよね~」という大人っぽい好みのミモロ。
さて、今回は、夏休みに開催される予定の子供たちも参加する自然観察会のために、コースの整備も…。
以前、滑らないように工夫した丸太橋など、安全に歩ける道を確保します。
「わ、あれ危険かも~」と栗原さん。見上げると高い木に枯れ枝が引っ掛かり、いつ落下してくるかわかりません。
「ああいう枝を落としましょう~」と。そこで参加したお友達といっしょに引っ掛かった枝を落とそうとするのですが、それがなかなか大変。あまりにバランスよく引っ掛かっているので、長い枝で叩いたり、ロープを投げたりといろいろやってみるのですが…格闘すること1時間…なんとか枝を落下させることができました。
「やった~!」とミモロ。「なんか達成感あるよね~」と笑顔の皆さん。
さぁ、ここでひと休み、持ってきたサンドウィッチのランチを頂きます。
「さぁ、次は何するの?」とミモロ。「う~ミモロちゃん、張り切ってるね~」
次は、以前気になっていた植物を保護するためのネットの整備。
自生する植物は、山に住む鹿などの食料で、実は、次々に貴重な植物が絶滅の危機に瀕しているのだそう。
「あ、ここに鹿の糞がある…ということは、ここまで来てるんだ~」とミモロは、地面を見つめて…。
「う~鹿さんも食べるものがないと生きていけないよね~でも、お願い、他の植物にして…」と。鹿にとっては、目の前にある美味しそうな植物を食べただけのこと…だから、そうならないように、貴重になった植物は、ネットで囲みます。
「ここ抑えればいいですか?」とお手伝いするミモロ。
それから3時頃まで、植物観察をしながら、ネームプレートを付け替えたり…作業を行いながら、山道を進みました。
「はい、今日もお疲れ様…またね~」と挨拶して、この日の作業は終了です。
京都は山がすぐ身近にあり、山が多い地域…観光地と言われる市街地は、実は京都府からすると、すごく狭い限られた地域なのです。ミモロも東京では、めったに訪れなかった山…でも、今は毎月のようにどこかに行っているのです。
7月の下旬には、満開を迎える久多の「北山友禅菊」。薄紫の涼やかな花は、山里の畑一面を埋め尽くします。
「その時も来なくちゃね~」とミモロ。また、その様子もリポートします。お楽しみに…
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