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京都御所にほど近い相国寺の承天閣美術館では、5月21日から7月18日、そして7月23日から9月11日まで
日独交流150周年記念として「ハンブルク浮世絵コレクション展」が開催されています。
写楽、歌麿、北斎、国芳など、初公開となる選りすぐりの200点が里帰り。
前期と後期で、展示作品を入れ替え公開。浮世絵ファンには、絶対見逃せない企画展です。
開催する相国寺は、夢窓疎石を開山とし、室町幕府第三代将軍 足利義満によって創建された臨済宗相国寺派の大本山です。
世界文化遺産の金閣寺、銀閣寺もこのお寺が管轄する大きなお寺なのです。
緑茂る広い境内。その奥に、創建600年記念事業のひとつとして、昭和59年、相国寺、金閣寺、銀閣寺などに伝わる美術品の保存、修理、研究、禅文化の普及などを目的に造られた「相国寺承天閣美術館(じょうてんかくびじゅつかん)」があります。
現在、国宝5点、重要文化財143点を含む貴重な文化財が、多数収蔵されています。
なかでも、最近、特に人気なのが、近世京都画壇の奇才、伊藤若冲の作品といえましょう。
ゆったりとした美術館には、庭が美しく鑑賞できるスペースもあり、ミモロも心豊かな時を過ごします。
ミモロが訪れた日は、
「伊藤若冲の木版画 実演と体験」っていうイベントが開催される日!
「行くなら、ぜひこの日に・・・」と、事前にその日をチェックして、楽しみに出かけました。
なかなかしっかり者のミモロです。
10時から整理券が配られ、先着30名が、参加できるイベントで、ミモロは、その10分前に、まだ開館してない美術館に到着しました。雨にもかかわらず、なんとすでに十数名の人が、列を作っています。
「なんとか30名以内には入れたみたい・・・」。無事整理券を手にして、ホッとします。
10時半に、イベントが行なわれる会場に入ったミモロ。そこに準備された版画の摺りのための道具に興味津々です。
こら!いじっちゃダメですよ・・・。「うん、見てるだけ・・・」
版画を摺るための絵具、
版木
バレンなどが、会場の中央に置かれていました。
「えーこれを摺るところが見られるの!すごい!」
伊藤若冲の木版画の完成した作品を前に、すでに興奮気味に。
「さぁ、そろそろ実演を始めます。お席にお付きください」との係りの方の声に、急いで自分の席に戻るミモロ。
「なんかワクワクしちゃうねぇー」
いよいよイベントの始まりです。